昨日、おとといの2日間は、プラブヨガの「プラナヤマ」に参加してました。
「プラナヤマ」とは、宇宙に偏在するプラーナを身体に取り入れ、体内に蓄積したり必要なところに流していく・・・という、プラーナを自由自在にコントロールするためのヨガの呼吸法です。
クラスが始まって、最初、参加者がどれほど自分の肺を使えているかのチェックがありました。
肺は上部、中部、下部と3つのパーツに分けられるそうなんですが、肺全部に空気を吸いこめていた人は、なんとゼロ! 私は片方の肺しか使ってないそうです。特にこの2年間、世界中の人がマスク生活を余儀なくされていたので、ますます人の肺機能は落ちている…。呼吸は生命維持と健康維持にとって最重要なのに…。
そして、見えない肺の状況を一瞬でとらえてしまうなんて、サティシュジ先生の眼力はただ者ではありませんね。
私はもともと肺活量とパワーがない。
例えば、5秒で吸って5秒で吐く。6秒で吸って8秒止めて16秒で吐く・・・みたいな呼吸法を行うと、ちゃんとできるのは最初の1~2回。そのうち吸く息、吸う息とも途中でできなくなり、無呼吸のままのホールドが続き、呼吸法なのにかえって呼吸困難で苦しい~という意味のない呼吸法に陥ってしまいます。
なので、呼吸法はとても苦手です。2日間、最後までできるかしら~、他の人に付いていけるかしらと、少々、不安と心配が入り混じったままの参加でした。
が、初日の最初の10分で「このクラス、きっと楽しいぞ~」と何故だか気分があがってました。最初の10分なんて、まだ挨拶くらいしかしてないとき。しかも、会場は窓がなく空気の淀みが気になっていたから、何でそんなに楽しい気分になっていたんだろう?と、おとといの朝の自分がすでに思い出せずにいます(笑)。

会場にはこんなグッズが並んでいました。
どれもが、プラナヤマのトレーニング法に変身しました~。

今回は、ベジランチが一人ずつ、ミッフィーの可愛いランチボックスでセットされてました。さらに、サラダやスープ、ドリンクが別に。

講師は、マスター・プラブジの弟、マスター・サティシュジ。マレーシアから来日中。
ヨガだけではなくアーユルヴェーダ、インドの薬膳、インド哲学、インド神話などのエキスパート。
どれも大学で教えられるほどのハイレベルの専門知識をお持ちです。
「プラナヤマ」は、単なる呼吸法ではなく、ストレッチをしたりヨガのアーサナをしたあとで、ようやく行うもの。なので、最初はずっと参加者の身体の現状チェックと身体の準備に時間が費やされました。
肺活量をあげるストレッチは当然あるだろうと予測してましたが、スタートは肺から遠い足から。プラーナは足先からイダとピンガラという経路を通って鼻まで到達するので脚を鍛えるのはとても大事なんだそうです。そして、マスター・サティシュジのデモをみて、え?身体ってこんなところが、こんなに動くものなの?と、その縦横無尽さと自由自在さに何度も驚く。
クラスの中で行ったプラブヨガのストレッチについてはご紹介できませんが、人の身体の各部位、実はこんなふうには動くのよ、という例として・・・。
・手の指が1本ずつ、隣の指を動かすことなく掌に折れる
私は他の指を動かさずに折れるのは親指だけ。人差し指から小指まで、1つの指単独では折れず、折ろうとするとお隣さんの指も動く。 マスター・サティシュジは、その指1本だけが折れ、お隣の指とも自由にくっつけたり離したりできます。
・両肩を上げると、肩が耳までつく
・両手が耳につくように両手をあげて手を合わせると、掌は頭より30センチくらい上にある
・両手を身体の前にあわせて、呼吸とともに胸を突き出すと、掌に胸が当たる
サティシュジ先生の肺と肋骨はぐわーんと大きくなります。私の肋骨、1年前は呼吸してもビクとも動かずでした。今、少しは動きが感じられるようになりましたが、先はまだまだ長い…。
・脚を振り上げると、自分の身長よりも高く上がる
サティシュジ先生、いっけん、アスリートのような体形ではないですが、身体はほんとに柔軟です。自分の背丈よりも高いバーよりも高いところまで脚が軽々あがってました~。
手の指は、動かそうとすると、お隣の指も一緒に動く構造になっているのだとずっと思っていましたが、そうじゃなかった。全身もこんな風に、実は自由自在に動くものなんでしょうね。

私は首や肩が固いので、頭から掌まではせいぜい20センチ。
このガチガチの肩がいつかはふにゃふにゃになれるのか・・・?

サティシュジ先生、横隔膜が動いて腹部が動かない呼吸のデモ中。
胸部の上下運動の差が大きい。

肺活量チェック。…1日目、私は風船が膨らませられず、風船と格闘すること15分、結局、風船はビクともせず。
この写真は2日目。サティシュジ先生の個人指導中。
小学校の頃、給食が食べられなくて、跳び箱が飛べなくて、放課後、何度も居残りさせられてましたが、その時の自分のよう(笑)。

ようやく膨らんだと得意げになっております(笑)。肺活量を上げるために、1日30ケの風船を膨らませるという課題が出てましたが、あまりの私の悲惨な肺活量に、1日5ケの風船でいいよと格下げになりました(笑)。
私はこの2年間、ほとんどマスクをせずに過ごしていたのに、このありさま。…というより、肺機能が低いことを自覚していたので、マスクをして呼吸を浅くしたくなかった・・・ということもあります。でも、それは正解でしたね。
1つ1つゲームのように遊びながら、肺の機能をあげる2日間。行った「プラナヤマ」もyoutubeには全然出てこないようなものばかり。情報量満載のうえ、2日間書きとったノートは、あまりにも字が汚くて、そして、教えられたストレッチを描いたはずの自分の絵が解読不能(涙)。
「呼吸をする」という当たり前のことすら、私たちは身体の機能をちゃんと使わないまま行っていることが十分理解できました。太陽光線が地球に降り注いでいるように、プラーナも降り注いでいます。それを十分身体に取り込めるようになったら、どんな世界が広がってくるのか・・。
私にはまだまだ想像もできない世界ですが、ともかくも、毎日5ケの風船を膨らませて、いくつかのストレッチは続けてみますー。これまで使ってこなかった身体を目覚めさせるために、毎日やることがてんこ盛りですー。
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