市販の野菜ジュースでは足りん!
2007年 10月 27日
What ambitions for leadership do you need to restrain?
by Spritual leadership J. Oswald Sanders
昨日配信した、メルマガが、ジュース生活をしよう!っていうトピックだったので、雑誌アエラ10/29号に市販の野菜ジュースの栄養を調べた結果が載ってますよ、とお知らせいただいた。早速、お昼に買って読んでみた。
・・・だと思った、というのが率直な感想ですが、以下「アエラ」からの情報抜粋です。
さらなる情報を知りたい方は、10/29号を買って読んで下さいね。
野菜飲料の販売額は2006年は521億円。2004年の2倍。たった2年間で2倍は凄い!
名古屋市消費者センターが、野菜飲料35商品の栄養成分を調べたところ、全ての商品が、1日の推奨されている栄養量を下回った。
そのデータの開示が無かったので、アエラが独自に8商品をテスト。
厚生労働省は、1日350g以上の野菜を。うち、緑黄色野菜は120g以上という目標を出している。120gの緑黄色野菜を食べると、どれだけ栄養が摂れるか・・・。
ビタミンC 47.9ミリグラム
カリウム 480ミリグラム
カルシウム 68.5ミリグラム
マグネシウム 27ミリグラム
カロテン 3641マイクログラム(体内でビタミンAに変わる)
ポイントの目安
これをもとに、各栄養成分の充足率が8割以上を「5」、6~8割は「4」、4~6割は「3」、2~4割は「2」、2割未満は「1」
近所のコンビニでよく見る3本を例にあげると・・・
カゴメ「野菜1日これ1本」
総カロテン5 マグネシウム5 カルシウム4 カリウム5 ビタミンC3
カゴメ「野菜生活100 緑の野菜」
総カロテン1 マグネシウム4 カルシウム2 カリウム5 ビタミンC1
大塚チルド食品 「野菜の戦士 緑野菜ミックス」
総カロテン2 マグネシウム2 カルシウム1 カリウム3 ビタミンC1
カリウムは、まあまあ、いいですね。
ビタミンCが少ないのは、ビタミンがCが熱に弱いから。
常温保存は、通常120度以上で数十秒殺菌をする。また流通の過程でビタミンCは破壊されるので、パックの野菜ジュースではビタミンCは取れない。
摂れるとすると、それはあとから人工的に、ビタミンCなどを添加しているため。
(数十秒というのは、長いですね。牛乳でも数秒なのに・・・)
あたかもパック1ヶで、1日分の野菜の栄養が摂れるかのようなイメージを与えているが、1日分の野菜350gがジュース1パックで摂れるかについて、メーカーの見解はこうなっているそうだ。
「1本で1日分の野菜350g分を使っている」のであって、1日分の栄養が摂れるわけではないと。(だから破壊された栄養素については知らん、ということですねぇ)
でも、実際350g分の野菜が使われているかどうかは、確認できないので、実際のところ、どうかは分からない。人参だのカボチャ、トマトだの、重量の多い野菜を使えば、350gにはなるかもしれませんが、葉もの野菜ばかりだと350gはすごい量になるでしょうしね。
また7年前に国民生活センターで野菜飲料のテストをしたところ、0.1g摂れると表示されていた総カロテンが、実は0.02gしかなかったというのもあったらしいので、メーカーから一方的に出されている数字を信頼できるかどうかは、実際は分からないのです。
エドガー・ケイシーのいう、健康になるための野菜の量は、厚生労働省が述べた数字より、遙か高いところにあります。厚生労働省の食事の目安は、主食はご飯で、肉、魚があり、野菜はその脇役ですが、ケイシーの場合には野菜が主食ですからね。
つまり、「野菜ジュースを飲んで、野菜を食べた気になってはいけない」「1日分の野菜の栄養素がこのジュースを飲んでも摂れるわけでは全くない」ということを消費者は分かったうえでパックジュースは飲むべし、ってことですね。そして、ちゃんと、野菜は食べましょう。
ジュースをあえて飲むなら、カゴメ「野菜1本これ1本」が、まあまあいいってことでしょうか。(といっても、酵素や熱に弱いビタミンやミネラルは摂れませんが・・・・)

ところで玄米を始めたのですが、玄米菜食にすると髪が抜けると聞きました。
本当ですか?あとで生えるとしても会社員の私には困ります。
聞いたことないですねえ。たまたま、そういう方がいたということではないでしょうか?
ただし、あまりにストイックな玄米菜食を長年続けていると、酵素とある種のビタミン、ミネラルの不足になってしまう可能性が高いので、サプリメントなどで補われたほうがいいかもしれません。
テキトー玄米菜食がおすすめです。
