ワークショップ6日目
2008年 05月 09日
キャットシッターさんからは、毎日、こうだったよ、ああだったよって報告が入ります。
4月からニコさんの妹になった、福来は、なんともマイペースの天然キャラ猫。キャットシッターさんから、爆笑の写真が届きました!パソコンの前で一人受けてしまいました。
さて、ニコさんたちに留守番してもらいつつ、私はまだバージニアビーチに滞在中。
ワークショップ6日目の様子です。
今日は今回のワークショップでも一大イベント、スペシャルゲストの「ジョン・エドワード」のパフォーマンスの日。
午前中は、普通にグループに分かれてのクラス(今日の私たちのクラスは、サイカードというカードを使いながら、お互いの相談にアドバイスしあう、というもの。タロットカードに似ているけど、カードの置き方や開く枚数は、本人の直感による)があり、午後のクラスと夜のクラスに、ジョンが登場。
今回のワークショップの主宰者であるロバート・ブラウンとは長年親しいおつきあいをしているらしいんだけど、ジョンがあまりに忙しくて、過去、ロバートが行っているこのワークショップに何度か誘ってみたものの、一度も実現できなかったんだけど、今回、ようやくスケジュールが合い、飛び入り参加してくれることができたらしい。
(このワークショップそのものは、年に2回ずつ、もう何年にもわたって定期的に行われている)、
私は、ロバート・ブラウンのことは全く知らなかったし、このワークショップはいったい何をするのか全く知らなかったけど、
・場所がバージニアビーチだった
・NYに住んでいる友人が、数年前、毎晩アメリカで放映されていたジョン・エドワードの30分のミディアムシップの番組に夢中で、彼のことはよく聞かされていたので、そのジョンがゲストで来るということ、
・さらに、ミディアムを生業としている人が、いったい7日間も何をしているんだ?ってことに興味があった、
この3つの理由で、このワークショップに申し込んだので、ある意味で、彼が私をこのワークショップに導いてくれたようなもの。
ジョンがゲストでも、場所がバージニアビーチじゃなかったら参加しなかったし、場所がバージニアビーチでも、ジョンがゲストじゃなかったら、やはり興味を惹かなかったので、今年、たまたま、この2つが重なったというのは、私の人生にとっては偶然以上の必然だったのかもと思うし、このワークは私にとってこれから意味あるものになるんじゃないかと思う(別に、私がミディアムになるというのではなく、ここでの経験や出会いが将来、別のものに変換していく感じがする・・・)。
ちなみに、ジョンは、全くの偶然とかアクシデントというものはなく、どんなに悲しい事故や出来事でも、起こることにはみな意味があると言っていました。
さて、昼間の2時間のクラスは、ジョンとのQ&A。
ここの参加者はミディアムの卵たちなので、世界で活躍している先輩ミディアムへの素朴な質問やアドバイスを求めるという感じだった。
例えば「あまりにジョンに夢中になって、世界中を追っかけるグルーピーのような人はいますか?」とか「ネガティブなエネルギーを出す人にはどう対処してますか?」「何か怖い思いをしたことはありませんか?」「自分に準備ができてない時、例えばシャワーを浴びているときなどに、メッセージが来たときにはどうしたらいいですか?」
といったものに対し、ジョンがこれまで経験したエピソードをまじえて回答をしてました。
ただ、ジョンさん。ものすごーい早口なのよ。
アメリカ英語なので、早口でも単語さえ知っていれば、私も聞き取れるんだけど、ここに来て、あまりの語彙不足がたたり、言っている半分くらいしか聞き取れない。途中までは理解でき、だいたい推測はできていても、肝心な部分が意味不明だったり。うーん。残念!
さらにジョークを言うと、言っている端から観客が笑い始めるので、途中からその観客の笑い声で言葉がかき消されてしまって、さらに意味不明。
ジョークが始まると、一人孤独感を感じる私でありました。。。。
夜は、私たちだけではなく、一般の観客100名も参加しての公開のデモンストレーション。
普段、2000人、3000人という大会場で彼は行っているので、観客が200名というのは、彼にとってはメチャクチャ小さなグループ。だから、今回参加できた人たちは、非常にラッキーだったと思う。
ジョンのパフォーマンス。
彼は自分のミディアムシップとしての能力に確信があり、その確信に揺るぎがない。
たとえば「**で亡くなった若い男性で、Jで始まる名前で、**ということに関係があり・・・・」と次々と、そのスピリットについての情報を言っても誰も「それは私の家族です」あるいは「友人です」って名乗りでないときにも、「いや、絶対いるハズだ」とその対象者捜しに時間をかけていたのが印象的だった。
※あの青いセーターの人、とか、あそこに座っているロングヘアーの女性、とジョンが直接、そのスピリットの関係者として、観客を名指しで指名することもあったけど、この列の誰か、このグループの誰か、といったふうに、場所のみを言ってそこの人たちの誰か、ということもあった。
200名の観客のそばには、おそらく何百名ものスピリットがいて、その多くのスピリットたちが「残された家族にメッセージを届けたい!」と集まっているなか、選ばれたスピリットなわけで、だから、ジョンも、そのスピリットの代弁者として、そのスピリットの家族や友人が見つかるまであきらめず該当者捜しをしていたのが、とっても印象的。
・・・といっても、観客の一人としては、他人の、さらにその亡くなった家族の知らないエピソードを聞いても、その家族が特別に印象的だったり、亡くなり方が尋常ではない以外は、聞いていて、それほど面白くはなかったりもする。私は特に亡くなった両親や友人で熱烈に「メッセージを聞きたい!」っていう強い思いもなかったので、途中から集中力が続かなくなってしまったり。
・・・実は、こっちに来て分かったことに、
イギリス発祥で、こういったミディアムシップを中心にしたスピリチュアル・チャーチという無宗教の教会がイギリスやアメリカにはたくさんあり、週に1~2回、こういったデモンストレーションはイギリスやアメリカのアチコチで行われているらしい。そして、そこは、これまで魂の存在について考えもしなかったような人も、自分自身の深いレベルでの体験として、霊の存在や魂の永遠について気づく、大きな機会になっているよう。
今日、横に座った60代くらいの女性も、数年前、ご主人が亡くなったあとでスピリチュアル・チャーチに行き、ご主人からのメッセージを聞いたことで、こういったミディアムシップやスピリチュアリズムに興味を持つようになり、自分でもご主人と交信ができるようになりたくて、ロバートのワークショップに参加していると言っていました。
実際、このワークショップは、キリスト教的な要素は全くなく、特定の神を感じさせる概念もワークショップの中にはでて来なかったんだけど、それは、ベースが「スピリチュアル・チャーチ」にあるからなんだと、遅ればせながらようやく納得。
イギリスもアメリカも、キリスト教が軸になる宗教である国だけど、スピリチュアリズムが発展している今は、特定の宗教や宗派を超えて、お互いの本質は永遠不滅のスピリットであり、家族を亡くしたという同じ体験を通して、人々がわかり合おうとか理解しあおうというムーブメントになっているような気がする。
だって、同じ「教会」に、カソリックとプロテスタントと、ユダヤ教徒と、イスラム教徒が一同に介しているなんて、ふつーありえません!
※スピリチュアル・チャーチについては、イギリス在住の方がご自身のWEBに書いています。
なーんにも知らずにワークショップに参加しているので、1ヶ、1ヶ、理解するのに時間がかかっておりますが、ワークショップの最終日が近づいているなかで、ようやく、このワークショップが目指しているものが理解できてきたような気がします。
左:今回のワークショップの主宰者、ロバート・ブラウン、右:ジョン・エドワード

