《4回目のセレモニー》5回受けたなかで一番ハードな夜だったのは4回目のセレモニーでした。この夜、飲んだアヤワスカの量は、他の方の倍くらいありましたし。
3回目と同量だとコーディネイターさんは言われていましたが、3回目よりは多かったような。そして、たとえ少しの割増しでも、それが、私をハードな夜に連れていきました。
4回目のセレモニーでは、バケツを抱えたまま動けなくなったことが数度。2人のシャーマンのレスキューも数度。意識が混濁しているので一人で起き上がって水を飲むこともできず、何度か肉体をひっぱり起こされて、水を飲むよう促されました。
3回目のときにはまだ意識があり、自分で起きなきゃとか、水を飲まなきゃというコントロールが出来ていましたが、4回目のときには途中から意識が完全に混濁していたうえに、身体が軟体動物みたいにクニャクニャとなり、身体をしっかり起こすことができない。そうなると、水を飲もうという意識も湧かない、吐きたいけど、吐く力がお腹に入らないのでうまく吐けない。出来ることは時間が経過し、体内のアヤワスカの成分が分解されていくのを待つのみ・・・という感じになってしまいました。
体験記-6に書いた嘔吐についての見解は、2回目、3回目のもので、第4回目は嘔吐する力がないので、嘔吐をすらうまく出来ない状況でした。
結局、翌朝になっても、ハァハァという声の呼吸が続き、静かな呼吸に戻っていったのは、翌日の夜。この4回目のアヤワスカは、相当長く私の体に残っていたようで、翌日はほとんどの時間をコテージで寝ていました。
アヤワスカは「適量飲む」というのが大事ですねー。
昨日、たまたま、30年前に日本でアヤワスカを体験した、という人から話を聞いたのですが、当時は、日本でも「宗教儀式」の1つとして行うのであれば開催可能だったそうなのです。そして、彼女が体験したアヤワスカの夜はひと言でいうと「阿鼻叫喚」。今回の私たちは定員7名でしたが、参加人数が多いと、そうなるだろうなぁと容易に想像がつきました。
以前、他にもお一人、日本で体験したという方のお話を聞いたことがあります。彼の場合は、南米出身のシャーマンもおらず、ただ単に、材料を日本に持ち込んだ人が主催したセレモニーを体験したので、一緒に受けた奥様が、いわば「きつね憑き」のような憑依状態となり、その憑依が外れるまでの数ヶ月、とても大変だったと言っていました。
私の4回目のセレモニーでは、上記に書いたように肉体的にハードな夜となりましたが、コーディネイターさんに水を飲まされたり、何度か2人のシャーマンによって、直接の世話を受けたりができました(近くでイカロを歌われたり、お腹のマッサージを受けたり、私から出ていたらしいネガティブなエネルギーを吸い取ってもらったり・・・)。
でももし、私が参加したのが、参加者が多く言葉が通じない、あるいは、シャーマン不在セレモニーだったとしたら・・・と思うと、どんな場でアヤワスカを受けるかがとても重要なことが分かります。
そして、私は性格的に、そんな大変な状態も経験の1つとして楽しめるので、死の淵を歩くような苦しい状況になっても精神的には負荷がかかるってことはありませんー。
肉体的には本当に大変でしたが、だからといって、精神的には慌てることも恐怖心を抱くこともなく、静かに耐えて、その辛さが通り過ぎていくのを体験していました(笑)。ですが、精神的に未熟だったり、恐怖心を抱きやすい人にとっては、もし私と同じ夜を過ごしたら、とても恐い体験になっただろうなぁと思います(と書きつつ、アヤワスカは一度死ぬ体験をする、ということでもあるので、死に対する恐怖心が悪いわけではありませんー)。
ということで、もしアヤワスカセレモニーに興味を持たれた方がいらしたら、どんな場に参加するのか、自分の精神的な状況次第で、どんな夜になるかが変わってくると思いますー。
なお、今回、私がお世話になったのは、
こちら 。ペルー在住の日本人女性がコーディネイターさん。アヤワスカを受けたいと思われた方はコンタクトをとってみてください。
お世話になったペルー在住のコーディネイターのミユキさん。