エジプト旅行記(1月11日分)
2008年 01月 22日
参加者全員が待ちにまった大ピラミッドに入る日。
参加者の中には、エジプト旅行前から体調を崩し、ほとんどの神殿、葬祭殿に入らず、この「ピラミッドに入る」ということだけのために、ずっとバスの中で待機していた人もいて、ようやくメインイベントの日が来た感じ。
前夜は、兄からピラミッドの構造とエドガー・ケイシーリーディングの講義があり、最後に、チャクラを活性化するチャンティングの練習も行った。ピラミッドの構造は私たちのチャクラとも深い繋がりがあり、7つのチャクラを活性化させてピラミッドに入ることで、霊的な深い意味が生じてくるのだ。
これまで、おそらく世界中の精神世界関係のイベント会社が、大ピラミッド貸し切りとか、王の間での瞑想をプランニングしているので、多くの人が体験済みだと思う。
その同じ体験を私もできるのかと思うと、ワクワクどきどき。
早朝、6時から2時間というのは最高にギフトの時間帯。ピラミッドが静まり、その日、誰も入っていない清浄な空気に触れられるんですから。。。。!
5時45分にホテルを出発、というのに、遅刻やこの日に帰国する人のスーツケースの確認で出発は6時を廻った。これが、私たちに与えられた時間が1時間しかない、というのなら「こんな大切な日に遅れないでよ~!」とか「前もって準備してよ~!」って気持ちにもなるけど、なんたって、私たちには2時間もある。ホッホッホ。なので余裕よ、余裕。
ちょっと遅れたけど、一行は、真っ暗な日の出前のピラミッドに到着。6時15分頃、ようやくピラミッドの中へ。
この後、下降通路に入ったときのことは先日書いたので、話しは女王の間に入ったところから・・・。
この女王の間も、いまは一般公開はされておらず、事前に再三、ガイドさんを通じ、お願いはしたものの「おそらく入るのは無理でしょう」と言われていたところ。
ところが、ピラミッドに入る直前になって「今日は女王の間に入れて下さるそうです~!」っていうことで、喜び勇んで入ったのでした(そしたら「下降通路も入れます!!!なんてラッキーなんんだ」ってことで、二重の喜びになったんですが。
さて女王の間。
女王の間自体は、ガランとした空間。
ただ、ここには不思議な切り出しがあり、わざわざ、巨石を積み上げて、部屋の内部にこんな面倒な創作をした意味は公には分かっていない。(このサイトの写真参照) (下から数えれば、5つと数えられてしまうけど、これは上に4つある、と数えるらしい) 女王の間に入るには、ピラミッドの内部を上昇する、というより、横にまっすぐ入ってくるんですが、これは人間社会で生きるなかで魂を磨き、下から4つまでのチャクラ(ハートのチャクラ)を開き、愛や親切を表現することが、とても大切、ということを意味している・・・らしい。
不思議な金属製のドアが、女王の間の細い通路の奥にあるのが発見されているんだけど、今回は、この4つの切り出しを見て、当時、このピラミッドを造った人たちの宇宙との繋がりと、魂の壮大さに、ひたすら打たれる。
さて、女王の間を出たら、あとはひたすら王の間に昇るだけ。
有名な大回廊の素晴らしさ。石はツルツルすべすべ。これが、あの大きな石を積み上げて作ったとは思えないほど精巧な造り。ところどころ杭のように出っ張っている部分もあり、とても人間ワザとは思えない。
大回廊を昇ると、そこには日本の茶室のように、少し腰を屈めないと入れないよう低く天井が作られている場所があり、そこを屈みながら入ると、あっけなく王の間に。日本のお辞儀のように、やはり大いなるものに「礼」を表現するには、腰を折る、ということが大切なんですよね。
ここが、夢に見た玄室、王の間なのかと、ちょっと心がポカンとした感じ。真ん中ではなく、少し奥まったところに空の石棺があり、石棺を背中に座って、呼吸を整えながら、他の人の到着を待つ。
イエスをはじめ、多くの王たちがイニシエーションのために入ったという王の間に、いま、私もいる、ということで感慨ひとしお。
続きは次のブログへ・・・