書籍『奇跡のエンジェルコンタクト』
2022年 10月 19日
「こんにちは、天使ジマゼン」 わたしは彼に挨拶をしました。彼はわたしを見下ろし、にっこりと微笑みました。天使ジマゼンは、まるで巨人のようにあらゆる面で大きいのです。彼は、所々に黒色がほのかに流れる赤と金色の鎧を纏っていました。今までにもわたしは幾度も天使ジマゼンに会っていますが、それでもいつも少しばかり怖く感じています。わたしの足下の地面を揺れ動かすからです。彼は、わたしたち皆にとって、とても重要な天使です。わたしたちの惑星地球にとって、重要なのです。すでに説明したように、彼は地球の守り手です。神様は、彼を地球全体の守護天使に命じられました。ちょうどあなたの守護天使がいっときたりともあなたを離れることがないのと同じように、彼もいっときたりとも地球を離れることはできないのです。そういう意味では、とても珍しい天使のひとりです。・・・時として彼はとても怒りに満ちているようにさえ見えます。それでも彼は、母なる地球が平穏でいられるように、慈愛をもって彼女を守っているのです。母なる地球はわたしたちの惑星の内なる生命力であり、美しい天使です。天使ジマゼンは、彼女がのたうち回ることのないようになだめています。・・・地球のコアで、母なる地球が赤ちゃんのように体を丸めている姿をわたしは見たのです。その天使は美しく、とても女性的な外見でした。疑いの余地はないほどでした。彼女は長くて、絹のようになめらかで美しく、とてもいい表せない色をしていました。緑と青色が混じった琥珀色とでも表現しましょうか。その中を金色の静脈が走っているのです。彼女は見事なほど豪華です。この信じられないほど美しい天使は地球の中心部にいて、〈母なる地球〉と呼ばれています。彼女からはたくさんの腕が伸びており、帆のようになびかせています。穏やかに動きながら、帆のような腕の1本1本を癒やしが必要な地球のあちこちの場所へ伸ばすのです。彼女は子どもに授乳する母親のように、地球上とその下に暮らすすべての生命を含むわたしたちの惑星のために一生懸命世話をしているのです。このような〈母なる地球〉を落ち着かせている天使ジマゼンを、私たちは手助けしなければなりません。この惑星を破壊することは、母なる地球を殺すことと同じです。彼女は人類を含む、すべての命のためにベストを尽くしているのです。わたしたちの惑星が回転速度を落としていることに、皆さんは気づいておられますか? それに対して、母なる地球は何もできません。なぜなら、美しい地球を生かし続けるために必要な資源である石油やガス、そしてたくさんの鉱物を私たち人類が奪い続けているからです。地球は、わたしたちに贈り物として与えられたにもかかわらず、わたしたちはひどい扱いをしているのにまったく気にもかけていないのです。天使ジマゼンは、母なる地球ときわめて深い関係性を維持しています。彼は母なる地球がひどい痙攣を起こすたびに、それを止めようとして奮闘しています。天使ジマゼンは、彼女をまだめるために杖を使って地面を叩きます。あくまで母なる地球への愛から、彼はそうするのです。わたしたちが地球を破壊し続け、美しい天使の〈母なる地球〉を痛め続けていることに対して、彼は不満と怒りを抱いています。わたしたち人類が環境を汚染したり、石油やガス、その他の鉱物を得るために過剰なほど穴を掘り続けるたびに、美しい天使である〈母なる地球〉は、わたしたちの惑星で生きるすべての生命を守るために力を振り絞らなければなりません。天使ジマゼンは、いっときたりとも地球を離れることはできません。地球の守護天使だからです。そうであったにせよ、彼はいつでもわたしたちの助けを必要としています。木々や動物、そして鳥たちといった壮大な自然界のあらゆるものが、わたしたち一人ひとりへの贈り物なのです。ですからどうかあなた自身の役割を果たし、どうか天使ジマゼンが母なる地球をなだめるのに手を貸してください。そうすれば、彼女は猛威を振うことなく穏やかな方法で体をくねらすことでしょう。