RYT300の東京クラスが始まりました。東京の一軒家で6名ほどの生徒さんが切磋琢磨されています。
私が参加していた昨年秋のRYT300のクラスは、参加者3名のうち、1人が体がウルトラ硬い私、1人が体調に不安を抱えている・・・等などの事情もあり、基本的な体を造ることに重点がおかれてました。テキストに載っているアーサナも「これはまだ体の準備が出来ていない」とスキップされること多し。
数年がかりで~・・・とは言われていますが、その前に「加齢」という自然の法則が働いていますから、果たしてテキストのアーサナ、後、いくつクリアできるでしょうか? 私にはさっぱり分かりません~。
ということで、昨日、東京のRYT300に飛び入り参加させていただきました。
今回のRYT200,300の参加者さんは、ヨガ歴が長い、ヨガ講師をしている、東洋哲学の専門家、大学で科学を教えている、通訳をしている等々、知的レベルが高い&肉体も精神も成熟していた方が多いよう。平均年齢も高いけど、精神年齢も高い!
ヨガ中の話題も知的レベルが高そうです~。
プラブヨガの場合、集まってきた生徒の肉体、心や精神にあわせ、縦横無尽にクラス構成が変わるので、同じRYT300でも、私が受けた東京クラスと、私の前にあったクラスと、そして今回のクラスは全然違います。
なので、昨日やったモーションは、私も初めてのものばかり。しかも、私が参加するなら・・・と、私の苦手な背骨アプローチ系、海老反り系ばかりで、午前中だけで、私はすでに力尽きそうでした(笑)。
しかし、嬉しい成長が1つ。
下記では、上半身を持ち上げ、持ち上げたまま体を上下する、というのをやってます。
実は1年前の私は、これが全然できませんでした~。
床にうつ伏せになり、自力で上半身を持ち上げようとすると、ほとんど上がらない。私の背中は「鉄板が入っていますか?」というくらいで、今でもすごく硬いんですが、昨年は、この鉄板の背中がピクリとも動かない。そこで、まずは床に頬づえをつき、顎を支えていた手を離してみると、とたんに顎が床に激突。自分の筋肉で自分を支えることが全然出来ませんでしたー(トホホ)。
それが、多少なりとも、自力で上半身を持ち上げられるようになってました。昨日は、さらに足を押さえてもらっていたので、楽々~。嬉しい~。

こちらも(↓)、去年だったら、ほとんど上がらなかっただろうなという1つ。上がる角度は狭いけど、去年の自分の状態を知っているので、自分では「うふふ」でございます。海老反り系は苦手なので、ほとんど自主練をしてなかったのに、他の動きをやっているうちに、たぶん背中の筋肉が強化されていたんでしょうね。

ちなみに、通訳としてプラブヨガをずっとやり続けているチナツさんは、こんな感じ。私とチナツさんは体の構造が違うので、私がここまで出来るようになることはおそらくないですー。私の体で上がれるところまで上がれば十分。

プラブヨガのいいところは、一人ひとりの体の構造にあわせ、その人の体の最大地点に到達できれば良しとされること。見本や講師が行うアーサナと全く同じポーズになるようにと、無理に腕や足をひっぱったり、押されたり、あるいは補助器具を使ったり・・・はありませんー。その代わり、この体の構造なら「ここまでは行ける」「ここまでは出来る」という見極めを生徒同士でするよう指導をされます。
まだ、わたし達はプラブジ先生のように、動いている生徒の体に「プラーナがちゃんと流れているか」「上半身と下半身の神経経路がちゃんと繋がっているか」を即座に見極める目はありませんが、世の中のヨガのように、傍目からみて美しいアーサナをすることが到達点ではないのが嬉しいところ。
動くべきところが動き、負荷がかかるべきところに負荷がかかり、そして、ちゃんとプラーナが流れ、心と体のバランスが取れていれば、私のように少々かっこ悪く、ドタバタのヨガであろうと「パーフェクト!」とお声がかかりますー。
毎日欠かさずプラブヨガの自主練をしていたわけではなく、この1年の間も、腰痛があったり肩を痛めて1ヶ月半ほど休んだりと、何もせずにいた期間も長かったのに、手荒に扱うとすぐに傷む「イチゴ」だった私の筋肉は「キュウリ」に昇格をしておりました(笑)。 多少なりとも全身の筋肉が強くなってきているそうです。
何もしなければ、加齢道一直線の年齢ですから、ギリギリセーフで筋肉の脆弱さにブレーキが踏めて良かった。