『植物のスピリット・メディスン』

もともとは、兄がセミナー中に紹介していた本。すぐに注文をして読了しましたが、今年読んだなかでも一番面白かった。ナチュラルスピリットさん、翻訳出版して下さり、ありがとうございます～と感謝、雨あられです！

この1ヶ月間だけで、この手の本が好きそうな人、何人に勧めたでことしょう。アメリカのケビンにも「面白かったよ～」とメールしました。

「植物のスピリット・メディスンとは、植物と関わるシャーマンの道のことだ。植物にスピリットがあり、そのスピリットが最も強力なメディスンであることを認識している。スピリットは心と魂の最も深い領域を癒すことができる」

シャーマンや長老と呼ばれる人たちとの交流や会話の部分など、どのページも興味深い内容でしたが、このblogではケイシー療法でよく登場するオオバコについて書かれていた部分をご紹介します。

230ページには、やはりケイシー療法で登場するビロウドモウズイカ（マレイン）と並んで書いてあり、個人的には「おおおー」と歓喜の声を上げたいほど嬉しゅうございましたー。

（33ページ）

私は初めて植物に関わる夢を見ていた。ここにはヘラオオバコが生育していて、私は肩から大きな翼が生えた若い女性を見ていた。何故か私は彼女がオオバコの精（スピリット）だということを知っていた。私が彼女に近づき自己紹介すると、彼女は私がここに来た理由を尋ねた。

「まず」と私は答えた。「あなたが私や私の友人たちを長年にわたって助けてくれたことに感謝したいと思います。あなたの葉が多くの傷を癒やしてくれました。今回は、より深い別の手助けを求めてあなたを訪ねてきました。私たちの心の苦しみや精神の汚染に比べれば、切り傷やすり傷なんて何でもありません。この種の苦しみを取り除くことも手伝って頂けますか？」

オオバコの精である女性は葉っぱからピョンと飛び降りると、私の近くに飛んで来た。ちょっとの間、彼女は私の顔の前を飛び回ってから、私の目をじっと見つめた。それから微笑んでこう言った。

「もちろん、お手伝いするわ。私の仲間たちもよ。そうすることがとても嬉しいの。実は、私たちは誰かがこうした助けを求めてくれることを、二百年間待ち続けていたの。求められなければ、私たちは何もできないの」

植物は求められなければ何もできない。でも求めれば私たち人間に全力で癒やしをもたらしてくれるそうですー。今度、オオバコを見つけたら、話しかけてしまいそう。

（231ページ）

エダウチオオバコは市販されている多くの線維性嚥下剤、サイリウム（または、サイリウム・シーズ）の元で主原料である。その他オオバコは民間の薬草療法家の間で、多くの用途に用いられてきた。化膿した傷に絞り汁をつけると、たいていの感染や炎症を24時間以内に治してしまうので、バーモントの農場時代から私のお気に入りだった。

すでに述べたように、オオバコは私が最初に夢に見た植物である。オオバコの精は片方の手に魔法の杖を、もう片方の手に眠り薬の小瓶を持った翼を生やした妖精のように私には見えた。オオバコの精は私に精神的、霊的な膿や便秘に相当するものに、彼女のメディスンを使うことが出来ると言った。

彼女は自分のことを穏やかだが強力に魂を浄化する者と呼び、古い汚れで精神が汚染されているところに、清らかさと輝きをもたらすことができると私に教えてくれた。

従って、彼女と最も強力に密接な関係にあるのは金属の要素で、特に結腸と強く結びついている。そういった問題が不眠症の原因になっている場合、彼女のメディスンがことさら必要になる。

オオバコが私たちの魂を浄化してくれるメディスンになるなんて！　ケイシー療法では乳がんの方にオオバコを使ったクリームを作ることを勧めていますが、乳がんの膿も霊的な膿や便秘と同じ波長なのかもしれませんー。

こういう本を読むと、すぐにオオバコ製品を買ってしまいそうですが（笑）、それよりは、自分で直接話しかけて、サポートをお願いして摘み、乾かしてお茶にするなり、クリームにしたほうが楽しそうー。

シャーマニズムに興味がある方、植物が好きな方にはたまらない1冊ですー。