ケイシー講座「祈りとアファメーション」
2024年 05月 18日
そこは1320年以降、高い岩山をくり抜いて教会や修道院が作られた場所で、貴族や王族の支援をうけた修道士たちは、日々、神に祈りを捧げる生活を送っていたそうです。
ペルーの天野博物館事務局長の阪根博さんは、こう話されています。
「遺跡を調べると、どんな文明にも、一番最初に作られた場所があることがわかる。どんな文明にも共通している場所。それは、祈りの場所である」
日本も、各地に磐座(いわくら)や祭祀(さいし)を執り行った遺跡が残っています。その遺跡により、人々が神社や寺が建設されるより遙か昔から祈ってきたことを私たちは知ることができます。
「人と動物を分けるのは、そこに祈りがあるかどうか。人間だけが唯一「祈り」を捧げる生き物なのだ」とも言われています。
太古の昔から、地域や年代を問わず、人は、祈りと共に生きてきました。
さて、
現代を生きている私たちの日々の暮らしの中に、果たして「祈り」はあるでしょうか? 自分の祈りの言葉のように日常を生きているでしょうか?
エドガー・ケイシーのリーディングにこのような一節があります。1940年に取られたリーディング3940-25です。
『何故に今日の世界に騒乱があるのか? 彼らが神を忘れてしまったがためである!それは単に国家や国民のカルマ的な状態ではない。というのも、1人の人間の祈りが1つの都市を救うことをあなたは知らないのか』
『・・・なぜなら、ここに集まった64名の人々が祈り、そのように生きることで、汝らがそれを望むならば、アメリカを侵略から救うことができるからである』
『この場に集う汝らは皆、このことを他の誰かに任せてはならない。 むしろ「私が――この私が」でなければならない』
『それを(万人よりもまず最初に)自身から着手しなければならない、 ――あなたの知らぬ間に、主があなたに背を向けておられたということがないように』
ケイシーはこの3976-25のリーディングの中で、
*1人の祈りで1つの都市を救うほどの力がある
*たった64人の祈りと行動でも、アメリカを侵略(戦争)から救うことができる
*その祈りを人任せにしてはならない。「この私が」という姿勢が必要である
*その祈りは自分から始めなければならない
と述べています。
私たちは、どれほど、祈りの力を信じているでしょうか?
いま、私たちは、ロシア――ウクライナ、イスラエル――ガザの紛争をリアルで見聞きしながら日々を送っています。あるいは、2025年以降の予言や憶測もあります。その不安や不穏の空気感は、1940年当時、世界を覆っていたものに似ているかもしれません。
でも、ここで3976-25のリーディングに立ち返ってみませんか? そして、今一度、「祈りの力」を思い出す必要があるのではないでしょうか。それも「誰か他の人の祈り」ではなく「私1人の祈り」として。
さらに、ケイシーは、リーディングの中でしばしば、祈りと共に「アファメーション」を唱えることを勧めていました。
30年ほど前、アファメーションは「確信の言葉」と翻訳されていましたが、まさに確信を持って唱える祈りの言葉がアファメーションです。
※アファメーションとは、例えば「私の意志ではなく、おお神よ、あなたの御心が私の内に、私を通して為されますように・・・」といった言葉です。
このメルマガでは、これまで、あまりアファメーションを紹介してきませんでした。何故なら、ケイシーリーディングに登場するアファメーションは、キリスト教的な表現が多く、日本人には馴染みのない言葉になりがちなこともあり、あえて触れてきませんでした。
そんなアファメーションですが、ケイシーの述べる「祈り」を語るうえでは、やはり避けて通ることはできません。
ということで、
来月6月9日(日)、あらためて「祈りとアファメーション」をテーマにケイシーセミナーを開催します。
ケイシーが述べた「祈り」とは何か? どのようなアファメーションがリーディングで語られていたのか? 祈りとアファメーションを現代に生きる私たちは、どのように実践すればいいのか?
3時間という時間をかけて、心と身体と魂に落とし込んでいければと思っています。
ケイシーは281-26で、このように述べています。
『どのアファメーションも、神への水路となり、神と一体になるべく努める人々の精神の内、心の中で一定の場所を占め、一定の目的を満たすべきであり、協調的かつ神聖なる取り組みを通して現実にそうなるからである』
『仮にあなたが、日々の生活、つまり物的生活の中で、音楽家になりたいと思ったら、週に1回音楽のことを考えるだろうか、それとも月に1回か、あるいは年に1回だろうか? そうではなく、音楽を生活の一部にしてしまわないだろうか?』
身体をアファメーションの言葉で満たし、アファメーションを日々の生活の一部にするなら、神がより身近になっていくとケイシーは述べています。
『祈りやアファメーションのようなルーティンを通して、自身の心の内に語りかけるなら、益々建設的な精神が培われるのみならず、(恵みと憐れみの)神の御座に近づくことが出来るだろう』282-5
自分の人生や霊性を高める「よすが」として。
日々、神とともに歩むツールとして。
祈りとアファメーションをもっと自分の人生に取り入れていきませんか。
上記で書いたように
*1人の祈りで1つの都市を救うほどの力がある
*たった64人の祈りと行動でも、アメリカを侵略(戦争)から救うことができる
*その祈りを人任せにしてはならない。「この私が」という姿勢が必要である
*その祈りは自分から始めなければならない
太古の昔から、世界中で人々は祈ってきました。私たちの先祖も祈ってきました。ということは、私たちのDNAにはしっかりと「祈りの力」が残っているはず。「祈りの力」を自分に取り戻したいと思われた方は、ぜひご参加下さい。
当日リアルでの参加が難しい方は、アーカイブの動画配信によるご参加も大丈夫です。
なお、
2月、3月に開催光田秀さん&入江富美子さんのコラボ講演会《魂の深い眠りから醒め、歓喜と豊穣の5%の世界へ》にご参加の方は、半額にてご参加いただけます。コラボ講演会の学びの振り返りとして奮ってご参加下さい。
講 師:光田 秀さん
参加費(税込):
*会場参加 6,600円(税抜 6,000円 10%税率 600円)
*アーカイブ視聴 5,500円(税抜 5,000円 10%税率 500円)
インボイス制度登録番号:T8020002080106
*光田秀/入江富美子コラボ講演会参加者は上記の参加費の半額で参加可能
会 場:東京都 千代田区内の会議室(お申込み者へ別途ご案内)
最寄り神田駅
お申込フォームはこちら
申込期限と支払方法:銀行振込 または クレジットカード決済
*【会場参加】申込締切:6月8日(土)正午まで。
*【アーカイブ視聴】申込締切:7月31日(水)まで。
また、2月、3月のコラボ講演会がご縁で、以下の講演会も開催されます(主催はテンプルではありません)。
ZOOM参加、アーカイブ参加も可能。霊的理想も「祈りとアファメーション」にリンクしています。こちらもぜひ、合わせてご参加下さい。
《ZOOM参加:自分の霊的理想とミッションを深める超実践型ワークショップ》
2月にテンプルでもコラボ講演会を開催した入江富美子&光田秀のタッグで、霊的理想を定めるワークショップが開催されます。
日 時:2024年6月22日(土)10:30~16:30(終了予定)
参加費:35,000円
ZOOM、後日配信でご参加いただけます。
これからますます霊的価値観で生きることが大切な時代になっていきます。ケイシーの勧めた霊的理想、ここでしっかり定めていきましょう。
6月22日のお申込はこちら(主催はテンプルではありません)