料理研究家の土井善晴さんの本『
一汁一菜でよいという提案』。この本は、家族のために日々、美味しい料理を・・・と台所仕事を頑張っている日本中のお母さん(もしくは主夫)に希望と涙を誘った本になりました。
その土井さんが作る、お味噌汁とおにぎりの動画です。
はじめてみたら、え??こんな大雑把なおにぎりでいいのー?と衝撃を受けますよ。もしこのおにぎりを私が握ったら「へたねー」とか「もうちょっと真面目に握ってください」と言われそうです。
このblogには1つしかyoutube動画が貼り付けられないので、これ↓を貼り付けますが、他の動画で作られたお味噌汁も衝撃でした(笑)。卵焼きの入ったお味噌汁。斬新すぎる。
土井さんのお味噌汁、基本、出汁は取らない。
土井さんの本を読むと、野菜から出汁が出るんだから、わざわざ料亭みたいに出汁はとらなくてもいいって書かれてる。
しかも、お味噌汁が沸騰している!
お味噌汁つくるとき、沸騰させないよう、煮立たせないように注意してません? 私は中学の調理実習の時に、味噌を入れたら煮立たせない。沸騰したらお味噌の栄養も味わいも飛んでしまうと教わって以来、うっかり煮立たせてしまうと、「あ~!やってしまった!」と残念な気持ちになっていました。
しかし、土井さんのグツグツのお味噌汁をみたら、これは家庭料理だもんと、堂々と言えますね。
土井さん、フランスでも日本でも一流のお店で修業をした方。その土井さんに「失敗しても、美味しくなくても、材料が偏ってもいいのー。だってお家の料理は料亭の料理とは違うんだからー」と言われたら、どれほどのお母さん(もしくはお父さん)が涙することか。

卵焼き入りお味噌汁

具だくさんお味噌汁(ピーマン入りも斬新)
欧米で暮らしたことがある人は、欧米の普段の家庭料理は、私たちからみたら手抜きとしかいいようのないメニューだったりします。オーブンでチキンとジャガイモを焼いて終わり。インスタントのマッシュポテトに肉だけとか。
子どものお弁当なんて、ピーナツバターを挟んだだけのサンドイッチに、リンゴまるごととジュース、みたいな。お弁当づくりの所要時間3分!
レストランみたいな食卓にしないといけないと思っているお母さんにはホント、土井さんの本、オススメです。ケイシー流の食事ではないですが、家で料理するのは面倒くさいと、外食したり、コンビニ弁当で済ませている40代、50代の人、実は、意外と多い。そんな人も、この気軽さだったらできるんじゃないでしょうかー。