今朝、ふと気になって1年前のブログを読み返したら、ちょうど1年前の今日が福来に口腔内腫瘍(扁平上皮癌)が見つかった日でした。
当日の朝も普通にごはんを食べていたので、私には青天のへきれきの診断。
見つかった時にはすでに、福来を診察したどの先生からも回復は難しい。あとはどれだけ生きられるか、どれだけ痛みなく過ごしてもらえるか…という状態でしたが、私の人間関係を駆使して、あらゆる代替療法に取り組み、口腔内腫瘍(扁平上皮癌)は完治。口の中がすでに溶けている状態だったのがふさがって、獣医さんにミラクルキャットと呼ばれるまでになりました。
が、ご存じのとおり、癌からは復活したのに腎臓機能が弱り、11月に入ってあっけなくあちらの世界へ。
最期の10日間、福来は失禁やおねしょをするようになり、私は毎朝歩いて10分のところにあるコインランドリーまでベッドパッドをかついで洗いに行くというのが日課になっていました。福来には毎朝、呪文のように「おねしょをしてもいいから頑張って生きようね…」と言い続けていましたが、身体はもう正常に機能できなくなっていたんですねぇ。
アマゾンに注文をしていた「防水シーツ」と「動物用のおむつ」が届いた日の夜に福来が逝ってしまったので、一度もおむつを使うことはありませんでしたが、おむつになっても、やっぱりもうちょっと生きていて欲しかったなぁ。
犬にしても猫にしても、その命の最後まで面倒をみて看取るのが飼い主の役目。3年後でも5年後でも、いつかはその日はやってくるわけで、自宅にいる時間の多かった去年にずっと一緒にいられたという意味では、私もその役目がまっとうできてよかったのかもしれません・・・。
結局、福来は逝ってしまいましたが、口腔内腫瘍(扁平上皮癌)でも治る可能性はあるので、もし、何か他に手立てはないか…と探している方は参考にしてください。
福来は花瓶や鉢植えの花や植物を部屋におくと、それがどんな高い棚の上でも飛び乗って花を全部花瓶から引っこ抜いてしまうので、福来が生きている間は、家に花を飾ることがほとんど出来ませんでしたが、福来がいなくなってからは、花を家のあちこちに置けるようになったのが一番の変化でしょうか。
今もやっぱり、あの柔らかかった毛の手触りや、トンという音をたててベッドを降りる音が懐かしい。
今日は1日福来のことを思い出す1日になりそうです。