八ヶ岳在住の鍼灸師、山崎ゆか裡さんがFacebookで、『メディカル・ミディアム』という本を紹介していました(この本のことを紹介しているゆかりさんの
blogはこちら)。
早速取り寄せて読み始めました。エドガー・ケイシーの名前も登場します。
著者、アンソニー・ウイリアムさんは、4歳のときから聖霊(最高位の聖霊で、その聖霊より上位なのは神しかいないという・・・)が彼にぴったり張り付き、周りの人の病気のことを逐一彼に伝えるようになりました。
そのうち、自分でもみえるようになったわけですが、単に意識を向けるとその人の体調や病気が分かるというレベルではなく、映画をみると登場する役者全員の健康状態を知ってしまい、映画館に来ている観客の体調がわかり、飛行機に乗ると、乗客全員の体調が分かってしまうという・・・。さらに人間だけではなく、車の調子が悪い箇所も分かってしまう。
聖霊によると、同じ能力を与えられた人間はその状態が苦しくなり自分で命を絶ってしまうほどの能力だと。
そんなアンソニーさんによる病気の原因と対処法、そしてデトックス法などが紹介されています。
タイトルにあがっている病名を羅列すると・・・
慢性疲労症候群・繊維筋痛症・多発性硬化症・関節リウマチ・甲状腺機能低下症、橋本病・2型糖尿病・低血糖症・副腎疲労・カンジタ症・偏頭痛・帯状疱疹・大腸炎・顎関節症・糖尿病性神経障害・注意欠陥・多動症障害・自閉症・PTSD・うつ病・PMS・更年期障害・ライム病
*アンソニーさんは慢性病、原因不明の多くは、
EBウイルスというウイルスが原因だと述べています(ほとんどの人は体内にこのウイルスを保持しているそうです。ただその潜伏していたウイルスが何かの要因で活性化してしまう・・・)。 このウイルスを排出する最良の手立ては野菜や果物をしっかり食べ、排出することだと述べています。
後半では、流行の健康法で効果がないもの、食べてはいけないもの、デトックス法などが紹介されています。
避けるべき食材として、日本人には馴染みの食材がいくつもリストにあがっています。
遺伝子組み換えが主流:トウモロコシ、大豆、菜種油、テンサイ糖
アレルギーを引き起こしやすい:卵、乳製品
豚肉、養殖魚、グルテン
MSG、香料、人工調味料、人工甘味料、クエン酸
ホエイプロテイン、魚オイル、植物性ではない鉄分サプリ
個人的に、へぇ~と思ったのは、アンソニーさんが発酵食品を勧めていない、ということでした。もちろん完全に避ける必要はありませんが、発酵食品の菌は生命力のない食べ物をエサに培養して作られ、消化器には何の役にも立たないとまで書かれています。
野菜や果物に付着している土壌菌は生命力が高く意識して摂取する必要があるが、発酵食品の菌とは雲泥の差があるのだそうです。
以前、私はメルマガで菜食の方はビタミン12を摂るために、野菜の表面についた土壌菌が死滅しないように食べたほうがいいと書いたことがあります(
メルマガ289号)。このとき私は、発酵食品もビタミン12の供給源として勧めていたのですが、アンソニーさんによると、同じ微生物でも全く違うということ。
発酵食品に関してもう1つ思い出すのは、やはりメルマガに書いた「
聖母マリアの健康法」。エッセネ派が実践していた食生活についての記事です。エッセネ派はイエスの魂を迎え入れるために徹底した体内浄化を実践しつづけたグループでもありますが、彼らはメインの食生活は今でいうローフード。そして発酵食品を避けていました。
エッセネ派は菜食でしたから、微生物ですら摂取しないよう発酵食品を避けているのだろう・・・くらいに思っていましたが、もしかしたら、別の意味があったのかもしれませんねぇ・・・。
ケイシーとの共通点の1つは、アンソニーさんも野菜と果物を豊富に食べるように勧めていること。ジャガイモは中身もしっかり食べるようですが(笑)。
28日間デトックスプログラムも最後に紹介されています。28日間、野菜と果物を山のように食べます。
セロリージュースはアンソニーさんイチオシのデトックスジュースのようで、
アンソニーさんのサイトには、セロリジュースについてのコーナーすらありました。
スーパーで売られているセロリは残留農薬が懸念されるので、私は近所のスーパーでは滅多にセロリーを購入しませんが、無農薬のセロリが見つかったら、それはもう「買い」ですね。セロリージュースは起き抜けの空腹のときに飲むと良いようです。
アンソニーさんの
サイトに行くと、軽いノリの男性が登場。エドガー・ケイシーのような男性を想像していたので、思わず目が点になってしまいました(笑)。動画もレシピもたくさん紹介あるので、しばらくハマりそうです。
他にも、興味深い内容が満載です。徹底的なクレンジングや体調改善をしたい方は、本を入手してご自身で実践下さい。