金曜日の夜遅くに羽田空港に到着。週末の2日間はバガヴァッド・ギーター講座の主催。そして今朝も早起きして1泊2日で姫路へ。水曜日の夜にルーシャとドンさんが我が家に到着。お2人とも我が家に泊りながらのルーシャさんのイベントがスタート。
我ながら、ギリギリセーフの詰め込みスケジュールです。来年はスケジュール帳が真っ白な(笑)、ゆったりの1年にしたいと心から思う(笑)。
さて、南インド聖地巡礼の旅のこぼれ話を2つ。
●インドの乳製品は美味しい!
インド滞在中は朝・夕はホテルのヴィッフェ、ランチは町の食堂へ、というのが、だいたいのパターンでした。良い食材や調理人の料理を食べてほしい、というプラブジ先生たちの配慮もあり、今回は滞在先にマリオット系列のホテルがあればそちらに泊る。なければ、その町で一番良さそうなホテルに・・・。
食事も宿泊も、安心な旅でした。
さらに、プラブジ先生とサティシュジ先生が事前にメニューをチェック。激辛の料理にならないよう、日本人向けの料理をオーダー。マリオット系のホテルでは、シェフと交渉して、作り置きしていた料理や冷凍の食材ではなく、新鮮な地元野菜を使った料理にして欲しいと、我々日本人グループのために特別料理をオーダーして下さったこともありました(ヨガでは、3時間以上前に調理した料理は出来るだけ食べないように言われている)。
インド旅行が始まった頃の私の朝食。
まだカレーがありますが、日を追うごとに、だんだんカレー率が減っていき・・・(笑)
この日のヨーグルトは、まだメーカー品
そんなわけで、私は毎食、美味しくインド料理を完食!
3日目にはすでにぽっこりお腹となってしまったくらいですが、なかでも感動的に美味しかったのが地元産の牛乳で作られた乳製品! インドは乳牛が町中に溢れかえり、車の横を堂々と歩いているお国柄。ヨーグルトやギー(バターから作られたオイル)も、絞りたて牛乳から作られたホームメイド。特に、町中で入った食堂のギーは「これ、買って帰りたいー」と誰もがいったほどの美味しさで、これまで食べたギーの中で、断トツに美味しかった!
日本でも、手作りのギーを何度かいただきましたが、インドの手作りギーは、全然違ってました。私は飲みませんでしたが、こんなにヨーグルトやギーが美味しかったので、地元の牛から絞られた牛乳も美味しかったハズですー。
典型的なランチセット
これ以外に白ゴハンやパパド(超薄のお煎餅みたいなもの、豆や米粉が原材料)、ナンがサーブされ、頼めば、エンドレスでおかわり可能。カレーも無くなると注がれてしまうので、まるで「わんこそば」のような。大食いの人には嬉しいかもー。
●インドの道路はカオス
10日間、私たちは4人のドライバーさんと旅行を共にしました。寺院によってはマイクロバスも入りそうにない狭い(しかも混雑した)道路を通る必要があるので、我々は3台の8人乗りの車に分乗(1台は荷物運搬専用)。時には3時間~4時間も車に乗り続けるという日もありました。
インド旅行を経験した人はご存知でしょうが、インドの道はカオスです。信号のない交差点、狭い道路を車やバイクだけではなく、牛、犬、山羊、人が横切る。360度を注意してないと、いつどこから、車やバイク、犬がやってくるか分からない。バイクは3人乗り、4人のりは当たり前。暑いからでしょうが、ヘルメットもしていない。ものすごい量の荷物を積んだバイクや車も走っていました。そんな町中を車で走るので、どの車もクラクションは鳴らしっぱなし! 私は何度、「あ~、犬が~!」「あ~、危ない~!」と叫んだことか!
そして、インドは野良犬天国。どの犬も避妊や去勢をしてないので、仔犬や子育て中の母犬も多く、その犬たちが道路を堂々と歩いているので、もうヒヤヒヤでした。
インドの道、フツーの日本人には運転不可能だと思う。あの道を事故もなく、そして犬にもぶつからず10日間移動できたのは、奇跡です。そして、あのカオスの道路を運転して、事故なく過ごしているインド人すごい。10日間のうち、車の事故に遭遇したのは2回だけ。うち、1回は追突した運転手同士が言い争いをしていただけなので、パトカーがやってきていた事故の目撃は1回だけ。
いずれにせよ、インド旅行は旅行保険必須ですー。
【おまけ】
11月21日のblogで、インドの寺院では敷居を踏まないようにと注意されたことを書きました。そのエピソードを、ギーター講座の中でも紹介したのですが、参加して下さっていた天真体道の
曽根田さんが「敷居の上に立つと、人は弱くなるんですよー」と、筋肉反射を使って敷居の秘密を教えて下さいました。
家の敷居の上に立って、誰かに伸ばした腕を下に押しさげてもらってください。床の上と、敷居の上に立ったときの違いがすぐに分かると思いますー。
弱くなる理由の1つとして、境界線では、人は無意識に不安を感じるらしいのです。なので敷居の上に立つと身体のパフォーマンスは落ちる。でも、敷居をわざわざ踏み越えることで、敷居を意識するので、大丈夫なんだそうですー。
不思議です!
敷居の秘密が分かっていたインドの人、そして昔の日本人はスゴイ。そして、たったそれだけのことで、身体のパフォーマンスが落ちるのもビックリです。
私の前のお二人はずっと一緒の車だった仲良し夫妻
全員がヨガ仲間です