酒井阿闍梨
2007年 10月 28日
Parenting should be purposeful.
by Monday morning leadership for women
ペルー旅行で同室だった加藤万里子さんが、酒井雄哉阿闍梨に会いに行きませんか?と誘って下さった。先日、酒井阿闍梨について書かれた本を読んだけど、酒井阿闍梨が、まさに千日回峰行中だった、その業の様子を撮影したドキュメンタリーがあるというので、それを見に、NHK川口まで行った。
1979年撮影なので、28年も前のドキュメンタリーなのに、一部の場面を覚えてました。
9日間、不眠・不臥・断食・断水。つまり、食べ物も水も断ち、眠らず、横にもならずお経を唱え続ける「堂入り」という業が途中であるんですが、1日1回だけ、水を汲みに外に出る、その場面に、記憶がありました。
フツーの高校生だった私にも、殺気迫るものがあったんでしょうね。
朝1時に起きて、7年間、1年間に100日間、もしくは200日間、毎日、40km、60km、80kmと山道を歩きながら念仏を唱える。
毎日、毎日、同じルートを雨が降ろうと、雪が降ろうと、100日間、200日間、歩き続けるってどんなんでしょう? 今日は止めたいとか、今日は起きたくないなあ、ってこと、チラリとでも思ったことがあるんでしょうか?
そして、その1000日間の業を2回も成し遂げている(これは過去3人しか成し遂げてないそうです)。
最近、32歳の方が千日回峰行を終了したそうですが、酒井さんの場合は50代でしたから、肉体的にはどうだったのでしょう?
私は、自分の名前に別のルビをふられるなら、「グータラ」とルビを付けられそうなくらいの、グータラ人間なので、自分を律して魂の修行ができる方を本当に尊敬してしまう。
お会いしたら、自分の心にわき起こる、甘えの気持ちとどう戦ったのか聞いてみたいですね。