『天からのダイヤモンド』~フィーチャー・ヒューマンの誕生~
2023年 02月 23日
第1回目(1979年11月24日)~の10回は、誕生と死の境界線の向こう側に渡る第11回目(1982年8月4日)~17回目 苦悩の海、およびディープタイムと魂第18回目(1990年7月14日)~24回目 宇宙へのイニシエーション第25回目(1991年8月4日)~35回目 よりリアルな元型的現実第36回目(1993年2月20日)~43回目 恩恵による祝福第44回目(1994年1月15日)~69回目 ダイヤモンドの光明第70回目(1998年5月16日)~73回目 最後のヴィジョン
(349頁~)もしも歴史か自然が、あるいは宇宙の「創造的知性」が、この地球上に新しい形をした人間の意識を誕生させようとしているとするなら、次い来る質問は、「では、このフューチャー・ヒューマンはどんな形になるのか? 私たちが進化した未来の自分とは、どんなものなのか?」ということになる。「ダイヤモンドの魂」のヴィジョンとは、輪廻転生のサイクルがひとつの最高潮に達することで、人間としての体験がより高い波動領域へと引き上げられるという内容のものであった。ちょうど”若い魂たち”が”古い魂たち”になるのと同じように、古い魂が”完全な魂”になるのである。私たちのこれまでの転生が統合され、1つの意識に融合する時、私たちの自己認識の中で爆発が起きるのだ。自がの殻が破裂して、私たちはもはや自身を百年生きる存在としてではなく、何十万年も生きてきた存在として体験するようになる。
(430頁~)ある時点で、私は人類が、何か植生が絡み合った湿地のようなところの中へと、絶えず溶けて消えていくのを見た。植生の絡み合った湿地は、輪廻転生プロセスの表土である人類の体験を絶えず消化したり再消化したりしている場所を表わしていた。ついで私は「ダイヤモンドの光」のまばゆいきらめきが、地球から深宇宙へと放たれるのを見た。私は、この湿地から輝かしい個人が誕生するのを目撃していたのだ。それは自我の強い個人ではなく、より大きな、輝かしい個人であった。時空の体験を絶えず攪拌することにより、生命は素晴らしい魂を持った個人を育んでいたのだ。それは私たちの現在の想像の枠を超え続ける、より大きな体験のフィールドを統合することのできる存在である。私は「ダイヤモンドの魂」の誕生を目撃していた。宇宙は「ダイヤモンドメーカー」なのだ!私たちは、あまりにも狭い時間的枠組みの中で自分たちを理解しようとしてきた。宇宙の真の時間軸は、私たちを驚愕させ、あらゆる参照枠を破壊してしまう。生命は「ダイヤモンドの意識」のきらめきを育てる農家であり、みずからが創り上げた進化の大鍋からきらめきが現われてくるのに、100万年掛かろうが10億年掛かろうが、まったく問題にしないのである。
(432頁)これらすべてが起こっていた時間枠は、驚異的なものであった。セッションの最後の深く心を動かされる部分で、私は再び人類の重要な未来に入り、そこで、私たちが成ろうとしている形態(FORM)としばらく一緒に過ごした。それはフィーチャー・ヒューマンであった。なんと素晴らしい生き物だろう! なんと優雅で高貴なのだろう!この存在を体験できたのは、とても名誉なことであるとともに、これから困難な年月を迎える私たちにとっての大きな助けであった。人々は、私たちがどういう存在になろうとしているかについてのヴィジョンを必要としており、私たちの混乱の過去から、素晴らしく、美しいものが現わ出てくることを知っておく必要があった。私はフィーチャー・ヒューマンが立っている姿を見た。それは素晴らしかった。様々な坐法の仏陀たちを背に、この存在は直立していた。この姿勢の意味するところは、その力強さと地球に対する献身であるようであった。これはまさに、覚醒した人類が活動している姿であった。