豊富温泉
2007年 11月 06日
この温泉は、大正末期、石油の試掘を行ったところ、地下800~900mから天然ガスと温泉が噴き出したことから始まったとあります。
ホテルの案内より
泉質:ナトリウム塩化物泉
わずかに黄濁して弱い石油臭あり
アルカリ性
効能:浴用・・・リウマチ性疾患、創傷、慢性湿疹
飲用・・・慢性消化器疾患、慢性便秘
最近はとくに、アトピー性皮膚炎、乾癬などの症状の治療改善に効果がみとめられ、療養に訪れる人が増えている。共同入浴施設として、町営の「ふれあいセンター」が整備され、療養温泉としての評価も高まっている
入浴した感じでは、わずかにヌルリとした感触があり、柔らかな肌触りのお湯です。
舐めたら確かに塩味がしました。石油臭いとありますが、大地の力シャンプーになれているせいか、私には全く石油臭はせず、単に黄色く濁ったお湯、という感じでした。
柔らかな肌あたりなので、入った感じはとてもいいです。
ただ、残念ながら、私は熱いお湯が苦手で、5分も入っていたら茹で蛸のようになってしまいます。なので、どんなに泉質がよくても、その熱さに、心ゆっくり入るなんてとんでもない!っていう感じで、熱いのを我慢して入る我慢大会のよう・・・・。自宅のように水を入れて、お湯をぬるくするわけにもいかず・・・。
頭を洗わず、湯船に浸かっただけですが、おそらくトータルで10分も入ってなかったかも。
以前、温泉好きの徳江さんに「温泉に入っていったい何してるんですか?」なんて聞いたくらいで、徳江さんは「温泉は大地のエネルギーを持っているから、そのお湯と戯れるんだ」と言ってましたが、お湯と戯れている余裕は私にはなく、昨晩も、ひたすら「熱いよ~」と思っていただけ。
わざわざ、東京からはるか北の最果ての温泉にいながら、10分で温泉から出てしまって「ああ、もったいない」状態ですが、確かに今朝、ほっぺたを触ると、ツルツルしている感じです。
・・・そんな今朝、昨日のメルマガを読んだという北海道の方からメールが届いていました。
その方もご自身のアトピー治療に一番効果があったのが、この豊富温泉での湯治だったと書いてありました。アトピーや乾癬の方々には非常に有名な温泉らしく、日本全国から湯治に来たり、わざわざ、湯治のために、引っ越してくる人もいるとか。
ただ、残念なことに、温泉治療というのは、温泉に入っているときには症状の改善が見られるんですが、温泉から離れてしまうと、また症状が元に戻ってしまうらしいんです。
私も以前、別の温泉でしたが、湯治で乾癬をなおしたことがある、という男性の方会ったことがあります。その方は、温泉の本に「湯治前」と「湯治後」の症状改善の見本として、写真が本に紹介されたくらいの人だったんですが、やはり温泉治療が終わってしばらく経つと、また元に戻ってしまったので、湯治の限界が分かったそうです。
その方には、ケイシーの乾癬治療の方法をお知らせしたんですが、やはり男性ですから、外食が多く、厳格な食事が柱となるケイシー療法は続かなかったようです。。。。
でも、何ヶ月かに1度、こういった温泉でゆっくり湯治をするのは、体にも心にも、とてもいいのではないでしょうか? そこに行けば症状が落ち着く、という場所があるだけでも、精神的に楽になりますし・・・。
私が滞在しているホテルは、食事つきで、まあ、日本のどこにでもある「典型的な旅館の食事」になってしまうので、本気で湯治をしたかったら、やはり自炊をして、食事もきっちり、されたほうがいいとは思いますが。。。。
明日は早朝に札幌に向かってしまうので、今晩は、昨日よりもうちょっと長く入りたいと思います・・・・。