魂が震える1冊
2008年 01月 31日
まあ、冊数はどうでもいいんですが、そんなに本好きの私でも、読みながら、いい本だな、と思ったり、感動はしても、読みながら魂が震えるような本には滅多に出会えない。
1年間読み続けても、1冊も出会えないこともある。
でも、今月出会えました。
読みながら、魂の奥からオーという雄叫びが出るような本に。
ちょうど、この週末にあったセミナーに行く片道30分の電車の中で読んでたんですが、駅に到着しても、このままずっと読んでいたい、そんな気持ちになる本。
エジプトから帰ってきて、エジプトに関連するような本を数冊買った、そのうちの1冊。
もう、読んでいる最中から、何人の人に、この本を薦めたか。
和田裕美さんのオフィスのスタッフの紺野さん。フォトリーディングの講師だった岡本先生。NYの占星術家、ウイリアム・・・。
本のタイトルは「転生」。
内容は詳しくは語りませんが、3000年にもわたるラブストーリーです。
しかも小説でも、フィクションでもなく、実在の女性に起こった真実のお話(信じられない人には、ただの気の狂った女性が作った幻想でしょうね)。
エジプトは、まだ霊が霊になってもそのままを生き続けている国だなぁって思いましたが、まさしく、それを裏付ける本。エジプトではアチコチで幽霊の目撃も多いみたいですし。
私がエジプト帰りだった分、感動がさらに加速してしまった部分もありますが、それを差し引いても、面白い本だと思いますよ。
明日、兄に貸す予定なんですが、きっと兄も夢中になって読むことでしょう。
エジプトに興味がある人、輪廻転生に興味がある人、永遠のラブストーリーに興味がある人。このどれかに当てはまる人は、是非に!の本です。
あ~。興奮状態だわ。
アマゾンで調べたら、入手には数日かかるようなので、ご注文はお早めに!「転生」の部分をクリックしてくださいね。
あともう1冊は、フォトリーディングのクラスで読んだ「孤独と人生」 著者は、誰もが1度は、名前だけは聞いたことがある、ショーペンハウアー。
誰かが良書だと推薦していたので買ってはみたものの、ずっと本棚に入れっぱなしだった1冊。「敬遠している古典を読む」という講座があったので、そこに持参した本の1冊であります。
いやぁ。この本も読みながら、お尻がムズムズ。いい文章を読んだときにだけ感じる、心の奥からの沸き上がる雄叫びを声に出したくなった、いい本でした!
「孤独と人生」なんてタイトルが悪いです、これ。
人は、どうしたら幸福を感じられるか。それについて書かれた本です。そして、幸福を感じるには孤独でいることが必要。そして孤独でいられるためには、長年の経験と感動があってからこそ。
人は心が強くないと孤独を楽しめない。人とつるむことではなく、一人を楽しむ。幸せの価値観を他に求めず、自分の内に求める。その必要性が書かれています。
いま本屋で売っているような、「お粥」のような本ばかり読んでいる私たちには、読む前に、知の圧倒感を感じてしまいますが、読み始めたら、あとは一気でした。
ただし、少しずつ読むと退屈すると思うので、最後まで一気に読むことをお勧めします。そのスピード感が、さらに感動を加速するんだなぁ。

立花隆さんがお薦めしている『寝れない一族』というノンフィクションは、読まれましたか?
面白いみたいですよ。

私のオススメは、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」です。高校生の時、夜に読み始め途中でやめることができずに夜通し読みつづけました。まだ、読まれていなかったら是非読んでみてください。


私はもっぱら図書館利用派なのですが(本って、捨てられなくて、おうちがどんどん書庫になってしまうので)、光田さんがブログで紹介されているものは、読む本選びの参考にさせて頂いています。
で、“転生”、すごく面白かったです。まずもって、著者の姿勢がすごくいい。素直な感じというんですか?何か、こう、私には到底出来ないかなりの透明さをもって取材に当たられ文章をかかれたんだな、と。最後にいろんな識者の意見を織り交ぜているところも興味深かったです。
また、素敵な本にめぐり合われたら、是非紹介してください!みなさんで情報交換し合えるといいですね。

そのことについては、彼は別の本に詳しく書いているんですが、世界的に有名な雑誌のライターとして活躍し「転生」のような素晴らしい本を書かれた方が、同時に長いウツで悩んでいた、ということ、そして、こんな非人間的な療法がいまだに安易に行われていることに驚いてしまいました。

私も10代の半ばから、ずっと精神障害(というのかしらん?)があって、一時期は本当に大変だったんです。今はホメオパシーなんかの助けもあって、少しずつはましになってきてはいるんですけれども。
ただ、そういう大変なものを抱えている方が、この様なすばらしい仕事をなさったという事実を見ると、「今こうこうだから、これはできない」とか、そういう言い訳が本当に“ただの言い訳”でしかないことを確認してしまいます。
さて、私も自分のお仕事にはげみます。

まあるい生活から来ました。
菜穂子さんの魂が雄たけびを上げた本って・・・と思って訪問したら、私も読んだ本でした。
これは読んでるうちに内容はもちろんのことですが、著者の方の真摯な姿勢というか、書き進め方にとても惹かれるものがありました。
本当にいい映画とか書物に出合ったときは魂がおおおーーってなりますよね。
私のオススメは著者名は忘れたのですが、ケニアだったかアフリカ出身の方で、『僕の儀式(イニシエーション)体験』という本で、4歳のときにさらわれて宣教師になるべく教育を施され、20歳くらいで部落へ逃げ帰り、そこでの儀式の経験を書いたものですが、この世界は多次元でできていることを確信するようなことを書いていました。
また長老だった祖父の言葉が、宇宙の真理を語っていてとても興奮しました。