『法力とは何か 「今空海」という衝撃』

73回にわたって行った高濃度のLSDによる意識の冒険を書いた『天からのダイヤモンド』も面白い本でしたが、次に読み始めた『法力とは何か』も読み応えのある、面白い1冊でした。こちらの本も、会う人会う人に勧めていますー(笑)。
 『天からのダイヤモンド』は、2月23日2月13日にblogで紹介しています。


ある一定の年代以上の方は、1976年、ロシアのベレンコ中尉がアメリカへの亡命を求めてミグ25戦闘機で函館空港に強制着陸したミグ25亡命事件を覚えている人は多いはずです。

あの事件、実は、ある僧侶が日本の高官から依頼を受け祈祷によって為されたものだったというのは、以前から本やネットにも書かれており、私も読んだことがありました。

とはいえ、どれも「誰かからそんな話を聞いた」という聞き書きだったこともあり、話がオーバーに伝わった都市伝説の1つくらいに思っていたら、この本、実にその祈祷を行った僧侶(本では和尚と書かれている)に直接インタビューして書かれたものでした。

著者は、ユング心理学を学んだ精神科医でユング派の分析家。この和尚の法力をユング心理学で解説する、という1冊にもなっています。

しかも、ご本人が「そこには間違ったことが書かれているので訂正してほしい」と、自身がされたことを直に話されています。興味が湧いた方は、実際にこの本を読んでいただくとして、一部抜き書きすると・・・

和尚は自坊でひたすら拝み続けていた。定められた時刻は迫ってくる。寺から遠く離れた港町では、これからはたして何ごとが起きるのかと固唾を飲んで見守る者たちがいる。すると、そこに驚くべき報せが飛び込んできた。某国空軍の兵士が例の戦闘機を操縦してその町に近い空域に現れた、しかも自衛隊の警戒網をくぐり抜けて接近しつつある、というのである。目的は明らかではない。現地は騒然となった。

その頃、和尚は、意中のものに網をかけて手繰り寄せる呪法から、金縛りの呪法に移っていた。そのタイミングは「自分で相手を引っ張り寄せてるんだから、当然わかります」とのことである。「すべてのものとつながることのできる意識の水準というものがあるし、波動は伝わるものだから」とも。

こうして兵士は身体の自由を奪われ、みずからの意志とは別に、抗い難い力によってその町の空港に着陸することとなった。


和尚さんの生活は4区分に分けられています。拝む時間、学びと食事の時間、来客の時間、睡眠の時間。拝む(密教の修法)のは朝と晩に3時間ずつ。

朝も晩も、本堂、護摩堂、弁天堂と順にまわって拝む。それぞれの堂内に蝋燭を灯して香を焚き、祀ってある諸尊を招いては供養し、諸法を聞いてから丁寧に見送る、いわゆる十八道行法にもとづく修法であったり、みずからが仏になる内護摩という護摩修法であったりする。ただし、内部に虚空蔵菩薩が祀られている塔のところでは周回が行われる。(中略)

そして、この3時間ずつの勤行のほか、高齢の身を削って、寝る間も惜しんで、天変地異や政治情勢、彗星の衝突回避など、ありとあらゆる災害や紛争を散らすために拝んで下さっているそう。ありがたいことです。


先に紹介した『天からのダイヤモンド』は、LSDを使って入る意識の旅が書かれていました。しかし、その意識の旅は自分ではコントロール不能。起きてくること、見えてくることをひたすら受け止めていくしかありませんでした。

しかし、和尚は修行によって獲得した法力で、自らが起こす、自らの意識の力で現実世界に変化を起こしていきます。その意識の力の源を和尚が話されている部分を少し抜き書きします。

私たちの身心は、一方で煩悩の源となっているが、他方ではこの内なる大日如来へと至る契機ないし通路としても働く。その際に妨げとなっているのが「自我」である。和尚は言う。「「自我」を行によって退けて無になることができれば、おのずから「すごい力」が現れ出てくることになります」。 (*和尚の「自我」とユング心理学の「自我」は違う)

では、無になるにはどうしたらよいか。和尚が実践しやすい方法としてあげてくれたのは、数息観や月輪観といった伝統的な観想法である(*本には、この2つのやり方が簡単に説明してあります)。

数息観にしても月輪観にしても、呼吸が要となる。和尚は「内緒の近道」として、次のような呼吸法も教えてくれた。鼻から一気に最大量の息を吸い、それを下腹の底にグッと深くおさめてから、5か6くらい数えるあいだしんぼうし、今度は口から5、6回に分けて細く長く息を吐くのである。これを実践すると、「早ければ数週間、ふつうでも三ヶ月くらいで見えてくる」という。「三摩地」あるいは「三昧」と呼ばれる、仏と一体の境地であろうか。

(中略)

和尚は言う。「人間が、やっていること、しゃべっていること、思っていることを一致させる。これが三密加持。全身のいろんな役目をしている何十兆もの細胞が1つに揃う。行をしていると、この3つがほんとうにバシーっと揃う瞬間というのがあるんです。そういうときには、臍のあたりがちがってきます」。和尚の言う「臍のあたり」は、いわゆる丹田のことと考えてよい。そのちがいは、断食をしているとわかりやすいそうで、とくに虚空蔵求聞持法を修していた際には顕著だったという。


和尚は修行を通じて「空海が書き残されたことは全て本当である」と言い切れる法力を身につけられています。

この本には、和尚が実際に法力を使って為されたいくつの奇跡的な出来事が紹介されています。金鉱や水源を見つけたり、事故多発地点を祈祷して事故が起こらなくなった、ということもあったそうです。病気治しについてももちろん書かれています。

この和尚、ありがたいことにまだご存命です。どこにいらっしゃるかは、インターネットで調べるとすぐに分かるはずなので、ご自身で調べて下さい。

まぁ、ともかくも、興味深い本でした。LSDの本と共にお勧めですー。



本の紹介文
法力という現象の謎に正面から取り組む試みは、前例がほとんどない。
本書は、ユング派の精神分析家である著者が、深層心理学の立場から法力の核心を照らし出そうとする、尖鋭的な研究の成果である。その桁外れの法力ゆえに「今空海」と呼ばれているひとりの高僧の協力を得て、数十回にのぼるインタビュー、関係者への取材、現地調査を行なうとともに、みずからに起きた出来事の考察もまじえて、堅実に事象に切り込む。


【目次】
はじめに
第一章 鉤召
第二章 X阿闍梨のこと―青年期まで―
第三章 X阿闍梨のこと―青年期以降―
第四章 教えと行
第五章 ユング心理学に照らして―布置と共時的現象―
第六章 治病
第七章 透視
第八章 浄化
第九章 再びユング心理学に照らして―ほんとうの自然―
おわりに

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by hiroshimapop | 2023-03-09 11:20 | おススメBOOKS

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