昨日にひきつづき、今日もまたプラブヨガの話題です・・・。
プラブヨガのティーチャーズクラスに通うこと4週間。この3月末にRYT500を無事修了して、みごとにプラブヨガのインストラクター資格を得られたタク先生。お忙しいのに先日の「プラブヨガの解剖学」クラスにも参加されていました。
タク先生は、幼少期からヨガや密教などに興味を持ち、高校時代から瞑想を開始。ということは瞑想歴は50年ほど! 国内だけではなく世界の指導者から気功や人間を変容に導く技を学び続けてこられました。そのタク先生が「今はプラブヨガに夢中で、プラブヨガフリークですよ~」と言われています。
すでに学んできた蓄積量と深みが違うので、同じプラブジ先生の話を聞いても、私の脳みそではピンとこないことも多いというのに、タク先生は「なんとすごいことをさらりと話されるのだ。今の話は秘儀の宝庫じゃないか」と感動しきり。プラブジ先生がヨガの合間に話す、ほんのちょっとの話でも、バラバラだった知識と知恵の断片が1つに統合されていくそうですー。
さらにRYT500で教えてもらった、あるアーサナをしたところ、エネルギーが会陰からグワ~と頭頂に流れて到達するのを体感。「あの1つのアーサナだけで、RYT500に通い続けた甲斐と、支払った参加費の元は十分とれました!」と言われておりました(それ以降、毎朝、そのアーサナをした後に瞑想をしているそうです!)。
そして「アーサナの「型」がいかに大事かも実感しています。正しいポジションでアーサナをすると毎回、同じことが起きます!」と。
ただし、同じ師について学び、同じように行っているハズなのに、他の生徒さんは何も感じなかったそうなので「準備が出来た身体に起こる」ことではあるのだと思いますー。
さて、
土曜日の夕方には2時間の一般クラスがありました。ナディ(プラーナの通り路)をクレンジングしていくことにフォーカスしたクラスで、2時間かけて、身体のアチコチに存在するエネルギー的な詰まりを流していく動きをしていきました(私は、夕方から始まったガスによる背中痛でこのクラスはずっと見学してました)。
参加された方の中に、のりこさん(もともとヨガの先生をしている)の生徒さんがお二人参加されてました。クラス内で「弓」の形で準備運動を何度かやったあと、プラブジ先生が、そのお二人にだけ「もう1回、弓をやってみて」と指示をだされました。
指名された一人は実はヨガの先生とのことで、お二人とも美しい弓のアーサナをされていましたが、プラブジ先生が一言。「それはインスタ映えはするけれど、正しい弓とは言えない」。
プラブジ先生曰く「弓のアーサナをするときには少なくとも、膝頭が肩より高く上がらなければならない」。
鉄板の背中を持つ私には、とてもこの型は無理で「来世に繰り越し決定!」ではありますが、では、他の皆さんはどんな「弓のアーサナ」をされているんだろう?とネットで画像検索してみれば、なんと見事に皆さん、膝が肩より低い。
例として、WEB検索で見つけた3枚を貼り付けてみます(他の画像もどれも同じ感じで、この3人の方だけが低い、ということではありませんー)。
それでも、2枚目の画像は膝が高いし、いい部類かなぁとプラブジ先生に確認してもらったら、「2枚目の人は首と足の筋肉がロックされていない。ジャーランダラバンダ(喉のバンダ)やムーラバンダ(骨盤底筋あたりのバンダ)の2つともがされてない」との返事。
「バンダ」とは「締める」の意味で、アーサナ中のプラーナの流出を防いだり、身体内部でのプラーナの循環を起こすためにノドや骨盤を締めたり、必要な箇所を意識する必要があります。
このblogを書くために「弓のアーサナ」の画像と、やり方を解説しているヨガのページをいくつか読んでみましたが、ほとんどの画像は肩より膝が低かったです。しかも、バンダについて触れられてもいない。
プラブヨガの場合、背中を柔軟にする準備運動としては、この「弓」はクラス内で何度もやりますが、RYTのクラス内で最終的な「アーサナの完成形」を作るときには、まず、膝が肩より楽に高く上がる身体になった後で「やってもいいよ」ということになるかなぁと思います。まずは身体の準備ですねー。
では、我らがチナツちゃん(プラブジ先生の通訳として活躍中)の「弓のアーサナ」はどうかというと、こんな感じ。
今回、このblogを書くにあたって、プラブヨガが理想としている「弓のアーサナ」の見本として、テキスト写真の使用許可をいただきました。
プラブジ先生が実際に「弓」をされている写真はこちらです↓。
「膝が肩より高く上がっている」「呼吸をしている」「バンダがされている」「プラーナが満ちている」を意識して最初の3枚と比較してみれば、力強さが全然違います。
一種のエネルギーワークで、このセッションは一度に16~20名の人がマッサージベッドに横になり、目を瞑ったまま受けます。私は主催者として数えきれないほど、このセッションに立ちあっていますが、お互い知らない同士でベッドも離れ、何の会話をしていないのに、セッション中、複数の人が同時に同じようなヨガのようなポーズをとる、ということが時に起きます。
ソマティックのエネルギーに身体が反応した、というのは理解できても、自然にできたポーズが実はヨガのポーズだった、というのは本当に不思議です(ヨガをしたこともないのに)。
・・・ということは、伝統的なヨガの「型」というのは、単に「身体で動物や自然界の姿を真似た」だけではなく、もっと深淵な意味があり、宇宙の何かと共鳴共振しているのかもしれませんー。よく分かりませんがー。
いずれにせよ、どのアーサナにも押さえるべきポイントがあるようです。
私のように、ヨガ初心者が生意気にも書く話題ではありませんが、そのアーサナは身体に何を起こそうとしているのか、宇宙の何と共鳴しているのか、何を求められているのかを理解するのも必要かなぁと思います。