7月28日(月) じゅるじゅる ぐしょぐしょの1日
2008年 07月 30日
やはりホテルの部屋は寒い。風邪症状一歩手前の予感。かなりマズイ。
スタッフが、日焼け防止にシナジー社の天然ビタミンCのサプリを渡してくれていたので、夕べはビタミンCを3カプセル。焼き梅仁の粉を水で溶かして飲んで寝た。
それが功を奏したのか心配していた風邪ひきにはなっていなかったけど、でも喉の奥や頭が痛い。
これ以上悪くなると、旅行中はずっと風邪を引いていそうだったので、起き抜け早々に、ビタミンCを3カプセル。でももう少し飲んだほうがいい予感があったので追加で2粒。
これでなんとなく一安心。
空港から7時の飛行機で、ダビンに到着。
そこから迎えに来てくれた現地の人の車で1時間半、悪路を走って他のツアーが待つコテージに到着。夕べの雨でダビンへの道はずっとぬかるみ道。じゅるじゅるヌルヌル。何度も車がカーブで横滑りするので迫力満点。日本ではとても味わえないスリリングなドライブでした。
コテージの前の小径 雨上がりが美しい!

コテージに到着すると、ツアーの参加者がロビーあたりで集合していた。
去年のペルーツアー、おととしのイスラエル旅行、今年のイスラエル旅行で一緒だった面々の顔があり、お互いの再会を祝しつつ、ツアー主催者の小林さんに、すぐに、滝まで森の中を歩くツアーがでるからと到着早々、ヒルよけソックスを渡される。
なにがなんだか分からないうちに、大至急で今晩宿泊するコテージの部屋に行き、でかける支度をする。
昨日は冷え冷えで寒かったので、何を着ていいのか分からないまま、今朝は、竹布の長袖シャツと、薄い長袖のチュニックを着ていたんだけど、森に行くならと、急いでレインコートと雨用ズボンをさらに重ね着。雨用ズボンの上に重ねるようにヒルよけソックスをはいて完全防備。
すでに服の中はサウナ状態。それにさらに頭は、ヒルよけに竹布タオルをかぶって首と耳を隠し、日よけ用の大きなツバのついた帽子までかぶって、急ごしらえで熱帯雨林ツアーに参加。
森の道は、やはりズルズル、ニュルニュル。
油断しているとすぐに滑るし、アチコチにヒルはいるしで緊張の30分。
ヤツらは、葉っぱの上に立ち上がって、ピコピコ身体を振りつつ、人の身体にジャンプする頃合いを見計らっている。みんな重装備しているのに、ふと気がつくと、身体に何匹も吸い付いていたりする。
この森林ツアーの目的地は、森の中にある滝つぼ。
本当だったらその滝壺で泳ぐというのが本来の予定だったらしいんですが、水は濁っているし、冷たいしで、男性陣と勇気ある数名の女性が泳いだだけ。私は川岸で、ワイワイやってました。
川を渡っている山元さんと大谷さん

苦行にあけくれる修行僧のような小林さん 滝壺に入って思わず、「冷めて~!」

・・・あんなにヒルの防御をしていたのに、なんだか脇の下に違和感があって、手を入れてみると
3重の重ね着をかいくぐって、なんと、ヒルが脇の下に食いついている。
首筋から入って皮膚の柔らかい脇の下まで移動したのかも。
血を吸ってすっかり満腹になったようで、引っ張ったらすぐに取れてくれましたが、フツーは、ヒルが食いついているところを無理に取ろうとしてもとれないし、無理矢理すると出血するので、塩をかけたりタバコの灰をかけたりして、ヒルが自分から離れるのを待つのがいいそう。
私の場合、場所が場所だったし、かなり長時間吸い付いていたらしく、すぐにポロリととれてくれたので不幸中の幸いっていうべきか。
午後は、ちょっとコテージの部屋休んで、午後3時半から今回のツアーのリーダーの山元加津子さんのお話。
ちょっと前に読んだ「人生という名の手紙」の中にでてきた「宇宙の3ミリ」という夢は、生きる目的について、著者が悩んでいるときに見た夢だったんだけど、私はこの本を読んだあと、この彼が見た「宇宙の3ミリ」の夢のことを、1日に何度も何度も思い出したり考えたりしていた。
その夢の内容とカッコちゃんのお話が偶然にもリンクしたので、いろんなことを考えながら聞いてました。
夜は、トラックの荷台に載って夜のドライブ。
満天の星空の下、動物や鳥たちを探しつつ、グルリとあたりを一周。
大きな動物は見られなかったけど、それでも、タヌキやワシを見ただけですっかり満足。
森はセミやカエルやの声で大賑わい。
いまも部屋の外は、いろんな鳴き声が作り出す楽しい大合唱。
東京では味わえない森の夜を楽しみつつ旅の初日は暮れていきました・・・・