エジプト旅行記(1月10日分)
2008年 01月 18日
そのままバスでカイロに移動し(ナイル川を渡れば、そこはカイロ)、カイロ博物館へ。
クリスマスからお正月休暇あたりに比べ、観光客は少ないらしいが、それでも世界中から来た観光客で博物館の広間は人で一杯。
ここのメインの展示物はなんといってもツタンカーメンの墓から出てきた宝物たち。
ここも、博物館に入る前にカメラ没収だったので、私が撮した写真は1枚もないんですが、ここのサイトの人が、何枚も紹介しているので、こっちを参考にしてください。
ツタンカーメンの黄金のマスクは、想像以上の美しさ。30分見ていても全く飽きない。
さらに黄金の棺は金に施された彩色と細かい細工が、本当に素晴らしい。あまりの美しさに、さすがの私も見ているだけで涙が溢れてくる・・・・。よくぞこの宝物を3000年もの間、盗賊たちから守って下さったと神に感謝を捧げたくなるほど。誰の目にもふれない、本当に、王とともに眠るだけの宝物をこれだけ丹精込めて作ったエジプトの人たちの死生観をかいま見た感じがする。
(私が涙を流していた横で、北海道から参加していた丸さんも感動して泣いていた。日本から来た女2人が黄金の棺を見ながらビービー泣いている姿は、いま想像すると、ちょっと可笑しい!)
ジャッカルがモデルとも言われるアヌビス像の凛々しさ(この像は見つかったときに、何故か、布が背中に被さっていた)。宝物が入っていた逗子を守る4体の天使(?)たちの愛らしさ。
残念ながら、観覧の自由時間は30分!なんていう過酷なスケジュールだったので、ゆっくり見る時間はなかったけど、きっと、私はここだけで、半日いても飽きないと思う。次回、エジプトに行ったら、カイロ博物館だけで半日は時間をとらなくっちゃ。
それから、エジプト学では定説になっているギザの大ピラミッドは、クフが造ったという話し。
カイロ博物館に行ってクフ王の像を見たら、きっと「嘘だ~!」って叫ぶと思います。
だって、クフ王の像って、手のひらに乗るほど小さい!
神殿の壁にも、石像でも、とにかく、こっちの人ってもしかして巨人??って思うほどの巨大なものばかりを作ってきた歴代の王たち。しかも、自分の名前が次ぎの王によって消されないように、岩盤に深く深く自分の名前(カルトューシュ)を彫り込み、これでもかと自己顕示をしていた王のなかで、あのピラミッドを造ったクフ王だけが、こんな吹けば飛ぶような小さな像しか残してないなんて有り得ませ~ん!
・・・と私は思う。
お正月の風邪のあと、UPないな~と思っていたら、エジプトに行かれてたのですね。エジプト旅行記とても興味深く拝見しています。自分の中学生頃、エジプトに傾倒していて、友人とまるで霊媒のように物語を作っていたことを思い出しました。私もいつか行ってみたい。
写真がたくさんあって感謝~!!