キュアCURE
2007年 09月 29日
小説トリッパーは、朝日新聞社から出ている雑誌で、「週刊朝日別冊」とある。
田口ランディさんの新作が掲載されているのは、2007年6/15版と、2007年9/18版
なんせ、雑誌なんで、売り切れの可能性あり。6月15日版は図書館で探したほうがいいかもしれない。
内容は、病気、治療、治癒、病院、オーラ、ヒーリング、超能力・・・・
まだ全部は読んでないけど、田口ランディさんの小説は、どれを読んでも、面白く、どれを読んでも1行目から引き込まれてしまう。
小説家は、書かずにはおられない、表現せずにはいられない内なる闇を抱えているって、誰かが言ってたけど、田口ランディさんも、その一人だと思う。
いつだったか、彼女のWEB上での日記を読んでいたら、「私が思っていたことを書いてくれてありがとう」とか「***について書いてほしい」という読者からのメールに、「私をあなたの代弁者にしないで。あなたはあなたの言葉で書いて、表現して!」といった内容の、叫びとも、悲鳴とも感じられる言葉が書いてあった。
情報が洪水のように押し寄せてくる現代。どれが自分の心の奥底から発生した思いなのか、どれが、テレビのコメンテーターが言っていた言葉なのか、分からなくなる。
自分の心にあるままを、自分の言葉で書くって、簡単なようで難しい。そして、似たような人をみつけて、それに乗っかっていってしまう。
それだけ、自分に自信がないのかな。誰かの目を気にして、当たり障りのないことや、多数意見のあるほうに沿ってしまうのかな。
ランディさんの本、
そのうち単行本になると思いますが、早く読みたい人は、探してみてください。