若きミディアム(霊媒師)のタイラーさんが、アメリカ各地の依頼者のもとを訪ねて、亡き人とのコンタクトをする、という番組です。タイラーさんは20代と若いうえに、気さくで性格も爽やか。マコーレー・カルキンさんそっくりという容姿もあいまって(笑)、人気が出ないはずがない。
来週、ケビンの超能力開発系の講座が始まることもあり、その前哨戦としてもこの番組はお勧めですー。

さて、
タイラーさんの番組で興味深かったことが3つ。
まず、彼は、霊とコンタクトをする際のツールとして、スケッチブックにボールペンでひたすら落書きをしています。落書きをすることで集中を高めているのか、変性意識状態に入りやすいのか、それとも、霊と繋がるプラットホームのようになっているのか。ともかくも、亡き人とのコンタクトには必ずスケッチブックとボールペン持参でした。日常生活のなかでも、例えば、朝、目覚めたときや車の中で亡き人たちからのコンタクトがあるようですが、意識的に繋がるときにはスケッチブックに落書きを書き始める必要があるようです。
2つめは、亡くなった人の状況は病死や交通事故死と同じくらいに殺人や変死が多い。これはアメリカが抱える現実なのでしょうね。普通の市民が銃によって命を落とす、というのは日本ではほとんどありませんから。
3つめは、タイラーさんが、サイコマンテウムを自宅に作ったこと。
サイコマンテウムは、死者とコンタクトをするための真っ暗な小部屋で、部屋の中には姿見があり、その鏡をじっと見ていると、そこに亡き人が映し出されてくる、と言われています。タイラーさんはサイコマンテウムを必要としてないはずですが、そこに入ることで何か普段とは違った意識状態になりやすいのでしょうか。サイコマンテウムは、臨死体験研究の第一人者、レイモンド・ムーディー博士が作られていたことでも有名です。
実は、私は15年以上前に、このサイコマンテウムに入ったことがあります。アメリカにトランスパーソナル心理学を学びに行っていた友人を訪ねて、彼の学校に作られていた小屋に入らせてもらいました。ただ、ムーディ博士が作られたものと違い、その学校にあったのは、そばを人が通ったり、教室で話す生徒の話し声がしたりと、環境としては中途半端でした。それでも亡き人と会える人もいたのかもしれませんが、私は無理でした。
特別な小部屋を作らなくても、真っ暗にした部屋で鏡をじっとみていると、何か不可思議なものが映り込んでくるかもしれません~。私は怖がりなので、やりませんが。
クリスチャン、ユダヤ教徒が圧倒的なアメリカで、このようなミディアムシップの番組が大手を振って放映されているのは興味深いです。自分の家族や愛する人が突然死したり殺されたり、ということがあると、宗教や信条がどうあれ、亡き家族と会いたいと思うのは、至極当然のことだと思います。
Netflixに登録していないと視聴できませんが、登録している方は是非。単に霊とコンタクトをするだけではなく、タイラーさんの家族の秘密を追う話も半分を締めています。有名人であれば隠したいであろう自身の家族の話や恋人とのやりとりなどを番組にしてしまう、というのもNetflixならでは。
タイラー・ヘンリーのハリウッドでの活躍ぶりが書かれた記事は
こちら
余談ですが、私は、以前、アメリカのバージニア・ビーチまでロバート・ブラウンというミディアムのワークショップに参加しに行ったことがあります。101人の参加者のうち、99人が白人、しかも巨体というワークショップでした(笑)。
そのワークショップ参加については、メルマガとblogに書き残しています。興味があれば、こちらの記事をどうぞ。
メルマガに日記も貼り付けています。