カナダ旅行中の最大のイベントは、ネイティブ・カナディアン(先住民)の皆さんが行う祈りのセレモニー参加でした。
ルーシャの自宅兼牧場は山の上にあり、もともと町自体がそんなに観光地でもないので、ルーシャから「滞在中、何したい?」と問い合わせが来てました。「アヤワスカだったら、知り合いのシャーマンとセレモニーできるけど・・・」とも言われたんですが、お気楽旅にアヤワスカはヘビーすぎる。私一人の旅だったら、やったかもしれませんが(笑)、アヤワスカをやるには、旅行前から厳格な制限食をスタートしなくてはいけないので、グルメも楽しみたい我々には選択肢に入らない。
それで別案としてルーシャから提案があったのがネイティブの皆さんとのセレモニーでした。
とはいえ、前情報なにもなし!会場が二転三転して決まらず、参加人数も分からず、すべてルーシャまかせ。そして、ルーシャも「彼らから詳細が来ないけど、30人くらい集まるかもしれないので、30人分くらいの日本のお土産だけ用意しておいて」と。
30人分の日本のお土産と言われても、興味ないものをもらっても嬉しくないでしょうから、誰でも食べられるものと思って、結局、ヨックモックのお店に行って、一番大きな詰め合わせを買って行きましたー(笑)。
祈りのセレモニーは、日暮れから夜明けまで続きました。参加者の中には赤ちゃんや中学生の2人の男の子連れの人もいて(彼らはセレモニー中ずっと寝てましたが)、ネイティブの人たちは、ゆりかごから墓場近くまで、人生の場面場面でこのような祈りの場に参加しているんですねー。
真ん中でずっと火が焚かれ、セレモニー中はずっと祈りの歌が歌われるか、誰かがスピーチをしているか・・・。参加者は横になって寝ることはできず、決まった時間以外はトイレに行くこともできず…。
中央の火を囲むようにグルリと円になって座ったんですが、それはどこが上座でどこが下座ということもなく、誰が偉くて、誰が偉くないということもなく、人はみな平等である、ということを表しているそう。
そして全てのものが、その円になった人の手から手へ渡され、全員が同じものをシェアします。
ネイティブの言葉で何が語られていたのかはさっぱり分かりませんでしたが、おそらく各方角のエネルギーや守護動物、精霊たちを招き入れ、祈りのセレモニーは行われているんだと思います。
ネイティブのセレモニーは、火、水、地、風(歌)、空(空間)の五行がそろった儀式(インドや密教哲学の五行は中国の五行と違う)。普段はティピを作ってその中で行うそうなので、さらに地のエネルギーが近いですね。
歌やスピーチが進むうち、時間の感覚はなくなり、いったい今が何時なのか分からないまま、あるとき、夜明けの最後の儀式が始まり、あぁ、もう夜が明ける時間なんだと。
最後に何人かが感想やスピーチを行い、部屋の外で全員で握手やハグをしてセレモニーが全て終了しました。
私は時々、意識が飛び、寝落ちしてしまいましたが、こればかりは日本にいては体験できない、非常に興味深い夜でした。

今回のセレモニーの中心人物のお二人。右側の男性は、ボブ・マーリーの甥っ子さん。かつてはベーシストとして一緒にステージに立っていたこともあったそう。今回はウォータードラムのドラマーとしてずっと太鼓を叩かれていました。

今回お世話になったのが、カナダ在住30年のよしこさん! よしこさんの英語での祈りのスピーチがとても素晴らしかったそうで、ノエルさんは感動して涙ぐんでいました(私は英語は右脳で聞くので、ふんふんと聞いているのに、すぐに忘れる 笑)

今回のセレモニーを取り仕切って下さったセレモニーキーパーのジョーさん!
ネイティブカナディアンの血(DNA)がかなり濃く残っている貴重な存在だそうです。
今回は日程があらかじめ決められていたので、各地から様々なご縁のあるネイティブの方々が参加して下さっていました。普段は誰かが病気になった、誰かが困っている、という時には急遽、人が集められ、同じような祈りのセレモニーをすることがあるそう。
今回は部族外の人間である日本人の我々やルーシャさんたちも参加できましたが、部族の方針やセレモニーキーパーさんによっては、部族外の人の参加は許可されないことも多々あるそう。アメリカ、カナダには数多くの部族が存在しているので、今回私たちが参加した様式とは違う祈りのセレモニーもたくさん存在します。
今回、私たちが参加できたのは、ルーシャさんとネイティブの方々との信頼とご縁、セレモニーキーパーのジョーさんの寛容さと決断力、よしこさんの存在等々、様々なご縁の繋がりで開催が可能でした。
ネイティブの文化、言語、儀式、生活様式を続けることは、長期にわたって「同化政策」のもと犯罪でした。それを、勇気あるリーダーたちが命懸けて自分たちの文化を取り戻し、こうやってセレモニーを行うことができるようになったという歴史があるそうです。
セレモニー後、カイロプラクティックの河野先生の施術を受けたいというネイティブの方々の列が続き、合計8人のセッションをされていました。河野先生いわく、ネイティブの方々の身体は、ご本人のトラウマだけではなく、祖先からの深いトラウマ、深い悲しみや怒り、遺恨などを受け継いでおり、我々の身体とは全く違っていたそう。西洋文化が、どれほど惨い、そして酷い扱いを先住民の方々にしてきたかは歴史が示すとおり。
自然と動物と共生共存しながら、豊かに平和に暮らしてきた先住民の方々の暮らし。その中心であった祈りのセレモニーを少しだけでも体験できたことは、本当に貴重な時間でした。
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