南インド聖地巡りの旅2日目(11月14日)。
最初に訪れたのは、ファイブ・ラタ(パンチャ・ラタ)。
マハーバーラタ(バガヴァッド・ギーター)に登場するパンダヴァ家の5兄弟を讃えて造られた建造物で、一枚の岩を削り、彫り進めることで造られています。
例えば、2つ別々に見えるアルジュナの寺院と妻のドラウパディー寺院は実は1つの岩から彫られており、古代インド人の石彫建築の技術と3D感覚には驚かされます。並んでいるそれぞれの寺院は、ギーターの登場人物なので、個人的には萌えておりました。
今回の旅のガイドはプラブヨガのプラナヤマと108チャクラの先生でもあるサティシュジ先生。それぞれの建築物や彫刻の意味をヨガと霊的見地から解説して下さるので、ますます萌えました(笑)。例えば、マハーバーラタの中で、アルジュナは脊髄を象徴しており(アルジュナは弓の名手)、脊髄が身体の5大元素を制御している。アルジュナの背骨は強靱で、惑星から惑星に飛んでいけるほど強かった・・・等々。
5兄弟はそれぞれ強みと弱みがあるので(例えば、長男のユディシュティラは正義の人で決して嘘はつかないが、ギャンブルに弱く、ギャンブルに誘われると断れない。イカサマのギャンブルで何度も全財産を失い、家族を苦境の立たした)、それぞれの寺院が関連するエネルギーと、何に注意をすべきかの説明があり、それも興味深かったです。
食べ過ぎるとプラーナが詰まり循環が悪くなるので、食べ過ぎには注意!らしいです。
残念ながら、多くの建築物が破壊されてしまっており、長く砂の中に埋もれていたそうです。でも、残っているものだけでも、圧倒的な迫力があります。
象は叡智をあらわします
アルジュナが長く瞑想していた、とされる寺院。長い修行のすえ、アルジュナはシヴァ神から原爆の何百倍もの破壊力を持つチカラをもらったとされています。サティシュジ先生によると、それほどのチカラをシヴァ神からもらえたのは、アルジュナが修行によって身体にある8万ものチャクラを目覚めさせ、制御できるほどの霊的能力を獲得できたから、だそうですー。
「クリシュナのバターボール」と呼ばれる不思議な岩石。クリシュナは幼少の頃はやんちゃで、巨大なバターボールを作ってはアチコチに飛ばし、その1つがこの岩になった、という言い伝えがあるらしい。重力の法則に反して、坂道で止まっているのはやはり不思議。半分に割れている岩石なので、残りの半分は??と質問したところ、歴史の過程で人々によって破壊されてしまったそうですー。
なんと、約1400年前に造られた灯台!
1400年前ってすごい!遠くに海が見えます
海岸寺院。何度も高波の浸食にあっているので、岩が溶けたようになっていました。
昨日の気温は30度前後。インドにしては涼しい気温だそうですが、暑いものは暑い!
今日の移動はこの三輪自動車
他にも寺院を巡り、祝福を受けて戻りました。サティシュジ先生はインドの主要な寺院を数多く参拝しており、チャクラに関連する108つの寺院も参拝済み。なので、各寺院のエネルギー的な意味、参拝の方法などの説明を受けて巡るので、なかなか濃い参拝になっていますー。