今日までテンプルは冬休みです。通常は5日から営業スタートですが、今日が木曜日(テンプルのお休みの曜日)ということもあり、明日が初仕事。いつもより1日長い冬休みでした。
元旦、自宅から東にある神社に初詣に行ったことは、
1日のblogに書きました。その時、神社近くのアパートで、ベランダに洗濯物を干しているご夫婦と遭遇しました。
我が家では、新年の三が日、特に元日は出来るだけ普段の家事をしない、お金を使わない(買い物をしない)、というのがしきたりだったので、元日の朝に洗濯物を干す姿にビックリ!
母親曰く、「元日に家事をしたら、その1年は1年中家事に追われることになる、お金を使ったらその1年は散財する1年になる」。 いわば「1年の計は元旦にあり」の家庭版のような理由でしたが、こういう
お正月にしてはいけないことっていうのは、すでに次の世代には伝わっていないのでしょうかー?
私は、元日に洗濯をしたり掃除機をかける、ファストフード店に行ってしまう行為を日本文化の衰退と嘆いていますが、他のご家庭ではどうなんでしょう。若い世代に知る人が少なくなっているなら、こういう内容こそ、年末にテレビやラジオで特集するといいのにーと思います。
「ハレとケ」という境目がどんどん薄くなっている気がしますー。
そして、お正月の過ごし方というのは、ユダヤ教の
過越の祭や
シャバット(安息日)と似ている気がしています。ユダヤ教では、金曜日の日没から始まる安息日には料理はせず、事前に用意したものを食べます。過越の祭では酵母で発酵させずに焼いたクラッカーのようなパンを食べる、ワインを飲む、自分たちの歴史的な苦難を思い出す食べ物を数種類食べる、ということをします。
お節の食材1つ1つは長寿や健康を顕わしているので、苦難を顕わしている過越の祭りとはコンセプトが違いますが、準備する食事内容が似ています。
発酵していないパン→お餅
ワイン→お屠蘇
過越の料理→お節
来年の元日早々、洗濯したり、福袋の列に加わりそうになったら、この日くらい「ケの日」にせず、「ハレの1日」を味わって下さいー。
ビーガン、グルテンフリー、砂糖、揚げ物、大豆加工品は少ないといった究極のお節、どなたか作られるようだったら教えて下さい。お節の中身や材料に新しい意味合いをもたせる必要がありますが、注文したいですー。←自分で作る気なし(笑)。
余談ですが、
昨年末、31日は「コンテンポラリー風水のコンサルタントになった元スタッフさんに自宅に来てもらい、キッチンの片付けをした」という
内容の投稿をしました。不思議なことに、この記事がFacebookでシェアされていますー。今日現在42件。他の記事はほとんどシェアがないので「キッチンの片付けをした」という内容のどこに、反応して下さったのか、不思議ですー。