南インド聖地巡礼の旅4日目は、今回の旅のメインイベントのような1日でした。
案内文にはこう書かれています。
聖なるアルナーチャラの丘の周囲14キロを周回する参道は、火の元素に関連し、カルマを浄化し、内なる変容の炎に火をつけていきます。
この解説からイメージしていたのは、イギリスのような丘陵地に寺院が建っていて、その丘の廻りを巡礼者と巡る1日・・・。スペインのサンチャゴ巡礼のような自然豊かな細道が私のイメージだったんですが、現実は全く違っていました!
さらに、前日までは14キロの行程を靴を履いて・・・という説明だったのに、なぜか当日の朝になって「我々はヨガの道を行きます。つまり歩くのはプラス7キロの21キロ。ホテルから裸足で・・・」
いきなり裸足で21キロ!初体験すぎる(笑)
さらに11月の満月の日は一年でも特別な日らしく、インド中から人々がこの巡礼訪れ、その数は100万人に達するらしい。ということで「人混みでスリに合うのを避けたいので荷物は最小限に。お金とスマホもなくていいです、お水とソックスは忘れずに・・・」ということになり、私はひさびさにスマホをホテルに残し、財布も持たず。
ただ、トイレは、トイレットペーパーがない率が高いのでウエストポーチにトイレットペーパーと、ゆの里のお水「
神秘の水」の小ボトルを入れ、ポケットに「このの三水」を入れて出発しました。
ホテルのロビーに来てみたら、皆さん、ちゃんとスマホもお金もしっかり入れたバッグを持ってたので笑ってしまいましたがー。
スマホもお金もなく100万人が歩いているインドの町で迷子になったら、即、路頭に迷いますが、スマホを持たない日もいいかなぁと。
聖なるアルナーチャラの丘。日本人からすると、ここは「丘」というよりは「山」ですね。この山はシバ神そのものだと言われているそうで、主な峰が5つあり、それれの峰がシヴァ、ブラフマー、ヴィシュヌといった神々を顕わしています(あとの2つが何の神様だったのか忘れちゃいました)。また、見える角度によってこの山の呼び名が変わったりしていました。
こんな感じで歩いてました。
昨日はプラブヨガのTシャツで。カラシ色は僧侶の色でもあるので巡礼にいいかなぁと。
時々、小石が足の裏に食い込んで痛かった(笑)
ここが出発地点。21キロに点在する26のポイントを巡ります。
まだ歩き始めて余裕がある頃
ラハナ・マハリシのアシュラムに少しだけ寄ることが出来ました。ホールがあったので、10分だけですが皆んなで瞑想を。
鈍感タイプながら、ここのエネルギーは気持ち良く、いつか、ちゃんと時間を作って再訪したいところ。
26箇所のポイントで祈ることで、様々なカルマを浄化したり、美徳を得たりできるようです。ポイントに着くたびに、サティシュジ先生から、各神様の特質や五行、チャクラの説明、マントラや祈り方の説明がありました。
26箇所のポイントを巡ることで、360度、あらゆる角度からこの聖山を遥拝することになります。
途中、途中で休憩タイムが。インドのみかんの絞りたてのジュース!この休憩中、土砂降りが降り出し、我々は大きな傘の下で雨宿りができました。このタイミングの良さにも驚いた!
さとうきびジュースで休憩。
昨年のインドの旅は、帰国の翌日から水下痢が始まり、大変な思いをしたので、今回は歯を磨くのもペットボトルの水を使うなど、インドの水に気をつけているのに、この不衛生さにビビりました(笑)。手前のバケツの水で洗った生姜入り! これで下痢しない我々のお腹はすでにインド仕様(笑)。
26箇所目の最終ゴールは、最初に訪れた寺院の内部にあり、大勢のインド人に混じって長い行列を2時間待ち。21キロを歩いた脚にはこの2時間の行列はハードでしたが、一生に一度と思って頑張りました!
歩数は35000歩超え。山登りがなかったのが救い。
しかし、あまりの人の多さで肝心のシヴァ神を崇めず(苦笑)。また次回ってことですかね。
寺院を出る頃に再びの土砂降り。浄化の雨で全身ビッショリ。雷も鳴り響き、神なりの最終ステージでした。
驚いたことに、いきなり21キロを歩いたのに、翌日は筋肉痛なし!
もちろん昨夜は、持参した「森と光のマッサージオイル」で軽くマッサージして寝ましたが、筋肉痛必須だと思っていたのでビックリ!
これが聖地のエネルギーですね。
今回の旅の日程もスケジュールも、この聖なるアルナーチャラの丘の巡礼の日が11月の満月に当たることを知らず組まれ、後から、知ってプラブジ先生もサティシュジ先生もビビったそうです。何故なら、一年で1番混む日だから。
インド人でも、一生に一度の巡礼だと言われる巡礼地21キロを裸足で歩き続けた我々。
ホントに頑張りましたー。