今週の月曜日、新幹線の事故で始発から名古屋ー浜松間が運休。名古屋ー東京間の新幹線が終日不通になるというJRにとっても、乗客にとってもチャレンジングな1日でした。
私もこの事故に巻き込まれた一人。
日曜日、大阪であったセミナー参加後、通常なら夜の新幹線で横浜に戻るんですが、この日は、7月の『開運BODYを目指す夜のボディーヒーリング』最終日。夜、参加者さん向けのLIVE配信を予定していたこともあり、ホテルに泊まっていました。
翌朝、新大阪駅に向かうと、改札前には人だかりができており大混乱。「何が起こったんだろう」と電光掲示板をみると、東に向かう新幹線は全て「名古屋着のこだま」となり、他は運休とのこと。お昼頃には復旧見込みとあったものの、午後2時すぎに京都から予約していた便で帰れるかどうか・・・という感じでした。
月曜日は朝、京都に用事を作っていたので京都に途中下車し、午後2時前に再び京都駅に向かうと、案の定、不通は変わらず。
とはいえ、名古屋まで行っておけば、名古屋から新横浜まで約90分なので、再開した新幹線のグリーン車が空いていれば、グリーン車に。最悪、混雑して座れなくても立って帰れるかもと、とりあえず動いていた「こだま」で名古屋に移動しました。
名古屋駅からは東海道線で豊橋ー豊橋から普通に乗り換え浜松ー浜松から新幹線に・・・というルートがあったようで、ほとんどの方は東海道線に移動していました。乗客のほとんどがスーツケース持ち。海外からの観光客、団体さん、学生グループ、家族連れと夏休みを利用した旅行の方も多く、東海道線ホームも人でごった返していました。
名古屋ー浜松間が東海道線で直に行けるのなら私も一緒に乗ろうかなと思いましたが、豊橋駅でさらに普通の在来線に乗り換える必要がある。しかもこの混雑と暑さ。こりゃ、肉体的にハードだわと、私は早々に退却を決め(笑)、名古屋泊に変更。ネットでホテルを予約して、夕方から涼しいホテルの部屋でゆっくり過ごしてました。復旧作業に当たられた方、本当に暑いなか、ありがとうございました。
*名古屋から長野経由、金沢経由で東京へ・・・というルートもあったようですが、このルートを取られた方もいらっしゃるのでしょうか・・・?
そして、事故の写真をみると、新幹線も往復の2線路だけなんですね。あのスピードでしかも3分置きに稼働する新幹線が往復2線路だけというのにあらためて驚きました。往復の新幹線がすれ違うときの風圧はどれくらいなんでしょう? これまでたいした事故もなく早朝から夜までずっと走り続けている新幹線と、日本の技術にあらためて感服しています。
去年は毎月、岩手県の釜石に行ってましたし、今年はアルケミストの学びで毎月大阪行き。それ以外にも淡路島に行ったり姫路に行ったりと関西方面によく行っています。
動いていたら、こういったアクシデントに出会う確率も増えるわけで、いくつか自分の中で経験値が積みあがってきたので、もし、同じようなことた起きたときのために、いくつか対策をご紹介します。
*事故が起きて不通になったとき、電光掲示板にあがっている電車のスケジュールはあてにならない
新花巻行きの新幹線に乗ろうと東京駅に行ったときのこと、停電のため東北新幹線の発車時刻が大幅に遅れていました。電光掲示板をみると1時間後に新花巻に止まる新幹線があったので、それに乗ろうとホームで待っていると、前後の新幹線は動くものの、肝心のその新幹線が来ない! そのうち電光掲示板の表示も消えました。結局、一番早く盛岡に着く新幹線に乗り、盛岡からバスで遠野に行くルートに変更。時間は余計にかかりましたが、なんとか待ち合わせの遠野に到着できました。電光掲示板にあるからと安心していたら不通になってしまう可能性があるので、乗れる電車にさっさと乗っていた方がいいかも。
*新幹線の特急券と乗車券が別になっている紙のチケットを購入しておくと、途中下車可能
予約アプリや、特急券と乗車券が一体型のチケットだと無理なんですが、特急券と乗車券が別になっているチケットだと何度でも途中下車ができます。今回私は、新大阪ー新横浜の乗車券でしたが、京都と名古屋で途中下車して、名古屋で残りのルート分を清算してもらいました。
*混乱の時もグリーン車は空いていることが多い
今回、京都ー名古屋もとりあえず14時以降一番早い「こだま」に乗って名古屋に行きましたが、グリーン車のチケットだったので、グリーン車に乗りました。自由席はかなり混雑していたようですが、グリーン車はガラガラ。火曜日、始発に近い新幹線は、さすがにグリーン車でも満席でしたが、通路に立っている人がいないので、車内は静かでした。
過去、やはり新幹線が大雨や停電などで、不通が出たり大幅にスケジュールが乱れ、予約していた便が来なかったときも、適当に来た新幹線のグリーン車に行き、車掌さんに空いている席を確認してチケットを変更してもらい、座って行けた、ということがありました。次回、何かあったときにはグリーン車のチケットを早めに買っておくといいかもしれません。
*65歳以上の方は、ジパング倶楽部の入会がお得
今年から入会の年齢が65歳に引き上げられちゃいましたが、ジパング倶楽部に入会しておくと、201キロ以上のJRチケットが3割引きになります。私は去年、釜石に通うのに入会していたのでそのまま更新できてラッキーでした。
何故、私がグリーン車に乗るかというと、この3割引きを利用しているからなんですねー。東海道新幹線の「ひかり」と「こだま」しか乗れないというデメリットはありますが、少し時間がかかるだけなので、この3割引きはお得です。
今回25万人の足に影響がでた、とネットのニュースでありましたが、生きていれば、スケジュール通り、思い通りに行かないこともありますー。そんなときにはさっさと代案を考えるか、別ルートを検索するか・・・。
私は、過去、アイスランドの火山爆発でヨーロッパ中の空港が閉鎖。イタリアに数日延泊することになったり、アメリカ、バージニアビーチのAREに数名連れて行くツアーでニューアーク空港に着いたら、20世紀最大のハリケーンが東海岸直撃で空港が2日間閉鎖。数名のツアーメンバーとニュージャージーで2日延泊になったという経験あり。
スムーズに移動できないとき、どうその状況を楽しむか、という生きたお勉強ですね。
今回は、余計にホテル代がかかってしまいましたが(実は、クレジットカードに溜まっていたポイントを使った)、翌日には復旧するのが分かっていたのと、一人旅だったので、その点は気楽でした。団体旅行や日本旅行中の海外の方は気の毒でした。
能楽師の安田登さんは、こういうことが起こったとき「面白くなってきたぜ!」と言うそうですよ。海外公演準備中、直前に利用予定だったホールが閉鎖した、というアクシデントも確かあったはず。イライラしても状況は変わらないので、とりあえず情報収集と対策はして、あとは気持ちを切り替えて、中島みゆきさんの「時代」でも口ずさんでみてはいかがでしょう(笑)。