「森のような経営」

釜石在住の山田周生さんがこの春から始められるSHUSEI塾。釜石に毎月通いながら自然体験をしていきます。引き続き募集中。締切りはあと数日なので、お申込はお早めにー。

死んだとき、あの世にもっていけるのは、モノでもお金でもなくて、自分が感じた感動だけ。そして、どれだけ多くの人と語り合い、どれだけ命を輝かせる体験ができたか…。

自然と自分の身一つで対峙する体験なんて、都心にいると、そうは出来ませんー。世界中の辺境を旅した周生さんの話は、自分の枠を取り払ってくれますよ。ピンときた方はぜひどうぞー。

私は、会社を経営している経営者さんや幹部の人、自分でビジネスをされている人が参加されると、その後のビジネスに対する姿勢が変わるんじゃないかなーと思っています。


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画像は2009年に屋久島を歩いたときのもの




歩いた里山は、横浜市青葉区。公共交通機関を使うと少し遠いんですが、車だと30分くらい。こんなに近くに自然豊かな里山があったのかと感動しながら歩いていました。

この里山、どうやって見つけたのか主催の西川ロミさんに聞いたところ、『森のような経営』という本で紹介されていた場所だったから。さっそく私も入手して読んでみました。

株式会社森へ という会社があります。会社の経営者や、社員研修として多くのビジネスマンが2泊3日で森に入るという体験をしながら、自分の感性を磨いていくというリトリートを主催されています。

この「森へ」という会社を知ったとき、私も感動して、周りの経営者仲間に声をかけたり、自分でも参加を何度か検討しました。スケジュールがあわなかったり、すでに定員になっていたりで参加できないまま、数年が過ぎてしまいました・・・。

その「森へ」の創業者さんと、参加者の一人、山藤さん(医療系の専門学校を経営している)の対談本が『森のような経営』。

大自然に抱かれると何が変わったのか、森での体験についてお二人が里山を歩きながら語り合っています。何か所かピックアップしてみます。


山藤:最初は恐怖ですね。

まずは森に入るとき、もちろん、獣や野生もそうなのですが、何よりも僕にとっては小さなころに絵本で読んだ、怖い森の妖精が潜んでいるような、うっそうとした森に恐怖を感じました。そして誰も来ない森の中で自分の居場所を決め、一人でしばらく過ごす時間がありますよね。初めてのときは、その時間も怖かった。

未知の怖さというか・・・。普段の生活では触れることのない、何が起こるかわからない怖さ、ですかね。本当に初めての感覚で、そういうものを強烈に感じたんです。

2日目にまた一人で森の中にいたら、鳥の鳴き声が変わった気がしたんです。こちらのすぐ近くまで寄ってくれるようにもなった。それで、これはもう完全に僕の個人的な表現なんですけど、数百メートル先にある葉っぱの動く気配まで、はっきり見えるような感覚になったんです。なんというか、全体を見渡している感じですね。

まわりの木々が喜んでいるな、なんて思ったり。本当にそうかなんて、わからないんですけどね。風の吹いているさまが見えている気がしたり。そういうことを感じているうちに、恐怖はなくなっていました。


北海道の余市のあたりを、三枝龍生先生と車で走っているとき、深い深い森の横を通りかかりました。おもわず、こういう森で1週間くらいキャンプしたいなーとつぶやいたら、「エネルギーが強すぎて、発狂しますよ」と言われたことがあります。(その時のことは、ブログに書き残してました)

自然は怖くもあり、でも、親しくなれれば、これほど心強い場所はないんじゃないかと思います。遠くの木々のざわめきにまで気がつく感性が芽生えれば、日常も、もっと豊かに感じることができますね。


山田:同じものに遭遇しても、それを何かのサインと信じるか/信じないかで、その後は分かれてしまう。気のせいにするとか、たまたまだとやり過ごせば、それで終わり。けれど、さんちゃんは森に入ったり、いろんな経験をしてきたことで、それを「信じられる」という表現だったけども、そういうふうになってきたということですか?

山藤:そうですね。さっき「先を予測してビジョンをつくり、その目標をクリアすることが大丈夫」ではなくて「今あることで大丈夫」と思えるようになったと話しましたよね。そうなったことで、今起こっている出来事に対しても、必ず「どうして今、こうなっているんだろうな」と思えるようになったんです。

たとえば仕事が上手くいっていないとか、思わぬハプニング的なことが起きた瞬間に「どうして、こうなっているんだろうな」と思う。まるで自分のことじゃなくて、正面からでもなくて、先ほど言ったようなヨコから見ているような、第三者みたいな場所から「どうして、こんなことが起きているんだろうな」という捉え方をするようになったんです。

山田:「ヨコから見ている」を僕の言葉でいうと「目の前の出来事に囚われていない」という感じですかね。

他の言い方をすると、出来事を「なんとかしなくちゃ」とコントロールしようという意識があまり働かない状態。「それはそれだね」というふうに見ている。

たぶん、そういう状態なんですよね。経営者がこの立ち位置でいるのは、普通なかなか難しい。いわゆる資本主義的な経営では、最初に計画があって、期限までに結果を出せば成功、というふうに捉えます。だから、計画通りに進まないことに対する恐怖がある。恐れですね。その恐れをなんとかするために、できるだけ多くの物事をコントロールしようとする。自分がコントロールできるものはもちろんだけど、経営者の恐れが強いと、できないものまでコントロール下において、とにかく計画通りに進めようとしてしまう。


以前、私も経営コンサルタントさんについてもらいコーチングを受けながら、1年間の経営計画を立てたりしていました。しかし、これが苦痛で苦痛で(笑)。毎年テキトーに数字だけ記入してましたが、あれが役にたったのか、いまだにわかりませんー。


山藤:夜の森は、木々の揺れる音や、虫、鳥、小動物の気配に満ちている。横になるとアリや何だかわからない虫もくっついてくる。でもその一方で、僕の下には、恐るべき数の生き物の死が溢れている。そういう空間に身を置いているうしに、なんていうのかな・・・。生も死もないんだな、とわかった感じになったんです。もう大きな森の中全部が喜びに満たされているんじゃないかという感覚。良い/悪いとか、意味がある/ないなんて関係なくて、全部喜びじゃないかと。だから、今は何をやっても楽しくて、仲間にも喜びを知ってほしいなぁと思いながら仕事をしているんです。


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私も横浜という都会の中で、一日中パソコンに向かって過ごしているので、こういう怖いほどの自然体験は、どこかに出かけないと体験できませんー。

何をやっても楽しい、全てが喜び。そんな感覚が自然の中にいることで発露してくるなら、私たちはもっと深い自然に中に入っていった方がいいですね。近くの公園とかだけじゃなく。




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