南インド聖地巡礼の旅5日目。朝、ホテルから3時間半かけてチタンバラムという町に移動しました。
全ての寺院は神官さんたちの休憩のために、いったんお昼に閉まります。毎日午前中に寺院に向かうのは、そんな理由もあります。
昨日は長時間の移動もあり、順調に移動出来てもギリギリセーフ。なのに、途中のトイレ休憩に止まったところがトイレが一部屋しかない!15人が並んだので時間がかかり、本当にギリギリセーフで滑り込みました。
間に合って良かった!
昨日の朝訪れた寺院は、旅の行程の中でも重要な寺院の1つ。
こんな寺院でした。
チダンバラム (ヴィシュッダ・チャクラ/第5チャクラ)
寺院:ナタラージャ寺院
元素:空(Akasha)
チダンバラムには有名なナタラージャ寺院があり、宇宙の踊り子の姿をしたシヴァ神に捧げられています。この寺院は空の元素を表し、コミュニケーションと表現を司るヴィシュッダ・チャクラに関連しています。この寺院は、地球の「磁気的赤道」に位置し、スピリチュアルな目覚めにとって理想的な場所であると信じられており、他に類を見ない重要ポイントです。古代の賢人たちは、この緯度にある上向きの遠心力が、魂を地上のしがらみから解き放ち、意識を高めるのに役立つと信じていました。
ここの内部に建っている寺院の屋根には9つの惑星を表した金の飾りがあり、それを見ることも重要なのだそう。またこの寺院には、陰陽マークも含め様々なマークや記号、秘密の仕掛けがしてあるんだとか。例えば、寺院の屋根は21600枚の金の板で作られ、それは人が1日に呼吸する回数を表している、金の板は72000本の金の釘で固定されており、それは我々のナディ(プラーナの通り路)を表している…などなど。
五行の「空」のエネルギーは、五行の中でもバランスをとったりコントロールをするのが難しいそうで、空のエネルギーを制御出来るようになる為には、プラナヤマがしっかりと出来るようになる必要があるそうです。
我々も真似事のようなプラナヤマでしたが、サティシュジ先生の指導のもと、プラナヤマをやりながら、この寺院の内部を移動してました。
この寺院の構造を聞けば聞くほど、人体の働き、能力、可能性の偉大さにも驚かされます。
私たちは小さく生きている自分を自分だと思って生きてますが、実は、神様が与えて下さっている能力は計り知れなく大きい。それに気づくことなく、目覚めさせるこのなく、小さな世界で生きているのが現代の我々。
少しずつでもシンプルになり、魂的にも肉体的にも軽くなり、本来の能力を目覚めさせて生きたいものです。
最後に寺院のホールにあった柱についてサティシュジ先生から説明がありました。柱には神様たちが様々なポーズをしている彫刻が施されており、それらはヨガのポーズの起源になってます。ヨガの視点で見ないと見逃してしまいますが、簡単そうに立っているポーズでも足が反転していたりと高度なヨガポーズをしているそうです。
「ブラブヨガ1000」でも似たようなポーズがあったので、我々は、こちらに描かれたポーズをやっていたわけですね(笑)。
ちなみに、インドの寺院は独特な形をしており、屋根が台形の形で天高く積み上がっています。上階の内部は、神官さんたちの仕事場になっていたりと何か活用しているのか質問をしたところ、あの形は地球に降り注いでいる宇宙エネルギーを集めるに適した形。いわばエネルギーの蓄電池のような働きをしており、宇宙エネルギーが集積されるポイントが寺院の要の場所になっている、ということでした。
また、最上階には、様々な原種の種が保存されており、たとえ、大洪水が来てあたり一帯が水の下に沈んだとしても大丈夫になっています。さらに12年に一度、20年に一度というふうに全部を新しい種に交換しているそうで、種の保存についてはインドは万全ということになります。
インドの叡智、恐るべし!