穢れと浄め
2021年 07月 13日
どのような人の死体であれ、それに触れた者は7日の間、汚れる。その者は、3日目と7日目に汚れを清める水で自らを清めなければならない。そうすれば彼は清くなる。もし3日目と7日目に自らを清めないなら、清くならない。人の死体に触れて、自らを清めない者は誰でも、主の住居を汚す者である。その者はイスラエルから断たれる。汚れを清める水が振りかけられていないので、まだ汚れたままである。彼の汚れはまだ彼の上にある。(中略)汚れを清める水を振りかけた者は、自分の衣服を洗わなければならない。また汚れを清める水に触れた者は夕方まで汚れる。汚れた人が触れたものは全て汚れる。またその者に触れた人も夕方まで汚れる。
「次(つぎ)」と「清(きよ)」
賢所の生活におきまして、もっとも重要かつ基本的なのは「次清(つぎきよ)」についてのしきたりでございます。
賢所は最高に尊く、最高に清い神様でおいであそばします。お護り申し上げますために、内掌典(ないしょうてん)は常に身を清め、衣服を清くして居住まいを正し、手を清くして御用を申し上げます。
清浄でないことを賢所では「次」と申します。身体の下半身に手が触れました時や、足袋など履き物を扱います時、財布(お金)に触れました時、外から受け取る郵便物や書類、宅配便などを受け取ました時など、このような場合は手が「次」になります。「次」になりました時は、必ず手を清まし(洗い)て清めます。
これに対して清浄なことを「清」とし、清いものと清くないものを「次」、「清」と区別して、重ねて「次清」と申します。どんなに細かなことでも厳格に自分で区別することが、最も基本の大切な心構えでございます。
着物を着替える時など、気をつけていても、ついつい「次のもの(腰巻)」などを触ってしまいます。「次」を触った手で他のものに触れてしまうと、清と次が混同してしまいますので、触ったら間をおかず、すぐに手を清まします。
