薔薇に包まれた1日(ブルガリアにて)
2024年 05月 24日
ダマスクローズはダマスカスの街からその名を取り、中東やアジアで装飾用として使われていました。過去、ローズエッセンスは万能薬として考えられていて、ダマスクローズは薬効のために古代において広く使用されてきました。今日、その作用は特にコスメ、美容、ウェルネス分野で認められています。
ペルシャが原産のダマスクローズは、その美しさと香りに魅せられた十字軍ロバート・デ・ブリーによって、 1254年ころの十字軍帰還時にブルガリアに持ち帰られました。花は2つの山脈(バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈)に囲まれ、優れた気候条件と土質に恵まれたことで有名なカザンラク渓谷に植えられました。現在は「バラの渓谷」と呼ばれています。 ダマスクローズの収穫は、200年以上遡る古くからの儀式です。 収穫は年に一度、春に15日間しか行われないため、この時間のかかる繊細な手仕事には、鍛錬によってのみ習得できる慎重で正確な所作と専門技術が求められます。ダマスクローズは300近い分子成分の複雑な構造を持ち、中には人工合成では再現不可能な成分もあります。
ブルガリア語で一所懸命話しかけてくれたけど、さっぱり分からず
積んだバラの花びらは、日本から持参した「月のしずく」の中にセッセと詰め込む。
「月のしずく」に入れておくと、バラの花びらが痛まないそうです。
今日、会社のお土産としてこの2Lボトルを持参しましたが、水が薄い桃色に色づいて美しい。
そして、バラの香りと味がする美味しいお水になってましたー。
500ミリボトルの水は、私が現地で飲みました。
そして夜はお約束の薔薇風呂! この贅沢はブルガリアじゃないと出来ませんー!
同室の人と2人で摘んだ薔薇の花びらが入っております。
ちなみに2日連続で薔薇風呂に入り、まだキレイだった薔薇の花びらは全部すくい、ちょうどホテルでご一緒した日本から遠征中のオリンピック強化選手の女性に差し上げたそうですー。