7月29日(火) 大自然を満喫!
2008年 07月 30日
私が泊まった部屋は、森に点在して建てられていたコテージだったんだけど、メインロビーからは遙かに遠い。何人かが、いかに私の部屋が遠いか体験しようとして途中まで歩いてきながら、あまりの遠さに途中で来るのをやめたくらい遠い。しかも約150段の階段を上がる必要がある。みんなからは奥の院と呼ばれてました。
あまりに遠いので、部屋そのものが使われてなかったらしく、部屋は虫だらけでベッドの上は虫の死骸。お洗面も虫だらけ。タオルは古くて黴が生えてたし・・・・。
でも、ここはこんなところなのかもって気にしないでいたら、他の部屋には清潔なタオルがあり、虫もいないそう。え~他の部屋は、きれいなの??ってびっくりしたけど、まあ、こんな虫に囲まれて夜を過ごすのもアドベンチャーの1つだわと思うことにした。
今日はずっとバスで移動。午後3時すぎに、川辺のコテージに到着。
すぐにリバークルージングで、ボートに乗り込み熱帯雨林の中の川辺で暮らす動物たちを見に行った。天狗ざるのファミリーがえさを食べたり、木々を渡ったりするのを堪能し、なんとラッキーなことに、滅多に見られない野生のオラウータンも見ることができた。



野生のオラウータンが見られるのは、非常に珍しいらしく、私たちが見ていたら、次から次へと別のボートもやってきて、たった一頭のオラウータンの一挙手一投足に歓声をあげたり、ため息ついたりカメラで撮影したり・・・。
たった一頭のオラウータンを見るために集合した人々

当の本人(本猿)は、そんな私たち人間たちの思惑など気にせず、マイペースでえさを食べ、木々を渡り・・・。
彼(彼女)は、私たち人間が、その姿を見ることができて、いかにハッピーで満たされたか知るよしもなく、たんたんと自分の生活をしていただけなんだけど、その姿と私たちの姿を対比して、なんだか可笑しくて・・・。
彼は、それこそ、生きる目的はなんだ?って思うことも、明日のことを思い煩うこともなく、日々をオラウータンとして生きているだけなんだけど、それを世界中から集まった旅行者が息を飲むようにして見つめ、歓声をあげているわけで・・・・。
夜は、星空を見ながら食事。
今日は天の川と南十字星が見られました。
食事が終わった頃は、天の川も消え、南十字星も沈んでしまってましたが、星空の下の食事なんて、それだけで贅沢な時間です。