五嶋みどりさん
2008年 06月 04日
昨日が彼女の誕生日だったこともあり、一緒に五嶋みどりさんのミュージックシェアリングの、昨年のカンボジアでの活動報告会を兼ねた演奏会に行くことに。
・・・ところが、なーんと姪っ子のやつめ。30分近くも大遅刻。
文庫本を読みながら駅のホームで待っていると、ようやくセーラー服の姪っ子が近づいてきたんだけど、フニャフニャくねくねするばかりで何にも言わない。「大遅刻だよ。こういうときには第一声、なんて言うの?」と伯母さんならではの辛口コメントを言ったら、ようやく「遅れてごめんなさい」
「なんで遅刻したの?」って聞いたら「4時に家を出ようと思っていたんだけど、ボーっとしてたら4時15分になってしまった」って。ぼーっとって、どういうこっちゃ。さらに、そもそも4時では、すでに間に合わないタイムスケジュールではあるんですが。。。。
まあ、私もきっと中学1年のときは、こんな感じだったんでしょうから、しかたないか。
さて、五嶋みどりさんが忙しいコンサート活動の合間に行っているミュージックシェアリング。
日本の小学校や、養護学校、聾学校などを廻って、音楽を演奏したり、楽器の指導を行ったりしている。2年前からはアジアの各国も廻りはじめ、一昨年はベトナム、昨年はカンボジア、今年はインドネシアだそう。
私も小学校のとき、学校の講堂に、広島交響楽団の人が来て実際に生演奏をして下さった。どんなだったか、もうあまり覚えてないけど、日本でも田舎の子供たちって、なかなか、プロの演奏家たちの生の演奏を聞くチャンスがないので、こうやって学校に「大人の演奏家」が来てくれて、実際に耳で生の音を聞けるなんて、素晴らしいことだと思う。
しかも、来てくれるのは、世界で活躍する五嶋みどりさん!
なんて贅沢なんだ・・・・!
五嶋みどりさんの演奏は、あの小さな身体で、よくここまでバイタリティがあるなと思うほど、力強い。身体が楽器になっているかのごとく、よく動くし、よく、しなる。表情も豊かで、音だけでなく、視覚としても訴えてくるものがある。音を出しているのは、肩の上に乗っかっている、あの小さなバイオリンだということが信じられないくらいパワフル。
彼女のあのエネルギッシュで真剣勝負の演奏を、じかに生で見たら、きっと子供たちは度肝を抜いて、心に大きなものを感じてもらえるんじゃあないかなぁ。
私も1年に1回くらいは、五嶋みどりパワーをもらって、エネルギーチャージしなくっちゃ。
そうそう、今日、私の右手前方にネットのついた小ぶりの帽子をかぶっているご婦人1人。
こんなコンサートで、こういったデザインの帽子をかぶったまま座っているなんて、皇族の関係者か、デビ婦人くらいかもね、なんて思っていたら、なんと、当のご本人でした。
デビ婦人も、五嶋みどりさんの支援者なんですね。