そろそろ旅も後半です。
今回のインド旅行には、寺院巡り用のウォーキングシューズ、街歩き用のサンダル、ホテル用にビーチサンダルの3足を持参してきましたが、結局、昼間はずっと裸足で歩き回っているので、ビーチサンダル一足で十分でした。昨夜チェックインしたマリオットホテルも途中まで裸足だったし(笑)。
昨日の朝、訪れたのは、タンジャーヴールのブリハディーシュワラ寺院。世界遺産に登録されています。全て石造りで、細かい彫刻は圧巻です。興味深いことに、この塔は、地面に影が映らない構造になっているらしく、どうやってそれが可能なのか私には理解出来ません〜。
12世紀に当時のラージャラージャ王によって建てられた贅をつくした寺院。
ヴィシュヌ神がシヴァ神の全身を見たいと白鳥になって空を飛び、豚となってシヴァ神の足元に行ったのに、シヴァ神がどんどん大きくなり、結局はシヴァ神の全身を見ることができなかったという物語が元になっている壁像。
日本の大国さまはこの方がモデルになっているような(勝手な想像です)。インドの方はこんなお腹の人が多いですー。
右は猿の神さま、ハヌマーン
2人でやるヨガのポーズ。プラブヨガでは、こんなの、よくやってます(笑)
周りの縁は「ダルマ、法」を表しているそうです。それは生きていくには必要なことながら、罠にもなりえると。つまり、その中で安住してしまうと外の世界に出ようとしないし、自由意志を失う。ホメオタスタシスのマイナスの側面でもありますね。
こちらもヨガのポーズ
背骨とイダとピンガラ、クンダリーニの上昇を表しています。あちこちの柱にこの図が書かれてありました。
余談ですが、お腹にショールを巻いているのは、お腹の調子がイマイチだったので、お腹を冷やさないようにしていたから。旅行中はつい、食べ過ぎちゃいますね。
他にもたくさん古い寺院があるのに、何故ここが世界遺産に登録されたのか訊いてみたところ、まず建築時期がはっきりしている、ほかの寺院は特に世界に宣伝しようとしていない。ある意味秘された寺院として地元で大切にされている、といった理由だそうです。
実際、世界遺産に登録されたことで、海外の人も内部に入れ、自由に内部も写真撮影が許可されていました。それは旅行者には有り難いことですが、大切なものを失ってしまいます。
日本も世界遺産に登録されたことで、写真だけ撮影できれば満足の傍若無人な旅行者によって長く保たれていた静寂な空気感を失ってしまった残念なところも。
世界遺産とかオリンピックとか、もう、そこから一抜けしてもいいんじゃないかと思いますー。
夕方訪れたのは、ミーナークシ寺院。
セキュリティが厳しく、荷物、カメラ、スマホも持ち込み禁止。お賽銭のお金も不要。入口でボディーチェックを受けた上に、外国人が入れるのはごく一部のみ。深部の祈祷所に入れるのは、ヒンドゥ教徒のみというのは、裁判所で決定された事項らしい。あちこちに警備員がチェックをしていました。
そして入って驚いた。インドの方の長い長い行列が!聞くと、プージャを受けるための行列で、なんと、4時間近く人々は並ぶらしい。大口の寄付があるので細かいお賽銭は不要だし、この寺院は相当霊験あらたかなのかもー。
我々は、ヒンドゥ教徒でもインド人でもないグループだったので、入れるところは限られていましたが、それでも規模の大きさに圧倒されました。
まだ警備が緩かった時期のミーナークシ寺院の内部写真がこのblogに書かれたので、興味がある方はこちらをどうぞ。
昨日のランチはフルーツ! お腹がホッとしました。
今朝の朝食。お米のお粥と野菜があって嬉しい!
移動の車は、プラブジ先生と一緒で、いろんなお喋りを楽しんでいますが、衝撃的な事実が発覚!
プラブジ先生は幼少期にプラブヨガを始め、毎月のようにヨガの競技会に参加しては優勝。大学時代には、合計5つの大学からの要請を受け、インド国内のヨガ競技会に出場するような生徒に高度なヨガの指導をしていたそうです。
そんな高度なヨガを教えていたのに、今は我々のような素人に教えて、もったいない気がします。退屈ではないですか?と質問したところ、「まだ、あなた達にはヨガを教えてないから」と!
えええー。我々が教わっているのは先生からすると、ヨガ以前のレベルでした(苦笑)。
以前、お二人にインタビューをしたとき、まだ保育園にも入れないレベルだと言われていましたが、相変わらず、小学生にもなってなかった(笑)。プラブヨガの真髄に触れられるようになるのは、来世ですね。