週末開催したエリコ・ロウさんのセミナーは、3つのテーマに分かれていました。このblogでは、そのうち2つについて書いていきたいと思います。
まずトラウマ解消セミナー。これはエリコさんが個人セッションをされている「
HMRトラウマ解消セッション」をもとに行われました(不特定多数の人を対象とするセミナーなので、軽めのものを扱いました)。
最初に自分のトラウマに気づいていく、ということをしたわけですが、81ヶの質問が書かれていた「発達性トラウマ・セルフアセスメント」を読んでいくと、トラウマになりえる過去の出来事に○がいくつもついてしまいました。自分の偏屈な性格、それは生まれついての傾向だと思っていたけど、実は、子供の頃の出来事や「誰かから言われた言葉」に起因していたのかもー。
あれも、これも経験あるわ、という気づきがたくさん。
1つ書くと「深い水の中に放り込まれて泳ぎ方を教えられた体験はありましたか?」という質問。まさにこれ、私は母親からされてます。
「そうやって泳げるようになった子どもがいるらしい」と母が誰かから聞いたらしく、小学校の低学年の頃、足のつかない海の深いところに連れていかれ、いきなり海に放り込まれました。
しかし、私は今もカナヅチ(涙)。海で溺れそうになった恐怖心と、塩辛い水を飲んで喉と目を痛めた経験はずっと私の中に残り、海の深いところを怖がるようになったのかもー。
今も足のつかない海やプールは浮き輪必須ですー。結局、母の期待した正反対のことが起こってしまいました。
土曜日のワークでは、私はこの体験を違うストーリーに書き換えて上書き保存する、ということをやってみました。海で溺れそうになった自分を、そばにやってきたイルカと一緒にスイスイ泳いでいる自分に変換して上書き保存。
1回では消えた感じはしないので、おそらくあと数回やる必要がありそうですが、いつの日か海で泳いでいる私をみたら、このトラウマを完全に克服した私にお祝いして下さいー。
いずれにせよ、成長過程で体験して魂の奥底に沈めてしまった小さな心の傷は誰にもあるはず。1つずつでもその小さな傷を癒やしていくことで、残りの人生の時間がもっと楽になっていきますね。
昨日開催した『脳力開発、超能力開発セミナー』では、リモートビューイングもやりました。
*リモートビューイングというのは、アメリカの陸軍やCIAが、敵国の人や建物などの情報を得るために開発した遠隔透視の手法。練習では、封筒に入れられた写真に5桁のランダムな数字が割り当てられ、その数字をもとに、封筒の中に入っている写真は何かを透視します。
*サイトを検索したら、
明治大学の超心理学講座で行われているらしいリモートビューイングのページがヒットしました! ビックリ!
シェアリングの時間もたっぷりあったので、皆さんがどんな透視結果だったかを聞く時間がありました。そのシェアリングがちょっと気になったので、私が知っている範囲で、リモートビューイングのやり方について書いてみます。
まず、シェアリングのときに、「***が見えた」「***だと思った」という言葉が何度か出てきたんですが、リモートビューイング中、何か特定のものが見えたり、思ったことは、すべていったん捨てます。何も考えず、何も思わず、ただ淡々と情報をゲットし、手を動かして書き続けるというか。
リモートビューイングでは、5桁のランダムな数字を紙に書き、すぐにイデオグラムという線を書くんですが、ペン先をその線にあてて、その線から情報をゲットします。
モニターがいる場合には、モニターがする質問に、色や大きさ、自然物/人工物、素材、テクスチャー、印象といったものを何も考えずに書き続け、何かを推測してしまったら、その情報は、メモだけ残していったん捨てます(ペンを落とす)。
リモートビューイングって、最初は、推測したり、考えたり、見えたりと、脳を使って頭に浮かんだものは捨て続ける、という作業でもあるかもしれません。いったん何かを思ってしまうと、そこから脳が勝手にストーリーを作っていくので、そのストーリーも捨てる。
アメリカの陸軍が行っていたリモートビューイングは、きっちりしたプロトコルがあり、書くのはそれだけではないんですが、最後の最後に、自分が書いた情報をもとに、ターゲットがなんだったかを推測します。
と、やり方を知っている私も(テンプルでは以前、アメリカ陸軍でリモートビューワーとして活躍していたリン・ブキャナンに直接リモートビューイングを学んだという方を講師に、何度かリモートビューイングのセミナーを主催したことがあるので、プロトコルは知っているのです(笑))、頭に浮かんだ映像に引っ張られてしまう、というのはよくあること。本当に1度浮かんだ映像を完全に捨てるのは難しい。
昨日の練習でも、「うるさい、広々とした景色、空、青、三角、草が生えている、人工物と自然物、柵がある」と書き続けていたら、牧場の景色が見えてしまい、その後に出てくる情報はずっと牧場もの(笑)。
自然物は牛と馬になり、三角は、三角屋根の建物に(笑)。
結局、ターゲットは新幹線と富士山の景色で、全然違うじゃんーとガッカリでした。
リモートビューイングのセミナーを主催していた頃は、練習中、鉄の味を舌に感じたり(ターゲットは遊園地の古い観覧車)、雪や氷のニオイを感じたり(ターゲットは雪と氷の景色)ということがあり、練習していくとけっこう面白い体験もしたので、昨日、リモートビューイングをやってうまくいかなかった人も、練習をしていくと、うまくなるハズです。
私は受けたことはありませんが、エハン・デラヴィさんがRVのオンラインコースをされているようなので、興味が湧いた方は、チェックしてみてください。Amazonのprime会員は、
無料でプロトコルが読めます。
ともあれ、リモートビューイングは、特にサイキックでなくても簡単に透視できる優れた方法なので、お勧めですー。
これは、みんなでイーレン気功をしているところ