先日開催した長野、水輪でのケイシー合宿。1日3食、圧倒的な量の野菜を食べる4日間でした(実際には初日の夕食から最終日は朝食まで)。
赤ちゃんの時から50年間ずっとアトピー肌だという参加者さん。滞在中は、痒みで夜中目が醒めるということがなかった、ということを聞かせてもらいました。野菜だけではなく、アトピーを悪化させる揚げ物、炒め物、そしてもともとは毒性植物であるナス科野菜(ナス、ジャガイモ、トマトなど・・・)もほとんど出ない食卓でしたから、消化にも内臓にも負担がかからず肌にもやさしかったんだと思います。
講師として登壇してくれた
山崎ゆか裡さんは、この春から
神奈川歯科大学大学院統合医療講座の生徒として八ヶ岳から通っています。学校が終わるのが夜9時半。ダッシュで新宿に向かい、北杜市行きの最終の高速バス乗る頃には、お腹はすっかり空いている。講座の前後には、夕食のためにレストランに入る時間はなく、仕方なくコンビニでオニギリを買って、週4日、コンビニのオニギリを食べていたんだそうですー。
すると何が起こったか・・・。
アトピーのような赤いブツブツが出て、腕の肘の内側が赤くなってしまったんだとか。
ところが夏休みになり、コンビニのオニギリを食べなくなり、反対に自宅の家庭菜園で採れた新鮮なレタスやビーツを食べる日々に戻ったら、すぐに症状は消えたそう。
この因果関係は分かりやすいです。
私は2007年、テキサスのローフードのリトリート施設に滞在したときの
体験談をメルマガに書き残しています。
その時のことをこんなふうに書いています。
・・・不思議なことに、ローフード実践中は、お肌が全然乾燥しなかったんです。
これは私もビックリです。
というのも、滞在した施設の中は24時間、暖房が入りっぱなし。それはそれは乾燥していました。
どれくらい乾燥しているかというと、
お風呂場で洗って軽く手で絞っただけのブラウスやTシャツが、はたまたGパンまでもが、脱水せずとも、数時間後にはカラカラに乾くくらい。
ホテルに泊まるときは、寝る前に洗った下着なんかをバスタオルにくるんでギューギュー絞って簡易脱水をしますよね? それをしても、時には、朝、まだ下着が湿っていることがありますが、テキサスでは、バスタブで洗った洗濯物を、ただ軽く手で絞った後、お風呂にかけて置くだけで数時間後は、カラカラです。
それほどの超乾燥地帯に私は12日間いたんですが、全く、肌の乾燥を感じませんでした。もちろん朝や昼寝の後は喉が渇きましたし、洗面所で洗濯物を洗った後は、手に保湿クリームをつけてましたが、あとはほったらかし。
ということは、空気が乾燥して肌からどんどん水分が失われていったとしても、それを補う体内のシステムがあれば、肌は乾燥しないってことだと思いません?
そして、そのシステムを作るのは、どうやら食事の内容を変えるだけでいいらしい・・・・。
しかも私が食べた12日間の食事には、特に「油」を使った料理はでてこない。体内に入れる油分は、植物自体が持っているほんの微量のものだけ。だから油をたくさん摂取すればお肌がしっとりする、ってことでも無さそうで、それよりも「身体の中に溜まった毒素をしっかり出し、スムーズな消化と十分な排泄が行える体内システムがちゃーんと働くようになるほうが重要」って感じです。
そうすると、身体が潤い成分をセッセと作って、肌をしっとりさせてくれるように思います・・・。
私の場合には、日本ではほとんど実践不可能なほどの究極のローフードだったので、すぐにそれを実行しましょう、とはとても言えないんですが、少なくとも、私たちが普段、自分の肌質だと信じている肌は、これはいわば「今の食事で作られた肌」。
だから乾燥肌も含め、何かトラブルで悩んでいる人は、食事を変えるだけで、ぐーんと違ったものになると思うんですよね。
この文章の前には、ローフードを実践していたらお肌がつるつるすべすべになった、ということも書いています。ちなみに、私が滞在した施設で提供されるローフードは究極のローフードで、油や塩、醤油、甘味料などの調味料は一切使われず、一般的なローフードでは多用されるナッツも出ません。なので、油で肌がしっとりした、ということではないのです。
ケイシー療法で推奨される食材、食生活は
こんな感じです。
食べるものない!と言われる人が多いんですが、食べるものはたくさんあります! 今は食べ物がなくて病気になっているのではなく、食べ過ぎて病気になっている人がほとんど。しかも、カロリーばかりが多くて必要な栄養が摂れていないという矛盾。
人間の身体は飢餓には強いのですが、飽食には弱い。そしてあまりに大量のものが一度に胃袋に投入されてしまうので、消化不要も起こしています。
体調や気分と食生活の関係性、もっと意識した方がいいかも。
自由が丘は近いので、友達誘って行きたい!