ドキュメンタリー映画『LIFE TREASURE』

私はどちらかというと真面目人間なので、突拍子もないことが出来ない（思いつかない）タチですが、私の周りには、真面目にアホを楽しんでいる方々がいます。

先週、ドキュメンタリー映画『LIFE TREASURE』（ライフトレジャー）を監督したという小泉雅央さんとランチをしました。

紹介してくれたのは、富家めぐみさん（通称トミー）。10年前に開催された「へそ道0期」（入江富美子ちゃんが、「へそ道」を始めるにあたり、モニターのような形で開催したクローズドの会）で知り合いました。トミーはグラフィックデザイナーで、以前、てんつくマンこと軌保博光さんがされていた団体「MAKE THE HEAVEN」で仕事をしていました。

映画『LIFE TREASURE』は、南米チリ・アタカマ砂漠マラソンに参加した10名を追ったドキュメンタリー。トミーと同じく「MAKE THE HEAVEN」のスタッフだったマンモスこうちゃんをリーダーに、標高3,200メートル、トータル250キロを１週間分の食料と衣類と寝袋を背負って走る（歩く）、その姿が収められています。

標高3,200メートルなんて、想像しただけで酸欠になりそうですが、この10名、なんと、誰が言い出したのか、カラフルなアフロヘアのカツラをかぶり、背中にはこれまたカラフルなマントをかぶって歩き続けます。

昼間は40度にもなる砂漠で、アフロのかつらをかぶって歩くなぞ、アホじゃなきゃ出来ない（笑）。

　その時のメンバーはこちら

そして当然ながら砂漠のマラソンは過酷。全員が満身創痍。しかも、参加者のうち、幸四郎くんは難病のため視野が人の5％しかない。奥さんのアッコちゃんとの一緒の参加とはいえ、最初から行程の困難さを想像させます（この2名も、へそ道「0期」のメンバーでした）。

私がリーダーだったら「250キロを走りきる体力と身体能力に自信のある人」と参加条件つけそう（笑）。リーダーのマンモスこうちゃんの太っ腹というかハートの大きさ、半端ないです。（ちなみに2年後のニュージーランドマラソンは、さらに、ゴールまでの困難さが容易に想像できるメンバーでした（笑））。

現地スタッフさん、世界中から集合した参加者さんも、彼らが歩く姿に度肝を抜かれたはず。それまで抱いていた日本人像が完全に崩れ去ったことでしょうー。

そして監督の雅央くんは、当然ながら撮影のため、カメラ片手に、背中には太陽光パネルを背負って同行したそうなので、若いとはいえ、無謀としか思えませんー。

愛すべきアホの皆さんとしか、言いようがない。

自分の人生、ツマラナイと思っている人、夢なんてないって思っている10代の子どもたちと一緒にみてもらえると、彼らには刺激になるかと。

こんなアホになって生きてもいいんだーと、無意識の枠や制限が外れるかもー。

「LIFE TREASURE」は、2もあります。こちらも無料配信中。今のうちに是非どうぞ。

　＊この映画を紹介しているサイトはこちら。中国語版、英語版もあります。

ちなみに、「MAKE THE HEAVEN」で仕事をしていた皆さん、それぞれ今は自分の場で活躍中。皆さん、クリエイティブです！　

私が知っているメンバーは下記の皆さん。

Happy base YUKIYANAGI (元メンバーがしている北海道洞爺湖のカフェ＆宿泊）

石川真喜子さん（動画編集）

宇宙の子マサさん（バリ島で、毎日、海岸に流れ着くゴミの掃除をしている男性）