エジプト旅行記(1月8日分-おまけ)
2008年 01月 15日
この下降通路、前日の解説では、保存状態も悪く、15年前には入れたけど、今では「絶対に入れない」と言われた代物。高さ120cm、幅1メートル足らず。30度近い急な傾斜の通路を延々中腰のまま(お辞儀をしたような格好で)歩き続けることになるので、かなり肉体的に辛いし・・・。
ところがピラミッドに入ったとたん、兄が「みなさーん。今日はラッキーなことに下降通路に入れて下さるそうです。希望者は入りましょう!」というではないですか。
ピラミッド担当の政府高官が、下降通路に通じる鉄の門扉の鍵をガチャンと空けてくれ、我々一行は、体力温存と霊的な意味で下降通路は避けたいという3人を残して、中腰の姿勢のままピラミッドの地下あたりにある謎の一室へ。
気を緩めると、すぐに頭を岩にぶつけるし(私は10回以上ぶつけた)、天井も他の通路と違ってゴツゴツした岩が向きだしになっているし、明らかに他の通路とは違った粗い作り。
しかも、ずっと中腰、膝を曲げたお辞儀状態なので、途中から「膝が笑う」を通り越して、足全体の筋肉が痛くて辛い! しかも、息絶え絶え。
そんな思いをして、最後にたどり着いた部屋は、大きな岩がゴロゴロむき出しのまま残っている不思議な部屋。
エジプト学では、「作りかけのまま、ほったらかしにされている」というのが定説らしい。
・・・ところが、エドガー・ケイシーは、ちゃーんとこの部屋の存在意味を言っているんですね。
ゴツゴツした粗い作りで、下降していく通路も、大きな岩がゴロゴロしたままの地下の部屋も、霊的な意味がちゃんとあり、自堕落で欲望のまま、あるいは物質的なものばかり追求した生き方をしていると、魂の末路はこうなってしまう、という諫めが込められれているんですね。
実際、この部屋から上に上がろうとすると、かなり大変。
一度、落ちた魂が、上に上がろうとしたとき、いかに困難が待ちかまえているか、今度は元に戻る道すがらの肉体的な苦痛で、ありありと実感したのでした。
(息は絶え絶え、足腰はガクガク。こんなに苦しいのなら、上に上がらないままでもいいよ、って気分になるほど)
フー。。。ホントに痛かった!
ずっと中腰の姿勢で急な傾斜のある通路を下がったり、昇ったりと、普段使わない筋肉を酷使し続けたお陰で、午後から、下降通路に下りた参加者のほとんどが肉体的な痛みを伴うことに。
特に階段の上り下りなんて、地獄でした。
「う!」「お!」「よいしょ!」とかけ声をかけて踏ん張らないと、階段に足をあげることも、身体を持ち上げることも不可能。イスから立ち上がることさえ、痛みを伴うんですから。さらに階段を下りるときなんて、痛くて痛くて。。。。
平地も、膝がガクガクして、走るなんて絶対に無理。とにかく金曜日の午後から日曜日まで、普段、無意識に動いている両足が、意識しないと動かない感じで、全く別人の足。
日本に戻ってからも、掃除や片づけをしたくても、中腰になれないので、しゃがんだり、立ったりが痛くて痛くて。。。。
でも、この痛みは、特別なギフトから得た痛みだから・・・なんて言っていたんですが、日常生活に戻ると、やはり大変。日曜日、自宅に帰った時点では、部屋の中の移動はノロノロ、ガクガク。
痛みで「う!」ってなってました。
そこで、日曜日の夜、オイルでマッサージしたあと、カッピングをして寝たんです。とはいえ、あまりに足が浮腫んでいたんで、カッピングをしたのは、たかだか5分程度。
その後、10時間近い十分な睡眠をとったところ。。。。。
フフフ。月曜日の朝には、別人のように足が軽くなっていたのです。。。。
日曜日の午後、歩くたびに「う!」「お!」「痛い!」って叫んでいた私を知っている人にとっては、驚きの変身ぶりだと思います。私だってビックリなんですから。
人間の身体って凄いなあ。ってあらためて実感。この回復力を見よ!って感じです。
十分な睡眠の力も凄い。オイルの力も凄い!そしてカッピングの力も凄いと、つくづく感じ入った月曜日の朝でした・・・・。