この8月から月イチのペースで始まったプラブヨガの東京・週末クラス。昨日、一昨日とも夜まで8時間、ヨガで絞られてました。今回、プラブジ先生に指示された動き、私には出来ないことが多く、足がピクリとも上がらない、保持できないトホホな状態に青息吐息。
肉体的な疲れもあり、今朝は猫のゴハンをやったあとに二度寝。目が醒めたら朝の9時でした。
ともあれ、2日間のクラスで、あらためて、マスター・プラブジはスゴイなぁと思ったことがいくつもあったので、忘れないうちに書き残しておきます。
片方の足はロータスを組んだ感じで、もう片方の腿は身体につき、右脚と左脚の膝が一直線になるようにします
昨年の春にアップしたプラブジ先生とサティシュジ先生への
インタビューで、私はこう言われています。
「ナオコさんがこの1年で学んできたプラブヨガも全体からすると、まだ幼稚園にも入っていないプレ幼稚園みたいなものです(笑)」
それからさらに1年経過。私はいつになったら小学校レベルに進めるんでしょう?とプラブジ先生に聞いたところ、しばらく首を傾げて考えたあとで言われたのが「来世?(笑)」。
なんとまぁ。
というのも、単に身体を動かしてヨガのアーサナをするのがヨガなのではなく、ヨガの八支則からすると、ヨガマットの上で行うのは全体のほんの一部。肉体的にも精神的にも霊的にも、様々な経験と日々の行を積みながら成長することが重要。
毎日忙しく、時間に追われる生活。さらに自然と離れた都会での生活では「プラブヨガ小学校」に入学するのは難しい、ということなのかもしれませんー。
ちなみに、インタビューでサティシュジ先生が話されているヨガの八支則はこんな感じ:
ヨガには、「八支則」《ヤマ(人生への態度/Life attitude)、ニヤマ(日々の生活態度/Living attitude)、アーサナ(ポーズ)、プラナヤマ(呼吸法)、プラティヤハーラ(感覚の抑制と制御)、ダーラナー(集中)、ディヤーナ(瞑想)、サマーディ(平衡/三昧)》という8つの成長ステップがあります。
しかし、プラブヨガの八支則は、種類も悟りを得るまでの段階も全く異なります。プラブヨガには、ナルマ・アサナンガ・プラブヨガ(4段階のプロセス/ Naluma Asananga Prabhu Yoga)、パンチャンガ・プラブヨガ(5段階のプロセス/ Panchanga Prabhu Yoga)、サプタンガ(7段階/ Saptanga)、アスタアシュタンガ・ヨガ(8段階/ AstaAshtanga Yoga)、ドワダサナンガ・プラブヨガ(12段階のプラブ・ヨガ/ Dwadasananga Prabhu Yoga)というふうにそれぞれのヨガに対し、さらに細分化された段階があります。
6~7歳でプラブヨガのグルに見いだされて、秘儀とされてきたプラブヨガをグルから学び、大学時代にはすでにヨガの先生にヨガを教えるほどになっていたプラブジ、サティシュジ兄弟。
35年間、プラブヨガを極めてきた人が、いったい世界や人をどうみているのか、私には想像すら出来ませんが、お二人が人や生徒の心身の状態を見抜く力はすごいです。
この週末クラスには岐阜からプラブヨガは初めてというAさんが参加されていました。大阪や名古屋でも受けられるんだけど、一日も早く受けたいと遙々東京まで来たそうです。
彼女をみてプラブジ先生が言われたのは「あなたの身体は、食べたものをちゃんと消化し、栄養に変換して吸収するということが出来ていません。だから1時間おきに少しずつ食べたほうがいい。そして今の食事の内容が、よくない。1ヶ月くらいプラブヨガの合宿に参加できれば、身体はずいぶん変わると思うけど、それが難しいなら、よい食事をしなさい」
プラブヨガの2日間クラスや合宿では、ベジタリアンの南インド料理のランチが提供されます。一緒に食べて分かったのは、A子さんは大食いで早食いだった(笑)。私が1/3も食べてないのに、彼女はもう隣で食べ終わってました(笑)。そんなにたくさん食べても身体は細い。それは食べても、同化作用がうまく働いていなかったからなんですね。
夜には90分クラスが2つありました。今回初めてプラブヨガのクラスに参加した、という方が何人もいらしたんですが、そのなかに、プラブジ先生が「肉体的に少し心配な状態だ」と感じた方が2人いたそうです。
土曜の夜の90分クラスに参加した人は、私たちが何度もショルダースタンド(肩立ち)をしたのを覚えていると思います。20秒、1分、2分とやり、最終的には5分間ショルダースタンドをやりました。そんなに長くやったのは私も初めてでしたが、それは、参加者の中に、上半身と下半身がエネルギー的に繋がっていない人がいたから。
プラブジ先生曰く、エネルギー的な切断があっただけではなく、免疫力も落ちており、よい睡眠がとれる肉体の状態ではなかった。今は未病状態で本人も気がついてないと思うけど、このままの状態が続くと、数ヶ月後には何か症状として顕われてくることが予測された。それで、主に、彼女の上半身と下半身のエネルギーを繋げるためにショルダースタンドを長くやったそうです。
同じテーマでも、クラスに集まった参加者の心身の状態をみて何をするか、プラブジ先生は臨機応変に変えているのは知っていましたが、参加者一人の身体に内的な変化を起こすために、色々手を尽くされているんですね。その人が出来そうなことで最大の効果を出ることを、限られた時間の中で指示している。
そんなヨガクラスを日本で定期的に受けられるというのは、私たちにはとても幸運なことだと思いますー。
私の心身の状態についても注意があったんですが、それはまた長くなるので、別の機会にー。
そして最後に・・・
クラスの中で、プラブジ先生は、水を飲む大切さも話されました。
身体の内部は水に浸かっている状態ですが、1つ1つの細胞は水の膜で包まれているため、体内に十分な水がないと内臓も細胞もうまく働きません(これはケイシーリーディングでも言われていることです)。
なので生徒には「ちゃんと水を飲みなさい」と指導されています。
それなのに、プラブジ先生は水を全然飲まれませんー。食事もほとんどされないけど、この酷暑の夏でも水を飲まない。
細胞に水が必要なら、どうやってプラブジ先生は健康な身体を維持しているのでしょうかー?
それは、プラナヤーマ(ヨガの呼吸法)でプラーナを十分身体に取り込めているので、プラーナが細胞を包んでおり、毎日水を飲まなくても、細胞の水分を保持出来ているから、なのだそうです。
8月から6~7キロ痩せたそうですが、それは身体の火のエネルギーを高めて脂肪を燃焼させたから。昨年太ったのは、太ってみたかったから。太るのも痩せるのも自由自在で縦横無尽。
人が持つ潜在能力、私たちはほとんど知らずに生きてるってことをプラブジ先生と話してると分かってしまいます(笑)。プラブヨガ幼稚園にすら入れないプレ幼稚園生の私には、まだまだ体験しえない世界ですー。
ヘッドスタンドをやったのは1年ぶり。そしてこのポーズは2年ぶり。
今月末には
同じテーマのクラスが大阪でもあります。おそらく指導されるヨガは東京とは全然違うものになると思いますが、タイミングが合う方は是非どうぞー。