木曜日から3泊4日で長野水輪にて、ケイシー合宿を開催しています。今回で3回目となるケイシー合宿。今回のテーマは『バガヴァッド・ギーター』!
毎年秋に、ギーター講座は2日連続で開催していますが、2日間で、私たちが手にするテキストの成り立ちの説明、マハーバーラタの大まかなストーリーを聞いたあと、一気に18章までを読んでいくので、いつも講義はギューギュー。
なので、一度、合宿でゆっくり時間をかけて、自分の中に落とし込みながら、自分の生きる指針として聞いてもらえたらーと、主催者の個人的な願いにより、今回のテーマとなりました。
ところが、ギーターの解説を聞くには、たっぷり時間があるはずだったのに、マハーバーラタの解説も毎年少しずつ詳細になっていくこともあり、ギーターに入る前の最初の導入部分だけで、たっぷり3時間弱。それでも足りず、夜には1時間の補講もしました。朝から夜までギーターに浸かっております。
兄の講義についてはまた追って書くとして、今朝は、
プラブヨガのマスタープラブジに出張をお願いして、朝2時間をかけて、プラブヨガによるプラナヤマ(プラーナを取り入れる呼吸法)とは何かを少し味わってもらいました。ギーターにはヨガのこと、プラナヤマの技法について、しっかり書かれていますから。
私を含め参加者22人のうち、プラブヨガ経験者は4名ほど。他のヨガをやっている方は数名・・・という構成。プラブジ先生いわく「あなたたちの今の身体の様子だと、瞑想ができる身体になるには、30時間くらいかかりますねー」とのこと。
2時間ではとても時間は足りませんでしたが、それでも、中身の濃い構成になっていました。
プラブヨガでは、瞑想も呼吸法もいきなり行わず、身体の準備をしてから行います。
呼吸法がテーマでしたが、呼吸法を実践する前には、イダとピンガラという左右のプラーナの通り路(ナディ)を整え、スシュムナ(身体中心にあるナディ)に呼吸が通る身体づくりを。そして、下から1つずつ、各チャクラが活性化するプラブヨガと、プラーナの通り路(ナディ)のクレンジングを行いました。
ヨガ初心者、プラブヨガ初心者ばかりだったので、プラブヨガの動きは比較的簡単な、自宅でも実践しやすいものばかりを行いました。シンプルな動きであっても、ちゃんと各チャクラが活性化していくというのが、すごいなぁと関心してました。
呼吸法は、火の呼吸をはじめ、いくつかの呼吸法を実践。ギーターに書かれている「プラナヤマ」の呼吸法は、我々の今の身体では「お試し」すらも出来ないので、入門者でも出来る比較的容易なものばかりでしたが、それでも、ヨガの呼吸法のいったんは体験できました。
そして、2時間はあっという間。
あとで、自分でもヨガをされているという参加者さんに感想を聞いたら「筋肉を鍛えるのではなく、神経を鍛える」「使っていない神経系を繋げる」という言葉に大きな気づきをもらった、と言われていました。
今日、私たちが何をやったか説明は難しいので、少し写真をシェアしますー。
下記の画像のポーズは、90分ほど身体づくりをしたあとで行っていますー。ギーターの主人公、クリシュナとアルジェナにまつわるポーズです。
アルジェナは弓の名手ということで、弓のポーズをやりながらの呼吸法もやりました。
弓には「矢」が必要。こちらは「弓矢を引いているポーズ」。
「弓矢を引くポーズ」の別バージョン。
みんなで何のポーズをやっているかというと・・・
お尻どアップの写真ですが「赤ちゃんのクリシュナが笛を吹いているポーズ」。
赤ちゃんは身体が柔らかいので、でんぐり返しをしながら笛を吹いています。
本当は足先を耳につける必要があります(出来てませんー)
ヨニムドラをしながら、「蜂の呼吸法」をやっているところ
私たちはヨガのあとはランチでしたが、プラブジ先生は食事をされないので(ほぼ、プラーナで生きています)、ヨガクラスが終わったら、そのままトンボ帰りされましたー。これはタクシーのお見送り前。
プラブヨガは、自分から積極的に参加しようと決意しないと出会わないヨガですが、今日はギーター合宿の講座の1つ、ということで、皆さんにプラブヨガに出会っていただいた時間にもなりました。
今回、いつもプラブヨガの通訳をしているチナツさんは夏休みで実家に戻っているということで、「ナオコさん、あなた、やりなさーい」というご指名。「大丈夫かー?わたし」と案じていましたが、参加者さんのサポートもあり、なんとか通訳完了。
一箇所、意味が分からなかったセンテンスは「このヨガをやっていると、ここにある特定のエネルギーポイントを身体で体感するようになる。このポイントが自覚できるのは、宝石や金にも値する」ということでしたー。
ギーターに登場する呼吸法の域には、今生では、とても到達できませんが、続きはまた来世で~、ですかね。ギーターによると、霊性を探求していると、来世では、それなりの家庭に生まれるはずなのでー(期待!)