blogに旅レポをほとんど書けないまま、ルーマニア・ブルガリア旅行も終わりを迎えました。昨夜の飛行機でブルガリアを発ち、今は、イスタンブールにて羽田行きの乗り継ぎ便を待っているところです。
ルーマニアもブルガリアも、いつか観光に行きたいと夢見る国ではありませんでしたが、訪れてみれば、どちらも、予想を覆す美しい国。そして、穏やかな表情の人々が暮らす国でした。イタリアやフランスは、道でも電車の車内でも、うっかりすると、スリの餌食になりがちな日本人ですが、ルーマニアもブルガリアもそういった心配はなさそうでした。ホームレスや路上生活者も目にしなかったですし。
ルーマニアもブルガリアもずっとバス移動でしたが、車窓からは穏やかな田園風景が広がり、しかも新緑の季節。鮮やかな緑の生命力を感じました。


気がついたのは、景色の中に「太陽光パネル」が1枚もないこと。日本の景色が太陽光パネルでズタズタになっているので、なおさら、私たちが失ってしまったものへの嘆きが湧いてきました。
ネイティブインディアンの言葉に「7代先の子孫のことを考えよ」というのがありますが、今の日本人は、全てに対して経済優先。「今良ければ、経済が潤えばそれでいい」という意識のもと、自然がどんどん破壊され、四角いパネルやコンクリートの建物に移り変わっています。
美しい自然を保ちながら経済も豊かになる第3の道を今からでも選択していかないと、日本は本当に自然も人々の心もズタズタな国になっていきそうです。GDPといった経済指標だと日本の方が上位に来るでしょうが、国民総幸福度となると、この2国の方に軍配があがりそうです。戦後、私たちが失ったものは本当に大きいです。
さて、
昨日は人口250人という小さな村を訪れました。そこはワインが有名なところで、洞窟を利用したワイン蔵を見学したり、ワインの試飲をしたり・・・。
今回の案内人の一人、エミさんがお気に入りだというBIOワイン蔵は、家族経営の小さなワイン醸造所で、我々は予約もなしに直接訪問したんですが、運良くオーナーさんがいらして、希望者はワイン蔵で5杯もワインの試飲をさせてもらったそうです(私はその前に行ったレストランですでにワインを飲んでいたので、待機メンバーに入ってました)。
試飲に行った参加者一同、その美味しさに感動していましたが、なかでも、入江富美子さんは、そのあまりの美味しさに人生で始めてワインを購入したほど。私も翌日、メンバーが購入していた1本を開けてもらい、1杯だけ飲ませてもらいましたが、まるで濃いぶどうジュースのようなテイスト。何杯飲んでも悪酔いしそうにない印象でした。
聞けば、そこのワインを買った人は、気にいったワインをその場で樽から直接瓶詰めにして受け取ったそう。酸化防止剤も防腐剤も入っていない、作りたてワインなので、蓋を開けたら3日以内、開栓しなくても3週間以内に飲みきってほしいと注意があったそうです。そんなワインなので、どこかのお店での販売もなし。もちろん輸出もなし。飲みたかったら、そのワイン醸造所で直接行くしかない。
無農薬のぶどうで作った作りたてのBIOワインなのに、価格はあまりの安さに驚くほど。しかし、ブルガリアの山の中に行かないと飲めない貴重なワイン体験でした。
空気の澄み切った高台のワイン蔵で、こういうワインを飲んでいたら、元気になるわーと本当に思います。

ちなみに、日本のスーパーに行くと防腐剤や酸化防止剤無添加をうたったワインが安く販売されていますが、果たして、それらは本当にちゃんと作られたワインなのか・・・? 眉に唾をつけて飲んだほうがいいかもしれませんねぇ。
日本に帰国したら、少しずつ旅日記の続きを書いていきたいと思いますー。
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