私のアヤワスカ体験記ーその5
2024年 02月 24日
《アヤワスカを飲んだあと、何が起こったのか?》
最初の2日間、私はアヤワスカが効き始めるのに2時間半~3時間くらいかかりました。飲む量を控えめにしたせいもあるかもしれません。ただ、スタートが遅かった分、反応が落ち着くまでの時間も遅くなり、皆さんが静かになり寝始めても私は1人、反応が続いていたので、反応が起きたあとの継続時間には変わりがないのかも。
3日目、4日目は、飲む量を増やしたこともあり、1時間後くらいから強い反応が始まり、かなり苦しいハードな夜になりました。
5日目は、私ひとり、翌日の飛行機で帰国することになっていたのと、4回目があまりにハードだったので、4回目の量の1/5くらいにしてもらいました。5回目はクロージングのセレモニーだったので、そのセレモニーの場にいるためだけに飲んだ感じです。
こういう幻覚作用のあるメディスンを飲んだ人の体験に「バッドトリップ」という言葉があります。バッドトリップの意味するところがよく分からないものの、嘔吐し続ける苦しい時間を過ごすという意味で、アヤワスカを飲んだ夜は、100%心地のよい快適な時間ではないことを保証します(笑)。
《痺れ》
まずアヤワスカが効き始めると、私の場合、全身の痺れからその兆候は始まりました。また真っ暗にした部屋で目を瞑っているので、物理的には何も見えないんですが、このあたりから、目の前をチラチラうごめくものが見え始めます。
今回のアヤワスカでは、分かりやすくクリアな映像は見えませんでしたが、サイケデリックなうごめきが目の前で展開していきました。見えたビジョンについては、あらためて別で書きます。
《起き上がれない》
身体の痺れが強くなり、ただ身体を横たえ、肩で大きく息をするだけの時間が始まりました。でも時々は水を飲んだり、バケツで吐きたい。しかし、水を飲むにも吐くにも、身体をいったん起こさないといけませんー。ところが、この身体を起こすことがアヤワスカが効いている間は簡単にできない・・・。暗い部屋でヘッドランプに手をのばし、赤色ランプのスイッチを手探りで探す。これすら、ストレスを感じてしんどい。
ヘッドランプには赤色ランプとLEDの2種類のボタンがあり、セレモニーの暗闇を邪魔しないため、確実に赤色ランプのボタンを押さねばならず、朦朧とした意識では、このボタン探しがこんなにストレスを感じるなんて予想外のことでした。
身体を起こしたいのに、青息吐息の身体ではなかなか起き上がれない。面白いことに、起きようと意識して頑張っているときには起き上がれず、そんな意識を手放した空白のときに、ふいに起き上がっている・・・。しかし、ようやく起き上がって水に手をのばしても、手に力が入らないので持ったボトルが重く感じ、ボトルのキャップをまわすのも一仕事。1つ1つの動作が重く緩慢で力が入らないので、水を飲んだらまた倒れ込む・・・。
寝返りをうつのも体力がいるので、ある姿勢で倒れたら、その姿勢をずっとキープ。いよいよその姿勢に身体が痛みを感じるようになってからようやく身体を反転していました。