昨日はルーシャ・ジェイコブさんのグループセッションでした。
グループセッションでは、3名のクライアントさんがルーシャさんのセッションを受けられる様子を、私たちは「観察者」という立場で同席します。他では体験できないユニークな時間です。
ルーシャさんによると、観察者が多ければ多いほどセッションがパワフルとなり、観察者がクライアントと同じような問題を抱えている場合、クライアントと同じ変容や解放が観察者にも起こってきます(ルーシャさんのインタビューは
こちら)。
昨日のグループセッション。
お一人めは、一緒に暮らしている10歳の猫のセッションでした。特に猫の体調が悪いということではなく、今の生活に満足しているか、それを確認したい・・・とのこと。このセッションのやりとりがとても印象的だったので、クライアントさんにシェアの許可をいただきましたので、少し書かせていただきます。
まず、ルーシャさんが猫ちゃんから聞いた最初のメッセージが「僕は長生きすると思うよ」ということ。
唐突なメッセージの内容だったから「え?」って思っていたら、クライアントさん、ほぼ毎日、猫ちゃんの「長生きしてね。元気でいるんだよ。仲良く暮らして行こうね」と話しかけているとのこと。このクライアントさんの語りかけの返事が最初に猫ちゃんからルーシャさんに届けられたんですねー。
次に、ルーシャさん、クライアントさんやご家族の既往歴や過去5年以内に手術の有無を細かく質問。普段、こんなにしつこく、家族全員の病歴を聞かれることはないので(どなたも手術歴、既往歴なし)、これも「あれ?」って思っていたら、ルーシャさんが言われるには、「この猫ちゃん、2年前にご主人の病気を引き受け、ご主人を助けたことがありますね」と。
すると、クライアントさんが、すぐに「あ~!」って!
なんでも、数年前、猫ちゃんの首のくぼみのところにしこりが出来始め、2年前にそのしこりがグジュグジュになってしまったそうです。ご主人が「僕が治すよ」と猫の首にストロイド剤を塗布していたら、じきに治ったのですが、その猫ちゃん、いつもはクライアントさんのお布団に入って一緒に寝ているのに、2年前のその時期だけ、ずっとご主人の布団に入って一緒に寝ていたそうなのです。首のしこりが治ると、猫ちゃん、またクライアントさんの布団に戻って寝るように。
クライアントさんは、てっきり、ご主人がステロイド剤を塗って手当をしているから猫が寝る場所を変えたんだ、と思っていたそうなのですが、それは猫の無償の愛の行動。ご主人が猫を癒やしていたのではなく、猫のほうがご主人の病気を引き受けていたんですねぇ。
ペットは飼い主さんの病気を引き受けたり、同時期に同じ症状を発症したりするとよく聞きます。こうなってくると、「病気って何なのか?」って不思議な気持ちになります。 動物たちが自らの体で「引き受ける」ことで、その病気を飼い主が発症しないようにできるんですから・・・。
ルーシャさんのセッションでは、セッション中、ルーシャさんが飼っている犬や猫が乱入してくることがあります。
登場回数が一番多いのは、横浜から連れて帰った猫の一番くん。下半身麻痺だったのをルーシャさんたちがセッションで癒やし、カナダまで連れ帰った猫で、日本生まれということもあり、日本人のセッションの時には、日本語を聞きたくて、よく登場してきます。
昨日登場したのは珍しくワンちゃんでした。何かに聞き耳を立てていたのか、何かを見ていたのか、じっと1点を見つめていたのが印象的でした。

お一人目のクライアントさんの猫ちゃんも、昨日はずっとクライアントさんのそばでグルーミングをしたり寝そべったり・・・。普段は、朝起きたら寝室から出ていってしまい、クライアントさんの横に来ることは無いそうで、昨日に限って寝室から出ず、ずっとクライアントさんの横でくつろいでいる様子に「普段、こんなことはないんです~」と。
これまた猫の不思議です。自分が話題に上っているってことが分かったのでしょうか。
スピ系の個人セッション通訳歴が長い通訳のYUMIさん。
ルーシャさんの通訳も時々担当していただいているんですが、ルーシャさんのセッションは「毎回内容が違い、何が飛び出すか分からない面白さがある」と言われています(ということは、講師によっては、同じようなセッションを続けているってことでもありますね(笑))。医学用語もボディトークの専門用語もばんばん飛び出す、通訳としてはハードルの高い内容なのに、毎回通訳をするのが楽しみだと。

私はセッション中は隣の部屋で仕事をして、セッションが終わる頃にパソコンの前に戻っているんですが、先週は、座ったとたんに頭がグワングワンとまわってめまいを感じた時が2度ありました。きっと深いセッションとなり、その余韻がパソコンあたりに残っていたんでしょうねぇ。他にも急に腰痛になったり、パソコンのマザーボードが壊れたりと、いろいろあります(笑)。
クライアントさんによってはスマホの小さな画面でされているのに、それでも十分セッションができるというのは、何度立ち会っても不思議です。
次回のグループセッションのスケジュールは未定です。たぶん年内に1回あると思いますー。
私たちは、単に細胞が集まって出来た肉体だけの存在ではない、というのが実感できるルーシャさんのセッション。タイミングがあえば、次回は是非ご一緒に。