6月の周生塾は内容てんこ盛り
2023年 06月 11日
6月の周生塾はイベントてんこ盛り。主なイベントは手植えによる田植えでしたが、それ以外でも、餅つき、薪割りにサイクリング、シーカヤックと普段使わない全身の筋肉を使って、すでに全身が筋肉痛です(笑)。
6月の周生塾はこんな感じでした。
1日目:
釜石駅集合―周生さんの拠点に移動-簡単なオリエンテーリング-自分専用の簡易トイレ作成―テント張り-餅つき-晩ご飯-焚火を囲んでお喋り
2日目:
朝6時から薪割り-火熾し-朝食づくり-朝食ー田植え-ランチ-少し休憩-サイクリング-夕食とドラム缶風呂の火熾し-晩ご飯の準備-晩ご飯-ドラム缶風呂-焚火を囲んでお喋り-就寝
3日目:


3日間にたくさんのことを体験しましたが、今日は、2つのトピックに絞って書き残しておきます。
2日目の早朝、火を熾すために、薪割りからスタート。
私は周生さんが薪割りの見本で2つに割った丸太からスタートしたこともあり、比較的早く丸太が薪になりました。が、残り3人は丸太を2つに割るところから苦戦。うち一人は、丸太が薪になるまで1時間近くかかったかもしれません。
近くで見ていると、なかなか丸太が割れない2人は、斧を振り下ろしながらも、斧にかかる力をセーブしている。斧の重みを利用して、素直に丸太に対し直角に振り下ろせば、斧の重力で丸太は割れるはずなのに、斧の力を無意識で止めてしまっている。ブレーキがかかった斧は丸太に刺さるだけで止ることに。
後で聞くと、一人は、以前薪割りの時に斧が誤って身体に刺さって亡くなった人の話を読んだことがあり、薪割りに恐怖心があった。一人はナイフなどの刃物がもともと苦手なのだそう。
薪割りだけではなく、不安や恐怖心が素直に行動することにブレーキをかけてしまうことって日常的によくあるのではないでしょうか。頭では(顕在意識では)分かっていても、無意識が身体にブレーキをかけてしまうので、なかなか手強い。
今回、2人がその無意識のブレーキを分かりやすく見せてくれましたが、私も、こういう無意識の行動ブレーキ、山のようにかけているなぁと、あらためて思います。
《田植えマシーンになる》
周生さんの田んぼは、機械を使わず手植えによる田植え。私はたぶん50数年ぶりです(子どもの頃、隣のお宅の田んぼの端っこで田植えをやらせてもらって以来)。
田んぼに入る前は、田植えは中腰だし、きっと途中でバテるか腰痛で悲鳴をあげるだろうなーと実は思っていました。
何故、早く終わったんだろうと自分で分析するに、あのときの私は完全「田植えマシーン」になっておりましたね。
つまり余計なことは考えず、ひたすら、10センチくらいに成長した苗の束から3本だけ苗を取るー植える、を繰り返して前に進み続けてました。しかもずっと中腰のままやり続けていたので、動きに無駄がない。
ゆっくりでも丁寧にやりたい3人と、大雑把なまま進んでしまう私の性格の違いがここに(笑)。
では何故、中腰の姿勢で動き続けられたんだろうと、またまた振り返ると、これはもうヨガのおかげとしかいいようがありませんー。3年前の私の身体だったら、きっと中腰の姿勢で前進し続けるなんて、きっと出来なかったはず。なんなら復路の田植えも出来ますよーという元気さが残ってました。
次回7月の周生塾は、無人島までのシーカヤックを計画しているらしい。
私はまだオールを自分の腕の力で漕いでしまっていますが、緩くオールを握って、腕の力を使わないで漕げるようになると、もっと楽にカヤックが進んでいくそうですー。
周生塾の目的の一つが、自然災害が起こった時にも1人で生きられる力をつけておくこと。何もない状況下でも生きられる力をつけておくと、他の人も助けられるようになるからということで。



