お申込の方に、講師に聞きたいことを書いていただいています。今回の場合には、清水さんを通じて語っていただく霊人・吉田松陰先生への質問ですね。
いただいたご質問の中に、「日本の政治家や教育者に降りて、彼らを指導してほしい」みたいなことが書かれていました。
そんなことが起きれば(そして本人がそれを真摯に受け止めれば)、とても喜ばしいですが、これは難しいだろうなーというのが私の率直な感想です。
なぜなら、霊人が語りかけるには、その人が自分の個やエゴを完全に明け渡し、その人の心にスペースを持つことが必要だから。ケイシーの言葉でいうと「自分自身への関心というものを喜んで超越する」ことが必要です。
今の日本の政治家にこれができる人って果たしているでしょうか? 3.11以降の日本、コロナ中の政治家の対応をみても、自分の欲やエゴ、感情を入れず、日本のために動いている人、残念ながら皆無の気がしています。
エゴの塊のようなの人たちが政治家になるのか、政治家になるとエゴが肥大するのか、いずれにせよ、今の日本の政治家で自分のエゴを完全に明け渡せる人がいるとはとても思えませんー。
教育者についても同じ。素晴らしい教育者ももちろんいらっしゃいます。でも、ホテルの結婚式場の担当者談として「学校の先生がゲストで来ると始末が悪い」とあって、苦笑したことがあります。威張る人、酔っ払う人が多いらしい(笑)。
清水さんが霊人の導管になれるのは、自分を完全に明け渡すことができるからだと、いつも一緒にいる愛宕なみさんが言われていました。ジュリアンの本『ワンネスの扉』の表紙に「心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる」とありますが、まさに、これですよね。
ケイシーが語った言葉、書いたものを集めた『我が信ずること』という本に、ケイシー自身が、自分が何故、こういったリーディングができるかを述べた部分があります。ただし、ケイシーの場合には、自分の心身を霊人に明け渡すのではなく、自分の意識を依頼者の潜在意識、超意識、アカシックレコードにアクセスし、情報を読んでいきました。なので、方法は違います。
少し引用します。
私は、自らの魂の波長を宇宙に広がる普遍的な知識のそれに惜しみなく合わせきるため、自分の個性をも放棄してしまうことのできる数少ない人物の1人であることは明らかだと思います。
これは決して、誇張しようとして言っているのではありません。また、他の人が先天的に持っていないものを自分は持っている、などということを言いたいのではないのです。
本当のことを言って、私が持っているものと同じ能力を持っていない人が1人だっているとは考えたこともありません。人間はすべて例外なく、自分が気づいている以上の大きな力を持っているのは間違いないところであります。
ただし、これらの能力を開発するためには、自分自身への関心というものを喜んで超越するということがなければならないのです。
1年に1度でもいいから、自分の好みを一応はずして、それから完全に超越することを、あなたは喜んでしてみたらどうでしょうか?
ジュリアンには宇宙存在から「日本のナオコに連絡しなさい」というメッセージが何度もあったのに、私のところには全然来てくれませんー(笑)。でも、それは私のマインドがいつも忙しく働いていて、スペースがないからなのでしょうね。実際、私は、1日中、パソコンの前で活字をみているか、本を読んでいるか、何か動画を見ているか・・・。寝る直前まで私の左脳は休む間がありませんー。
これでは心に響く小さき声には全然気がつきませんねー。自分で書いていても、そう思う。
ともあれ、6月18日、普段の清水さんと、語りはじめた清水さんがどれほど違うか、ご自身の心と目で確かめてみてはいかがでしょうか。