穢れと浄め

聖書通読、まだまだ民数記。

旧約聖書を読んでいると、「浄め」のやり方が事細かく、それも何度も書かれていることに驚いています。

犯した罪は動物に移し、その動物を主に捧げて焼くことでその罪の解かれるという記述も延々と続きます。


死体に対する記述もあります。

どのような人の死体であれ、それに触れた者は7日の間、汚れる。その者は、3日目と7日目に汚れを清める水で自らを清めなければならない。そうすれば彼は清くなる。もし3日目と7日目に自らを清めないなら、清くならない。

人の死体に触れて、自らを清めない者は誰でも、主の住居を汚す者である。その者はイスラエルから断たれる。汚れを清める水が振りかけられていないので、まだ汚れたままである。彼の汚れはまだ彼の上にある。

(中略)

汚れを清める水を振りかけた者は、自分の衣服を洗わなければならない。また汚れを清める水に触れた者は夕方まで汚れる。汚れた人が触れたものは全て汚れる。またその者に触れた人も夕方まで汚れる。


この記述を読んで思い出したのは、宮中賢所に長年勤められていた女性のインタビュー本。この本は読んだあと、人に差し上げてしまったので手元にありませんが、確か、賢所に勤めていた方は、親族や知人が亡くなったという連絡を電話で受けたときに着ていた衣類は「不浄の衣服」となるので、すぐに脱いで浄めなければならない、というようなことが書かれてあったと思います。

また、宮中の外(つまり一般社会)に出かけたら、すぐには宮中に戻れず、いったん「中間地点」のような場所で一晩過ごし、身を清めてから初めて自分の住まいに戻れる・・・。 宮中に穢れを持ち込まないための様々な規定がそこには書かれていました。


ブログに書き起こしていた部分を一部引用すると・・・

「次(つぎ)」と「清(きよ)」
賢所の生活におきまして、もっとも重要かつ基本的なのは「次清(つぎきよ)」についてのしきたりでございます。
賢所は最高に尊く、最高に清い神様でおいであそばします。お護り申し上げますために、内掌典(ないしょうてん)は常に身を清め、衣服を清くして居住まいを正し、手を清くして御用を申し上げます。

清浄でないことを賢所では「次」と申します。身体の下半身に手が触れました時や、足袋など履き物を扱います時、財布(お金)に触れました時、外から受け取る郵便物や書類、宅配便などを受け取ました時など、このような場合は手が「次」になります。「次」になりました時は、必ず手を清まし(洗い)て清めます。

これに対して清浄なことを「清」とし、清いものと清くないものを「次」、「清」と区別して、重ねて「次清」と申します。どんなに細かなことでも厳格に自分で区別することが、最も基本の大切な心構えでございます。

着物を着替える時など、気をつけていても、ついつい「次のもの(腰巻)」などを触ってしまいます。「次」を触った手で他のものに触れてしまうと、清と次が混同してしまいますので、触ったら間をおかず、すぐに手を清まします。



穢れと浄め_c0125114_20593836.jpg

他の宗教がどうか分かりませんが、ユダヤの浄めに対する厳格さと神道の浄めの厳格さはよく似ていると感じたのですが、どうなんでしょう。

賢所で57年間過ごされた女性のインタビューはこちら

by hiroshimapop | 2021-07-13 21:02 | 聖書通読 | Comments(0)

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