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『成熟脳』その2 


書籍『成熟脳』で、日本の政治家とフランスの政治家の教育レベルの違いに愕然とした部分。

フランスの大統領に若きマクロンが当選したとき、私達は、マクロン大統領の奥様が25歳年上だったことに驚き、そして60歳を過ぎても魅力的なブリジッドの存在に勇気をもらいました(笑)。

私は美しい年上教師と有能な生徒との熱い恋を想像していましたが、単にそれだけではなく、ブリジッドさんが演劇教師だったということがマクロンにとってはさらに魅力を感じたポイントらしい。


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                    画像はこちらから拝借


・・・それにしても、フランスのブルジョアジーの洗練された立ち振る舞い(といってもテレビでちょっと見るだけですが)や余裕のある知性はここから来ているのかとあらためて納得。そして日本の政治家の立ち振る舞い、話す内容との差にも愕然。

幼少時から詩と演劇を叩き込まれたマクロン大統領と、言動不明瞭な我が首相との品格の差は歴然です。我が首相は歴代政治家、首相を生んだ家系の出。
日本屈指のセレブリティだというのに・・・。


以下、『成熟脳』から。
「日本のマスコミは年齢のことばかり言うけど、マクロンの奥さんは、高校の演劇の教師だったでしょ?本当は、そこが重要なんです」

曰く、フランスのブルジョア階級では、子どもに最初につける家庭教師は、詩の先生と、演劇の先生だという。ヨーロッパの知識階級は詩の引用を多くするので、詩の知識がないと会話についていけない。イギリスでも、それなりの家庭では、5歳になると詩の勉強を始めるのだそうだ。フランスではそれに演劇の指導者が加わる。その階級にふさわしい立ち振る舞い、装い方などを演劇メソッドとして学ぶのである。ブルジョアの家に生まれなくても、経営者になるときは、演劇の指導者を呼んで、その立場にふさわしい立ち振る舞いを学ぶ。

マクロンの通ったハイスクールはエリート校なので、演劇の先生の地位は高い。単なる部活の顧問じゃないのである。やがてエリートになる青年たちに、エリートとしてふさわしいすべてをディレクションする。いわば、人生のプロデューサーなのである。


かつては日本でも、武家の子ども達は四書五経を学び、庶民の子どもも寺子屋で質の高い教育を受け、論語などを暗誦などさせられていました。無理矢理でも幼い頃から触れた新しい知の世界は子どもたちの脳の可能性を大きく広げ、その後の人間力の素地を作ったはず。

マクロン大統領が受けた教育レベルまでいかずとも、『詩』もしくは俳句や和歌に対する位置づけをもっと高くし、幼い頃からそれらと親しむ環境にしていったら、人生がもっと豊かになりそう。



by hiroshimapop | 2020-07-07 12:07 | おススメBOOKS

『成熟脳 ~ 脳の本番は56歳から始まる~』


脳の本番は56歳から、というのはなんと嬉しいニュースではありませんか。思わず、タイトル買いしてしまいました(笑)。 『成熟脳』

『妻のトリセツ』がベストセラーとなった著者が書いた年代別の脳の話。
この本を読むと、年齢を重ねることが楽しみになりますよ。なんせ、記憶力ではない脳の成熟が50歳すぎるとおこり始め、90代を過ぎると、脳は別の領域に達するらしい。記憶力は28歳をピークに衰えても、その後の様々な人生の荒波を超え人生を歩んできた脳は56歳から円熟を始める。

56歳を過ぎるとその人の脳の「変換器」は変えられなくなる。起こった出来事を「ネガティブ変換」してしまう56歳の人がいたなら、その人はその後ずっとネガティブ思考の人であり続ける確率が高いので、そういう人の前からはスタコラさっさと消えた方がよいらしい(笑)。

そして、嬉しいのは、現役のまま90代に突入すると(つまり、ぼんやり過ごしているのではなく、90歳を過ぎても脳を使った活動を続けていると)、脳の一部が若返るという所見まであるらしい。成熟した脳と初々しい感性を兼ね備えた90代の人たちは、いったいどんなふうに世界を見ているのでしょう。

90代現役の大学の先輩は、こうおっしゃった。「80くらいまでは、この世をカーテンの向こうにみているようなもの。80半ばを過ぎると、カーテンが開くのよ。お楽しみに」


脳の成熟に必要な要素は、長く生きること、たくさん泣くこと、転んでも傷ついて立ち上がること。テレビの前、パソコンの前でずっと過ごしていたら脳は成熟しないのです。


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世代別、性別の脳のエピソードはどれも興味深い内容でした。少し色っぽいエピソードもあるのでパートナーとの思い出づくりにも役立ちそう・・・(笑)。

でも、テンプルのお客様には、おそらくこの部分が興味をひかれるだろうなと、一部、抜き書きします。

著者の息子さんが急にチベットの高地にバイク旅行に行ってしまったというエピソードの後に書かれています。


ヒトの脳は遠く離れた脳とも連携する。
2004年ごろだったと思う、東大の研究グループが興味深い研究成果を発表した。以心伝心が起こるとき、遠隔地の2つの脳が40Hzの整数倍の周波数で連動していることがわかった、というのだ。

それに30年ほど先んじて、東京医科歯科大学の角田忠信先生のもとでは、ヒトの脳が40Hzの整数倍の周波数の情報に、特別な反応をすることがわかっていた。なぜ、40Hzの整数倍の情報にすべての脳が反応するのか、長らく解けない謎だったのだが、遠隔地の脳と連携するためのチャネルだったのである。

つまり、思いは、遠隔地まで届く。

(中略)

だから私は、「静謐な平常心」を息子に届けようと思い、彼が高地にいる間、ときおり瞑想して、瞑想の終わりには彼を思った。あれこれ心配するわけじゃない。不安感を届けても、何らアシストにならないからだ。それどころか「崖から落ちるイメージ」が届けば、彼を崖から落とすかもしれない。必要なのは、静かな集中と広い展望。それを私の脳に起こしておけば、彼を守ってあげられる。

大切に思うひとたちに届くのなら、私の脳は静謐でなければならない。邪悪だったり、イラついてはいられない。何せ、冒険心にあふれる息子を持っているので、かなり切羽つまった平常心確保なのである。

(中略)

そんな話を、クリスチャンの友だちにしたら、「それが、私たちの祈りなのよ」と微笑んだ。「私たちは、ただ祈る。それが大切なひとや、まだ見ぬ同胞をも守ると信じて」


知らない人にでも祈りや思いは届きます。いわんや、親子や恋人、仲のよい友達はなおさら。心配な時には、心配な気持ちでいるより、その人が安全で健やかでいることを思って平安な心でいる。その方がよっぽどその人の安全に寄与します。それが科学的にも検証されていたんですねぇ。

宇宙との交信は、7.8Hz。そして人間同士の心のやりとりは40Hz。
まだまだ色んな特定周波数がありそう。



by hiroshimapop | 2020-07-02 19:20 | おススメBOOKS

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』


最近、ビジネス書なるものを読んでいませんでしたが、ひさびさに読んだ『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』。

プログラマーとしてアメリカのマイクロソフトに勤務し、ビル・ゲイツの間近で仕事をしながら、「ドラッグ&ドロップ」「右クリック」を形にしてきた中島聡さんが伝える「時間の使い方」。限られた時間でいかに最大の成果を生むか、中島さんが実践されてきた仕事術と示唆に溢れた良本でした。


私は本にも登場する「締め切り直前にスパートをかけて、間に合わなくなって締め切り延長を願い出るか投げ出す」タイプ。ですから、仕事が出来る人というのは、こういう意識で仕事、いや、人生に向かっているのかと、いまさらながら感心することしきりでした。

どのような意識で中島さんが仕事をされてこられたのか、その仕事術については本で実際に読んでいただくとして、誰にも関係ある「仕事を請け負うこと」「約束をすること」の部分を少す抜粋。ビル・ゲイツが激怒するポイントも紹介されています。


花さえ用意できれば、裏で昼寝してもいい

友人との待ち合わせならともかく、仕事の締め切りに遅れてしまうおは絶対に避けたいものです。私はマイクロソフトにいたころ社長のビル・ゲイツと仕事をしていました。そのため彼の考えはよく知っているのですが、彼は待ち合わせや締め切りに遅れた人がする言い訳をこの世で一番嫌っていました。とくに論理的に言い訳する人を嫌うのです。どういうことかお話ししましょう。

たとえばあるパーティーがあるときに、ビル・ゲイツがあなたに花を用意してほしいと頼んだとします。あなたは花屋に電話をし、パーティー会場に花束を届けるように注文します。しかしパーティー当日、花屋から、雪のせいで配達が遅れるという電話が来ます。あなたは花が贈れるという旨をビル・ゲイツに伝えます。

こういうとき、彼は尋常じゃないほど怒ります。その怒りは、人が変わったのではないかと思うほどです。それだけ締め切りまでに仕事を終えることを重視しているのです。

あなたが命じされた任務はパーティーに花を用意することであり、花屋に注文することではありません。注文をするだけなら誰にでもできます。あなたは花を用意するために雇われているのです。であれば、いかなる理由があっても花を用意することができなかったのは100%あなたの怠慢であり、責任を負うべきだというのです。

ですから、もし花屋が雪の影響で配達が遅れるというならば、あなたはなんとしてでも花をパーティー会場に用意するための手段を考えなければいけません。車で近くの花屋まで行くとか、ほかの花屋に至急注文するとか、そういった第2第3の案をただちに遂行しなければなりません。

文章で読めば「そのとおり!」とガッテンしますが、実際の現場で起こりがちなのが、「雪のせいで花が遅れるのは天候のせいですから仕方ありません」という姿勢。

待ち合わせする時にも、携帯を誰も持っていなかった時には、電車が遅れた時のためにと待ち合わせ時間の15分、20分前に着くよう家を出たりしましたが、今は遅れたら携帯に連絡すればいいやと、待ち合わせ時間の5分前に駅に着く、ということになったりします。

「電車が事故で遅れたのは私のせいではありません」というのは事実であっても、10時に待ち合わせているなら、10時に待ち合わせ場所に行くというのがミッションなわけですから、その約束を守るためには、5分前に着く電車に乗るのではなく、早めに着いて余裕をもってその約束の場所に行く姿勢が必要、ということですね。

ちなみに中島さんは、10時に渋谷駅のハチ公前で待ち合わせているなら、9時半には目の前のスタバにいるそうです。10時にハチ公前に行く方法を考えるのではなく、9時半にスタバにいる方法を考えるというわけです。

これは待ち合わせ時間の話ではなく、様々な場面でよく起きることです。
「コロナのせいで商品が売れない」というのはこの春から何度も聞いた台詞ですが、コロナで自粛となったのなら、では、他に何ができるのか、その手段をいくつ考え、いくつ実行に移し、そしてどれほど試行錯誤をしたのか。それを全くせずただ「コロナのせいで売れなかった」というのは違うなぁと何度か感じた場面がありました。


世界を制した人の仕事術。
一読すると、うーんとうなること必須です。


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by hiroshimapop | 2020-07-01 15:37 | おススメBOOKS

天界では迷える魂の層が厚くなり続けているらしい


3回死んで3回生き返ったダニオン・ブリンクリーさんの本『光の秘密』を読んでいたら、気になる箇所があったので、その部分をご紹介。

ダニオンさんは、生意気で暴力的な、いわゆるワルとして生きていた若い頃、雷に打たれ即死状態となります。死んだら地獄に行くし、自分こそ地獄に行くであろう人間だと思っていたのに行き着いたのは愛に満ち溢れた神の世界。2回目の臨死体験のときにも同じように行き着いたのは愛に満ち溢れた天国。それまでの人生の主要な場面を映写され、自分の悪ガキぶりを再体験させられた、ということがありつつも、自分のような人間が地獄に行かないんだから、地獄なんて恐れることはない、そんな場所はないとずっと言い続けていたそうです。

ところが3回目の臨死体験の時、ダニオンさんはそれまですぐに通り過ぎていたブルーグレーの場所に導かれます。第9章から少し引用させていただきます(短く抜粋しています)。


この神秘的な場所に出会ったとき、最初にわたしの注意を引いたのは、どんよりとのろのろ動くエネルギーがわたしの体力を奪うことだった。不意にすぐ近くを不愉快にうろついている無数の魂に気づいた。憂鬱と失意と絶望の悪循環におちいっているらしい。しばらくずっと観察してみて、わたしは突然彼らの物語の詳細に圧倒された。ここの魂は地上での最後の日々を何度も何度も、際限なく生き直しているのだ。ここにいる迷える魂の一部は、この悲しい空虚な社(やしろ)に閉じ込められて、何百年とも思える間、自分たちの人生の寒々とした不幸を再生し続けていることを教えられた。

ここでダニオンさんは、南北戦争の南軍の軍服を着ている兵士など、様々な時代の様々な戦争によって命を落とした兵士たち、たまたまその場所に居合わせたがために一瞬にして戦争で命を落としてしまった数千の魂、あるいは、犠牲を強いられ虐待され、やる気をなくしたまま人生を送った様々な時代の女性の魂のグループなど、ブルーグレーの世界で何百年も彷徨い続けている魂たちの姿を見せられます。

肉体を持たずに2つの世界の間を絶望してさまよっている魂にとって、人生は喜びのない戦いだ。このさまざまなところから来た魂の集団は、人生に悲観的な見通しを持つことで霊的に1つになっている。絶え間なく皮肉や無気力や裏切られたという気持ちとともに、自分自身への責任放棄を態度に示している。

地上で肉体を持っていた間のどこかで、彼らは生きることへの情熱を捨て、自分を完全にしてくれる霊的アイデンティティの探求を拒絶すると決めたのだ。いずれにしても、彼らはすべて死ぬはるか前に生きるのをやめていた。

自ら選んだ否定的態度の破壊性にとらわれて、彼らは過去の人生のパターンを果てしなく反復し、結局どこにも辿り着かない。それでも彼らを思うとわたしの胸は痛む。もしほんの少しの誠実で楽観的な思いを正しい方向に向けてものごとを見ることができたら、彼らは今のむなしい状態を手放し、光の中で真実の安らぎを得ることができるのだ。

「わたしたちの思いが態度を作り、その思いと態度がわたしたちの経験する(現世と来世両方の)人生の質を作り出すのだ」

ダニオンさんは、3度めの臨死体験のあと、なぜ自分はあの場所に連れていかれたのか、彼らはなぜあの場所にずっといるのか、どうすれば救えるのかと考え続けます。そして、あの場所にとどまり、彷徨い続ける魂が増え続けていることにも愕然とします。

あの場所にいる魂の数が今のペースで増え続けていたら、これから20年ほどの間に来世に重大な惨事が起きることになる。もうすでにあそこは何百万という魂でいっぱいなのだ。あと数百万で致命的な目詰まりを起こすだろう。そうなったら、起こりうることは2つ。すでにブルーグレーの場所にいる魂が猛烈な惨めさと恐れを携えてこの世にじわじわと押し戻されてくるか、さもなくば、現世から旅たつ魂がトンネルを通り抜けて光の中に入ることができなくなる。どちらにしてもあまりに恐ろしい見通しだ。

心底率直にいえば、黄泉の世界に入りきらなくなった魂がもうすでにこちらの現実にオーバーフローしてきていると思う。過去10年間でカトリック聖職者が執り行った悪魔祓いが700パーセントも増加したというニュースがそれを裏付けている。ティーンエージャーの自殺も増加している。陰鬱な魂にとりつかれたことが一因となって青少年にこの憂鬱で自滅的な傾向が現れている可能性がある。若者はアイデンティティや自信が不足しているため、しばしばドラッグやアルコールを試すことにつながり、霊的な付着や憑依に弱くて影響を受けやすいのだ。



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ずいぶん前に、岐阜のあるマンションで起こる怪奇現象が話題になりました。誰も触れていないのに、夜な夜な、食器や家具が空中を飛んだり動いてしまう…。ある霊能者によると、そこでは、何百年もの昔、戦国時代に起こった戦いがいまだに繰り返されている。当時戦った武士の霊たちが毎晩、毎晩同じ場面を戦っている・・・。彼らはやってもやっても終わらないその戦いに疲弊しきっているけれど、翌日になったらまたその戦いが始まってしまう。
そんなことを言われていました。


すでに亡くなっているのに、毎朝鞄を持って電車に乗り、会社に通勤をしているサラリーマンの姿を駅にみた、という知り合いもいました。

ケイシーのリーディングに「木は倒れたところに横たわる」というのがあります。つなり亡くなった人は、亡くなったときの意識のまま、霊的世界を生きている、ということ。亡くなったとき、人を疎み、陰鬱な心でいたなら、あの世でも陰鬱なままのわけです。

何年か前に、私は奈良の大峰山、蛇の倉という修験の山に通っていたことがありますが、そこの人たちも、死後、生きていた頃の信条なのか何の理由なのか分かりませんが、天界に行くことができず、迷える霊として彷徨っている魂があまりにも多いと憂いていらっしゃいました。

自分が迷える魂とならないためにも、刹那的で物質主義的な生き方をあらため、自分の本体は魂であるということに気づくこと。そして、自分の先祖に迷っている魂がいるという可能性のもとに先祖供養をしていくこと。

今生きている人たちは、先祖の代表。生きている一人の先には何万人もの先祖と結びついています。だから生きている一人ひとりが先祖に意識を向けるだけで、天界は一気に軽くなっていくでしょう。

この2つを同時進行していかないと、ダニオンさんがみたブルーグレーの世界がどんどん地上を侵食していきそう・・・。

たまたま昨日、アジュラボラトリーの木村さんが平家と源氏の供養をしていたことをブログに書かれてましたが、ここに登場する知り合いは実はわたし(苦笑)。何故か突然、平家の供養をすることになり色々動いてました・・・(このことは、いずれちゃんと書きます)。

…源平時代の念は、いまだ昇華されずに残っていました。つまり、何百年経っても、無念を残した魂はそのままそこに存在し続けているってことです。源平だけではなく、繰り返されてきた戦いの歴史は各地にあります。

もうすぐ7月、8月。お盆の季節。いつもはお墓参りにはあんまり行かないなぁという方もぜひどうぞ。天界を少しでも軽くしていきましょ!

霊において正しい人々の祈りは、肉において過ちを犯した多くの人々をすら、救うことができる。
For the prayers of those who would be righteous in spirit may save many who have erred, even in the flesh.(3416-1)


by hiroshimapop | 2020-06-27 17:27 | おススメBOOKS

『愛のエネルギー家事』


スタッフのお勧め本として、すでにフェイスブックで紹介している本ですが、掃除や片づけに俄然意識が向いていく12月、いままた読み返したいお勧めの1冊です。

「やらなくては」「片づけなければ!」という焦りの気持ちや義務感が、この本を読むことで、少し手放せるかもしれません。


著者は第一章でこう書いています。
「片づけなくちゃ!」という焦りで心がいっぱいになったり、「片づけなさい!」という家族への命令を繰り返す人は「できなかったこと」にのみ着目していることが多いものです。できなかったことは、この際どうでもいいことです。できなかったことは人生における幸せになんの関係もありません。
(中略)

幼い子どもたちは「ほら!おかあさん!散らかっているよ!早く片づけなさい!」とは言いません。親から刷り込まれなければ「散らかっている」という概念さえ持ちません。子どもはみんな、大人よりも慈愛に満ちて寛容な「愛の存在」です。お母さんとお父さんに、家事をしてもらうために生まれてきてはいません。ただただ、無条件に自分の存在を楽しんでほしいと思っています。
(中略)

もしお母さんやお父さんも、愛の表現者として存在していたら、その家庭では「早く食べなさい」「片づけなさい」という言葉がだれからも出ることがなくなっていきます。無秩序に散らかるという意味ではなく、言う必要のない人格に家族が成長し、変容していくのです。

その理由としては、エネルギー値の高い大人と子どもになるからです。エネルギー値の高い人間は、自然と美しいもののエネルギーに共鳴する生活・思想・生き方になっていきます。自分の周囲を自分にとって心地よい状態にするよう、他人から言われなくても自分でどんどん整えていってくれます。
(中略)

愛の表現者って何?どうやれば愛の表現者になれるの? そう思われた方、大丈夫です。意味がわからなくてもいいのです。ただ胸に聞いてみてください。

「もし私が愛の存在だったら、いま何をする?」と。

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第2章でこんなエピソードが紹介されています。
以前、母が祖父の家に行ったときのこと。祖父はもう90歳を超え、心臓も悪いので寝たり起きたりの静かな暮らしでした。(中略)

母が久しぶりに帰省してみると、祖父の家の洋式トイレの便座に真新しいさらしがていねいに巻かれていました。それを見たとき、あまりのことに驚き、母は涙がこぼれて止まらなかったといいます。

娘が来るのに、新しいカバーを買うことはできなかった。でもおしりが冷たくないようにと、家にあった新品のさらしを巻き続けた祖父。寒い冬に暖房のないトイレで、便器に顔を近づけ、長いあいだしゃがんだまま、さらしを少しずつずらしながらぐるぐる巻いていたのかと思うと、泣けてしかたがないと母は話してくれました。

そのシミひとつない真っ白なさらしには、90歳を超えた父親の手から娘への愛のエネルギーと光が強烈に残っていたのです。トイレという場所に、家事(神事)の神々しさが顕れた真実のエピソードでした。


どの章も著者の温かい視点と言葉に溢れています。

毎日の掃除や洗濯、食器洗い。その当たり前のことが今日も当たり前に出来ることに感謝してみる、心を向けてみる。すると1つ1つの家事がヨガにもなり、瞑想にもなっていきます。

すみずみにまで心が行き渡っている家、そこはすでに聖地ですね。




by hiroshimapop | 2019-12-09 11:40 | おススメBOOKS | Comments(1)

『ハートへの旅』


ジュリアンの『ワンネスの扉』を編集して下さった秋田さんが次なる作品として編集されたのがこの『ハートへの旅』。

瞑想を極めるべく世界各国を旅し、西洋、東洋、先住民族やスーフィーズムなど様々な瞑想を学んできた著者が、全てに共通することとしてハートの無限の力に気づき、いかに自分のハートに繋がるかについて書いた本です。

コネクション・プラクティスでは意識を心臓(ハート)に向け、ハートで呼吸するイメージで呼吸をしていきますが、この本では、世界の賢者から学んだハート瞑想がいくつも紹介されています(しかも、どれもそれほど難しくなさそう)。

頭の意識がなかなかハートに落ちない方、頭とハートが鎮まっている状態を求めている方にはよい参考書になるかもしれません。

ハート瞑想も興味深かったのですが、著者がこれからの食について書いていたところが面白かったので、その部分をご紹介します。

瞑想が深まるにつれ、人は牛丼食べたりトンカツ食べたり、あるいはデザートやお菓子を食べ続けるという食生活からはどんどん離れていくことはイメージできますよね。

私は下記の部分を読みながら、食については良いとしても、1日の殆どをパソコンの前か、本を読んだりスマホをみているか、あるいは寝ているかで、ほとんど動かない生活ですから、来年は意識して身体を動かす時間を作らないとなぁとあらためて思いました。魂のケアとともに、魂が入っている容れ物の手入れは大切ですから。

私にとって、興味深いことというのはもっぱら瞑想中に起こります。ふだん、少なくとも私は早朝の長い瞑想につづいて、短い祈り、太極拳、気功、チベット体操、黙想という一連の流れを日課にしています。身体を鍛えるのも大好きで、折りに触れて腹筋や指たて伏せで一汗流します。それらの運動は脊椎と上半身からの2本の主要な経絡および手足からの12本の副次的経絡の浄化と活性化を大いに助けてくれます。もちろんちょっとしたストレッチや筋肉と骨のエクササイズもしています。

瞑想の習慣に合わせて食生活も変えたため、食事はずいぶん簡素になりました。他の本でも書きましたが、イメージのなかでチベットの師たちに正しい食物の組み合わせの力について教えられたのです。それに加えて天然の湧水をとることで、チャクラと経絡にエネルギーがたくわえられ、スタミナとポジティブな波動が満ちてくるのが感じられます。チベットの師たちは、やがて人間はこうした食べ物から酵素を吸収し、細胞に高次の波動やエネルギーを取り込めるようになるだろうと言っています。

20年以上もまえ、彼らは2015年から2030年までの期間を「液体期」として言及しました。これは人間の身体に起こる重要なふたつの変化に関わっています。

変化の1つは私たちの飲み水です。人間の身体はやがて化学処理した水道水やスーパーなどで売られるまがいもののミネラルウオーターを受けつけなくなっていきます。そのため山の天然湧水が手に入らない場合には自分で飲み水を作り直さなければならなくなるでしょう。(中略)

もうひとつは、私たちの食べ物の変化です。固形物の摂取は徐々に減少し、天然の栄養分や抗酸化物質が豊富なジュースやスムージーを摂ることが増えていきます。もはや胃も肝臓も、大量の固形物には対処できなくなります。私たちの身体の波動はこれまでより高まっており、いまや健康な生活を送りためには液状の食物がもっとも重要になっているのです。(中略)

こうした変化は、すでに2015年のはじめ頃から徐々に始まっていました。この変化はごく自然にやってきたため、なぜその必要があるのだろうと疑ったり分析することもありませんでした。私は世界を広く旅してまわりますが、私のワークショップやカンファレンスや取材にやってくる人々にも、同じような変化を体験している人が増えています。

ジュリアンが何度も述べていた「観察」という言葉もハートと繋がるには重要な鍵になります。マインドからハートへ。ハートで生きるための1冊です。


by hiroshimapop | 2019-12-05 08:22 | おススメBOOKS

『書けば叶う』 by 羽賀ヒカルさん


引きつづき、今日も本のご紹介。

一年中、私は読書の秋状態。次々に知りたいこと、読みたい本が出てしまうので、会社も自宅も読みかけの本の山があちこちに出来上がっています。

で、今日ご紹介するのは、大阪のゆにわでゴハンを食べるときなどにお会いさせていただく羽賀ヒカルさんの最新刊。最新刊といっても、2011年に書かれた処女作『ドラゴンノート』をブラッシュアップした改訂版です。

羽賀さんはまだお若い男性なのですが、謎の北極老人から「北極流」占術を学び、大学卒業後は占い師として活躍中。神社についても詳しく、神社参拝ツアーなども時々開催されています(神社サイトはこちら)。

その羽賀さん、師匠の北極老人が話す内容が次々と現実になることから、なぜそういったことが起きてくるのか、その秘訣を師匠から学んできたそうで、北極老人直伝の願望成就の秘訣が1冊の本になっています。


自分の願望を書き出すとその願いが叶いやすくなるらしい・・・。
では、どのように書き出せば、その現実がやってくるようになるのか?


…さらに、この本は願望成就のエネルギーが注入されているらしく、文中に用意されている「特別ページ」に願いを書き出すことで物事が起こりやすくなっているそうです(驚)!

神社でお願い事をしたり、絵馬(えま)を書いたりすると願いが叶いやすいのは、
そこの神社に、莫大なエネルギーすなわち"ドラゴン"がいるからです。

わたしが日頃からお伝えしているのは、
日常生活のなかで、空間を御神域に見立て、
神社さながらのエネルギーに満ちた場を作るという方法です。

そして、
それを"紙の上"で実現したのが、
書籍『書けば叶う』なのです。


では、"ドラゴン"を動かすにはどうすればいいのか?
そのための方法が、冒頭からご紹介している
"書く"
ということです。
ただぼんやりと、「こんなかんじかなぁ」と抽象的に思いを巡らす、という段階では"ドラゴン"は動きようがありません。
ちゃんと動いてもらう為には、具体的な言葉で、言語化することが必要です。

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テンプルでは今、この本がスタッフの中をぐるりと廻っているさいちゅう。
再び私の元に戻ったあとで、その願望書き出しページを活用予定です(笑)。

どんな本なのか中身を知りたい方は、こちらでメール登録すると『書けば叶う』の第一章が読めるようになっています(期間限定)。

結婚、就職、転職、何か叶えたい願いがあっても、実際にそれを書き出す人って、意外といません。書き出すことがいいと知っていても、その最初の行動さえ出来ていないことが多いですよね。

自分の願い、思う存分、書き出してみましょうー。


羽賀ヒカル
占術家。神道家。1983年、京都生まれ。大阪府立大学卒業。普通の高校生として過ごしていた15歳のある日「北極老人(ほっきょくろうじん)」に出会い、占いの道に入る。9つの流派を極め5万件以上の鑑定歴を持つ北極老人から「北極流」を受け継ぎ、高校生ながら生年月日、手相、風水、方位、姓名判断などの様々な占いをマスター。また同時に、日本各地の神社の秘密を口伝によって、のべ数千時間にわたって学ぶ。神秘体験は数知れず。大学生時代から本格的に、人生相談(出会い、恋愛、結婚、夫婦関係、命名、子育て、就職、転職、人間関係、引っ越し、お金……、などの悩み)に乗り、3000人以上を開運へと導く。大学卒業後は、北極老人の一門によって設立されたグレイトティーチャー株式会社の占い師として活動。噂が噂を呼び、優良企業の経営者、有名コンサルタント、ベストセラー作家、セミナー講師、占い師、ヒーラーなどの著名人も、お忍びで通うようになる。

*来年3月に出版される予定の本も面白そうなので、ついでに貼っておきます。


by hiroshimapop | 2019-11-12 09:21 | おススメBOOKS

『心の傷は遺伝する』


先週のメルマガでご紹介した『心の傷は遺伝する』の本。

自分の中にある漠とした不安感や不信感、恐怖心があるなら、もしかしたら、その感情は自分の体験から来ているのではなく、親や祖父母、親戚などの体験からもたらされているかもしれないことがたくさんの事例と共に紹介されています。

メルマガではラットを使った実験結果を紹介しましたが、ブログでは、パートナーシップについての章から、両親の関係性が子どものパートナーシップにどのような影響を与えやすいか、与える傾向にあるのか、少し抜き書きしています。
多くの方に共通することだと思いますので・・・。


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~以下、12章から抜粋(少し短く編集しています)~

夫婦関係に生じる問題の多くは、その夫婦に由来するものではない。実のところそれらは、わたしたちがまだ生まれてもいない遠い記憶の家族の力学に由来するものだ。

父親を拒絶する男性は、無意識のうちに自分の中の男性らしさの源泉を遠ざけようとしがちだ。一方、父親を称賛し尊敬する男性は、自分の中の男らしさを好ましく思い、父親の特徴を模倣しやすい。そのような男性は妻に対しても誠実さや責任感、心の安定を持ちやすい。

同じことが女性にも言える。母親を愛し尊敬する女性は概して、自分の女らしさを好ましく思い、夫婦関係においては自分が好ましく思う母親の特徴を知らずしらずのうちに模倣する。



1)母親と険悪な関係にあった
 未解決の母親との問題は、パートナーとの間で再現されやすい

2)親を拒絶したり、批判、非難したりする
 自分が嫌っている親の感情や特徴、振る舞いを、あなたは無意識のうちに踏襲しやすい。親への不満をパートナーにぶつけるかもしれない。同性の親と強い絆で結ばれていると、パートナーを愛する能力が高まるようだ。

3)親の感情と一体化している
 父親か母親がパートナーに否定的な感情を持っていると、同じような感情を抱きやすい。パートナーへの不満は往々にして世代を超えて伝わる

4)幼い頃、母親との絆を一時的に断たれた
 そのような経験があると、パートナーと親しい関係になろうとする時不安を感じやすい。関係が深まるほど不安は強くなる。その不安が幼い頃に絆が断たれたことに端を発していることに気づかず、パートナーのあら探しをしたり、別の軋轢を生み出して、自分のほうから距離を置こうとするだろう。あらゆる人間関係を避けようとする可能性もある。

5)親を精神的に支えなければならなかった

6)両親は互いに一緒にいるのが不快だった
 両親が良好な関係にない場合、両親が得た以上のものを得られない可能性がある。無意識のうちに両親に義理立てして、彼らより幸せになることを自分に許さない。

7)両親が一緒に暮らしていない
 両親が離婚していれば、将来離婚するかもしれない。自分の両親が離婚した年齢に達したとき、両親の結婚生活と同じくらいの年月が経ったときなど・・・。

   ~ 21)までありますが、以下省略~

両親や祖父母の心の傷が、子どもや孫の世代に引き継がれていき、知らず知らずのうちに自分のものではない、家族のトラウマの影響で不眠や鬱になったり、人間関係にヒビを生じさせるような行動をとっているとしたら・・・?

興味深い内容の本です。
心当たりがある方は一読をお勧めします。



by hiroshimapop | 2019-11-11 10:54 | おススメBOOKS | Comments(0)

『わたしと霊性』から、ピッピを読む


著者は『マーマーマガジン』編集長の服部みれいさん。

以前、知り合いが「マーマーマガジンにインタビューされるかも~」と喜んでいて、「え?マーマーマガジン知らないの? 有名なのに~」と驚かれた記憶だけあって、手にとったことはないのですが(笑)、健康やスピリチュアルに意識が向いている方向けの雑誌のようです。

その雑誌を長く出し続けられている服部さん、時々にエドガー・ケイシーの本を読み続けるマイブームがあるそうで、いくつかの章でケイシーの名前や福田高規先生が登場してきます(Amazonの本の紹介文にケイシーの名前があったので、思わずポチッとしまった1冊です(笑))

目に見えない力がもたらす豊かさとは。「マーマーマガジン」編集長・服部みれいが自身の原点を綴った、現代に暮らす若い人たちの未来を明るくするあたらしい随筆集!!

不思議体験、各種セラピー、前世療法、自然、動物、植物、表現、超能力、死、カルマ論、タオイズム、宗教、非二元論、女性性、星、大天使、愛、祈り、敬虔さ!!

この本は、まだお若い服部さんのご自身の魂の旅やそれに伴い感じたり考えたりしてきたことを綴ったエッセイ集。さすが雑誌編集長さん。文章も洗練されていて読んでいて心地のよい1冊でした。

その中でご紹介したいのは、ケイシーのページではなく(笑)、『長くつしたのピッピ』を紹介した章。私は子どもの頃、『長くつしたのピッピ』が大好きで、『ハリーポッター』シリーズが世界を席巻している今でも、ピッピの方が断然面白いと思っているくらいです。

そのピッピについて、著者のリンドグレーンさんが述べている文章を服部さんが引用して下さっています。

「もし私が、ピッピというキャラクターに、子どもの読者を面白がらせようと思う以外に特別な意図を込めたとするならば、力を持ちながらも、その力に振り回されないことが可能であるということを示したかったのだと思います。おそらく、それが人生でいちばん難しい課題でしょうから。(中略) 

でも、ピッピは親切です!ピッピは世界中のどの子どもよりも力を持っていて、大人も子どもも怖がらせることができます。でも、ピッピはそうしたでしょうか? いいえ、ピッピはそんなことはしません。ピッピは親切で手助けを惜しまず、気前がよくて、本当に必要なとき以外は厳しい態度はとりません」(ここまでは、長くつしたのピッピの世界展の図録より抜粋)

(中略)

ものすごく力もちだけど、それを行使しない。わたしは、その態度にあらためて感服した。やれるけどやらない。いえるけどいわない。できるけどあえてしない。そこに忍耐やがまんはない。忖度や遠慮もない。思わせぶりなのでもない。聡明さから、純粋さゆえに、しないのだ。他人軸じゃなくて自分軸だからそれができるのだ。

先月ご紹介した『モモ』もそうでしたが、大人になってからこそ読み返したい本が何冊もあります。

子どもの柔らかい心に染みいった「何か」は、子どもの頭では言語化できなくても、きっと私たちの心の形成に大きく寄与してきたはず。大人になってようやく気がつくものなのかもしれません。



by hiroshimapop | 2019-10-05 08:34 | おススメBOOKS

今、エンデの『モモ』を読む


あわいの力』を読んで以来、私はワキ方の能楽師、安田登さんの追っかけをしておりまして(笑)、安田さんの能の舞台や、講座があると、タイミングがあう限り、出かけていっております。

昨日はNHKの『100分で名著』のプロデューサーをされている秋満吉彦さんとの掛け合いで『平家物語とモモをつなぐ』と題した90分のセミナーが。お二人によると、平家物語とモモを読んでいると、能の本質を感じると。実際、能の舞台にでてくるシテ(主人公)は、だいたい異界の人、ワキは生者と死者の境界線(ワキ)に住んでいる人ですから、なるほどモモはワキの人なのかとガッテンしました。

余談ですが、安田さんによると、だいたいワキはストーリーを少し語ったあと、シテが登場するまで舞台の端で座っているのですが、この、ただ座るという行為、高速回転しているコマが止まってみえているかのように全身全霊で座っているそうです! しかも、このただ座っているようにみえるこの時の痛さは、結石が出てくる痛さがたいしたことなく思えるほど痛いのだそう!

能では、謡いで舞台全体が盛り上がったあと、シーンと何も音のしない時間が流れたりします。この無音をいかに楽しめるか。無音の時間、シテの足先がかすかに動く、その動きをひたすら見つめていることがあります。まだまだ能初心者の私は、頭の中では高速回転で雑念が浮かび上がりっぱなしになりますが、このいっけん何も変わっていないようにみえて大きく変化している時間を共にいられるように、モモのように「待ったり」「しずけさをひたすら聞き入って」、大きな時の流れを味わえるようになりたいものですー。


今、エンデの『モモ』を読む_c0125114_12453214.jpg

モモには「灰色の男たち」という時間泥棒が登場しますが、大勢の人が無駄な時間を節約しようとして『ふきげんな、くたびれた、おこりっぽい顔をして、とげとげしい』人が増え、『じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっている』なんて、まるで今の私たちの生活のようです。


『宇宙の運行には、あるとくべつな瞬間というものがときどきあるのだ』『それはね、あらゆる物体も生物も、はるか天空のかなたの星々にいたるまで、まったく1回きりしかおこりえないようなやり方で、たがいに働きあるような瞬間のことだ。そういうときには、あとにもさきにもありえないような事態がおこることになるんだ。だがざんねんながら、人間はたいていその瞬間を利用することを知らない』

平家は、生まれもよく運にも恵まれていましたが、でも、「時」を掴むのをことごとく失敗したと安田さんは言われています。一方、源氏は恵まれた生まれではなかったけど、「時」を掴んだことで、その後の時代を征したと。

『人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ』

なんだか、今の私の生活そのものをズバリと言い当てられたような感じです。モモを読んだのは、遙かむかし、中学生の時。いま、あらためてモモを読み返すと、灰色の男たちに時間を売ってしまった自分に愕然とするでしょうね。



by hiroshimapop | 2019-09-21 12:33 | おススメBOOKS

ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフルの店長日記


by hiroshimapop
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100g 1,296円

書籍「眠れる予言者エドガー・ケイシー」

書籍「眠れる予言者エドガー・ケイシー」
光田秀著 1,728円

書籍「エドガー・ケイシーが教えてくれた美しく生まれ変わるレシピ」

書籍「美しく生まれ変わるレシピ」光田秀著 1,404円

書籍「自然療法で乾癬を治す」

書籍「自然療法で乾癬を治す」ジョンパガノ著 2,376円