昨日から淡路島に来ています。南あわじ市の本当に端っこ。目の前には四国が見えています。
さて、新幹線の中で読もうと、今回は2冊本を持参してきました。読了した1冊は
『人生を変えるモーニングメソッド』。早起きの効能が書かれた本。時々、こういう自己啓発本を読んで、自分に喝を入れています(笑)。
著者は、ひどい交通事故に遭い、11箇所を骨折し一生歩けないかもしれないと宣告され、さらに、一生治らない脳の損傷を負い(短期記憶ができない)、恋人に別れを告げられる、という経験をします。
しかし、彼は「自分の人生を取り戻す責任は自分にある」と、自分を奮い立たせ、再起していきます。辛いリハビリをし、またビジネスの世界に復帰し、収入を倍増させ、人生が上向きになった頃、アメリカの経済が破綻。42万5000ドルの負債を負い、請求書の支払いができないほどの経済的な困窮を経験。重いウツ状態となり、交通事故に遭ったときよりも最悪のどん底人生に陥ります。
その状態から、友人の勧めで早起きをして朝のルーティーンを実践するようにしたところ、人生が好転。もう2度と歩けないかもという宣告があった脚なのに、52マイルのウルトラマラソン(2回フルマラソンを走る距離)を完走という快挙を成し遂げます。
・・・という刺激的な人生を送った著者が書いた早起きの勧めの本なので、かなりアグレッシブかもしれません。
本のなかに、95%と5%という数字が出てきました。
この本は霊的な内容ではなく、経済的な豊かさや幸福感を感じて生きているか? の指標でもあるんですが、アメリカ人の実に5%しか経済的な安定を感じていない、という統計にも驚きました。
私は日本人の95%が苦労の人生を送っているとは全く考えていませんが、95%の人が魂の可能性を目覚めさせて生きていない、という意味では、95%の人が、本来の自分の可能生を知らずに生きていて、結果、自由な人生を送っていない、ということは言えるかもしれません。
入江富美子さんが、自分の人生を本気で変えたいと願ったことから、人生が好転し始めました。では、私たちは本気で自分の人生の目的や理想の設定をしているか?と聞かれたら、どうでしょう?
曖昧な返事しか出来ないのではないでしょうか?
著者の言葉です。
残念なことに、およそ95%の人々は、理想とする人生のはるか下のラインで妥協している。もっと上にいきたいと願い、後悔しながら生きている。本当は、望んだことはすべて叶えることができたはずなのに、それを知るよしもないのだ。
あくまで金銭面の話だが、自由がきく人生を築くことに成功した人はわずか5%。残りの95%は、一生苦労が続くということだ。
この国の95%の人が、望み通りの人生を生きていない。ということは、つまり、大多数の人とは違う考え方と生き方を選ばない限り、平凡で苦労と失敗と後悔だらけの人生を耐え忍ぶことになるーー大多数の人と同じように。
僕の望みは自由な人生だ。朝起きたら好きなことを好きな時間にして、好きな人と付き合いたい。毎日ベッドから出るときに心の底から自分の人生に感謝したいし、仕事を愛し、プライベードや仕事で付き合う人たちを心から愛したい。それが僕の「成功の定義」だ。
そんな人生は自然には降ってはこない。きちんと計画しなければならない。
「あなたの人生の目的は何ですか?」
平均的な人にそうたずねると、困った顔をするか、こんな答えが返ってくるはずだ。「えーっと。わかりません」 あなたなら、なんと返事をするだろう?平均的な人は、人生の目的を明確に言葉にすることができない。毎朝起きて、人生のミッション達成に向けて頑張るための「確固たる動機」を明言できないのだ。
平均的な人は、とりあえずの1日を送り、生きのびる以上の高い目標を掲げない。なるべく楽な道を選び、1日をやり過ごすことに集中し、短絡的に目の前の喜びを追求し、成長につながる痛みや不快感を避けようとする。
自分が変われたのは、平凡化を克服する秘訣にようやく気がついたから。それは「人生の目的を持ち、それに従って生きること」だった。