南インド聖地巡礼の旅(こぼれ話その2)

昨日でインド旅行記はいったん終了の予定でしたが、あと2つ、こぼれ話を・・・。

昨夜、友人でタイムウェーバーのコンサルをしている白木原雪乃さんに、ほんの短い時間でしたが、タイムウェーバーでエネルギーチェックをしてもらいました。

  ✴︎タイムウエーバーって何?って方はこちらをどうぞ。


私がインド帰りということもあり、最初にチャクラのチェックをしてくれたんですが、それが、すごい充実のチャクラだったようで、雪乃さんもビックリ。70%だと合格点らしいのですが、昨夜の私のチャクラのは、93,95,97,99・・・。99は最高点らしいです。

ムーラダーラチャクラ(第1チャクラ)が85でしたが、インドから帰国する飛行機の中でも、その後も睡眠不足が続いているので、疲れが出ていますね、ということでした。

連日、裸足で寺院巡りをしていたおかげでしょうかー。インドに一緒にいったメンバーもきっと同じ状況・・・というより、ちゃんと身体を休めているので、私よりいいハズですー。

というのが1つめの報告。


2つめ。

インドの寺院では、9つの惑星を司る神様の像が配置してあるところが、何カ所かありました。そのエリアがあると、我々は、惑星からのマイナスの影響は最小に、良き影響は受け取れるよう、手を合わせながら、その像の廻りを9周巡りました。

(追記)
9回その廻りを歩くことで、どんな功徳がいただけるのか?あらためて質問しました。以下、サティシュジ先生からの返事です。

9つの惑星のエネルギーは像の中に顕われています。なので、私たちがその廻りを歩くと1周ごとに良いエネルギーが我々のナディ(プラーナの通り路)に蓄えられていきます。私たちの身体の磁気フィールドの中で惑星のエネルギーが占める割合は極めて少ないですが、9つの惑星の像の廻りを9回歩くことで、惑星のエネルギーが強化されていきます。


9つの惑星というのは、月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽と、ラーフとケートゥ(Rahu, Ketu )。最後のラーフとケートゥというのは、目視できる惑星ではなく、月の軌道と太陽の軌道の交点。どちらも人間の人生にはネガティブな影響を与える凶のエネルギーだとされています。

この2つが入っていることがとても興味深かったので、ネットで検索をしてみると、インド占星術をされている方のblogに、こう書かれていました。

■ 「ラーフ」について
【基本の象意】 父方の祖父、アウトカースト、最下層民、外国人、罪深い女性、ヘビ、爬虫類、快楽主義、飽くなき現世的欲望、強奪者、勇気、向こう見ず、無智、怠惰、偽善、異常、調査、外国での生活、物質主義、賭博、骨、粘液、悪性腫瘍、皮膚病、むくみ

【性質】 独創性、個性的、自立、洞察力、用意工夫、霊感、想像力 (混乱、現実逃避、突然の出来事、粗雑な行動、精神病、中毒、あいまい、幻覚、妄想)

ラーフは煩悩を表し、飽くなき現世的な欲望や独創性を表す惑星です。ラーフが他の惑星とコンビネーションを組むと吉星の木星のようにその惑星の能力を高める働きをします。ただ、その高める方向がラーフの独創性を帯びて一風変わったものになります。

例えば、ラーフと金星がコンビネーションを組めば、金星の華やかさが拡大しますが、そこには一風変わったものが加わり派手なものになります。また、ラーフは徹底的な追求を表し、在住するハウスのテーマを徹底的に追求していきます。

ラーフの強い人は、個性的で破天荒、物質主義的です。また他者との積極的な交流をする愛嬌のある人柄の方が多いにが特徴です。

ラーフは現世的な欲望の惑星です。物質的なものや現世的な快楽などに溺れやすい傾向があります。ホロスコープ全体の配置が悪いと不道徳で、ギャンブル好きやドラッグ中毒になったりします。不倫、ギャンブル、ドラッグ、アルコール、タバコなど刺激的な快楽はすべてラーフの象意です。

■「ケートゥ」について
【基本の象意】 母方の祖父、父方の祖母、アウトカースト、最下層民、外国人、医療従事者、真我、禁欲主義、解脱、超能力、識別力、幽霊、毒のある言葉、陰謀、オカルト主義、哲学、苦痛を伴う熱、傷、潰瘍、天然痘、風邪

【性質】 多才、敏感、理想主義、直観、同情、精神的、自己犠牲、繊細 (風変わり、奇抜、狂言、気性が荒い、暴力的、慣例を尊重しない、道徳観念のない、因習打破、衝動的、感情的緊張)

ケートゥはとても純粋で内向的な性質を持っています。ラーフとは対象的に禁欲的で内向的な性質を持っています。ケートゥは煩悩を消し、解脱や悟りに向かわせる惑星です。ケートゥとコンビネーションを組む惑星はその能力が抑えつけられますが、霊的に純粋な方向に向かわせます。

水星がケートゥとコンジャンクション(ホロスコープ上で同室)する時、言語能力に障害が発生します。その代わりに霊的な思考、深遠な思考能力が与えられます。インド占星術において水星とケートゥのコンジャンクションはとても重要です。そして、これに更に木星の影響があるとインド占星術をするのに適性のある配置になります。

ケートゥの強い人の性質は、禁欲的で引きこもりがちな内向的な性質になります。オカルトや神秘的なものに強い関心をいだきます。


で、この9つの惑星の概念は、いつ頃、インドで発達したのか、プラブジ先生経由でサティシュジ先生に尋ねたところ、こんなお返事でした(英語の自動翻訳文です)。

9つの惑星の概念: ラーフとケートゥ(月の節)を含む9つの天体の具体的なグループ分けは、ヴェーダ後の時代、特にウパニシャッド時代とプラーニ時代(紀元前500年頃から紀元後500年頃)に明確になったようだ。マハーバーラタ』(紀元前400年頃~紀元後400年)や『プラーナ』(紀元後300年頃~)などの書物では、9つの惑星に言及している。

ラーフとケトゥ: これらは物理的な惑星ではなく、月の節(月の軌道が黄道面(太陽の見かけ上の経路)と交差する点)を象徴的に表したもの。ヴェーダ占星術では、ラーフは上昇ノード(北ノード)、ケートゥは下降ノード(南ノード)である。日食に強い影響を与え、占星術の計算において重要であるため、このシステムに「惑星」として含まれている。ナヴァグラハにラーフとケートゥが含まれているのは、インド占星術が西洋占星術やバビロニア占星術と異なるユニークな特徴を反映している。

ナヴァグラハの概念: 9つの惑星のフルセットは、インド占星術では、一般的な時代の初期の数世紀ごろまでに固まっていたようだ。ナヴァグラハは、ジョーティシャとして知られるヴェーのダ占星術の不可欠な一部となり、独自の惑星周期(ダシャ)システムと、人間の問題に及ぼす影響力を持つようになった。

天文学的および象徴的な意義: ラーフとケートゥが含まれていることは、インド占星術の二重の性質を浮き彫りにしている。インド占星術は、(目に見える惑星の動きのような)観測可能な天文現象と、形而上学的で象徴的な意味の両方を融合させている。この2つの月の節は、日食の数学的・天文学的側面と関連しており、人間の運命に大きな影響を与えると信じられていた。

南インド聖地巡礼の旅(こぼれ話その2)_c0125114_13570444.jpg

私は西洋占星術もインド占星術も詳しくは知りませんが、惑星が人間に及ぼす影響を早々と解明した(といっても、人間が解明したわけではなく、神様から受け取ったギフトだと思いますが)古代インドの叡智、まだまだ深いです。

おそらく、左脳で論理的に知識として伝えられてきたものではなく、直感的に霊的に受け取られてきたものでしょうね。


今世では、私はインド旅行には行かないだろうと思っていたのに、何故か55歳を過ぎて旅行に行き(エローラ・アジャンタ遺跡への旅行を強く勧められた)、そしてこの数年、プラブヨガを通じ、インドとのご縁が深まっています。今読んでいるのは、「マハーバーラタ」と「クリシュナ物語」だし。

インドの叡智、今の私の脳みそでは到底追いついていかないので、来世では、もうちょっと早くからご縁を作り、早めに学び始めることにします(笑)。



by hiroshimapop | 2024-11-26 12:20 | ただいま海外で体験中!

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