アメリカのARE/エドガー・ケイシー財団は今年で設立90周年。ケイシーセンターは28年。テンプルは25周年。
いわゆる一般的な会社や法人と違い、私たちが扱っているのは、世間では怪しいとか、宗教じゃないかと警戒されるようなもの(笑)。テンプルは主に健康法をご紹介している会社ですが、情報ソースは宇宙意識、超意識、潜在意識、アカシックレコード等々、目には見えない世界…。さらにその情報は、サイキックとカテゴライズされる一人の男性、エドガー・ケイシーからもたらされたわけですから、そんな、フツーの人に紹介するにはちょっと躊躇するような会社(笑)が、健康関連の会社や通販会社があまたある中で、ひっそりと、でも着実に、25年も続いたのは奇跡です!
25年前には想像もしていなかった世界にいつのまにかいたことに、昨日の朝、あらためて気がつきました。

かつてのケイシー病院。今はAREのオフィスやカフェ、マッサージスクールがあります

昨日、一昨日と、オンライン配信時、私は25年前、テンプルを始めた頃のことを少しお話しました。25年前は、身体をオイルでマッサージするなんて、世の中の人は誰も知らない、やらない、想像外の健康法。ひまし油湿布もケイシーを知っているごくごく少数の人が試したことがある程度の健康法で、ケイシー本も2~3冊しか出ていなかったから、ケイシー療法を知っている人を探すのは、夜空でUFOを見つけるのと同じくらいに難しかった(笑)。
なので、1日中、ご注文の電話もFAXも鳴らず、1つも発送する荷物もなく、「もしかして電話、壊れてる?」と受話器を持ち上げたこと、数知れず(笑)。
それなのに、すぐにアメリカから海外講師を招聘してセミナーまで開催していたわけですから、私はかなりの冒険野郎、というか無謀だったかも(笑)。そのころの冒険に比べたら、今は安定志向すぎる(笑)。
そのうち、アーユルヴェーダが大手のエステ会社のメニューとして取り入れられたことから、身体をオイルでマッサージすることが人々の間で知られるようになり、さらにアロマテラピーやハーブ療法が日本に入ってきて、それとともに、ケイシー療法も少しずつ浸透していき、フツーの人との会話でも、オイルマッサージについて説明しなくても通じるようになって行きました。
イタリアンが流行って、エキストラバージンのオリーブオイルも普通のスーパーで入手できるようになり始めたのもこの頃。それまでは、青山の紀伊国屋や広尾のナショナルスーパーまで買いに行かないと、品質の良いエキストラバージンオリーブオイルは入手できなかったのですよ。
そして、あらためて思うのは、エドガー・ケイシーがケイシー没後、アメリカ国内で広く知られるようになったのは、長男のヒュー・リン・ケイシーさんが熱心に全国で普及活動をされたおかげ。
グラディス・マクギャレイ医学博士は、ヒュー・リンさんと会うたびに「ケイシー療法を学んで下さい、臨床に取り入れて下さい」とシツコク誘われたそうで、そのおかげで、マクギャレイ医学博士もとうとう折れて(笑)、ケイシー療法を学び、心と身体と魂のその全てから人を診察し、ひまし油湿布を患者に勧めるなど、臨床に生かされるようになったわけですから、熱意が通じたわけです。
そして、それをきっかけにグラディス先生たちは医師仲間と全米ホリスティック医学協会を設立し・・・。
それもこれも、全てはヒュー・リンさんの熱意からスタートしています。
日本では、たま出版の瓜谷社長がケイシーの本を何冊も出版して下さり、また、兄がケイシーの本の中でも重要な「転生の秘密」「神の探求」など、何冊ものケイシー本を翻訳し、さらにケイシーを学んでいた仲間とケイシーセンターを設立するなど、中心となる場所が出来たことが大きな発展のきっかけとなりました。
たった一人でも、誰かが熱意を持って動かなければ、ケイシーの情報はそのままファイルの中に納められたまま、知る人ぞ知る、といった情報で終わっていたかもしれませんー。
先人たちの熱意と忍耐ある継続のおかげで、テンプルビューティフルも存在出来ているわけですねぇ。
ここのところ、25年前はどうだったかしら?と、何度か過去を振り返っていますが、25年間の間にケイシーを知る人が爆発的に増え、遠慮なく(怪しまれることなく)話せる環境が出来、世界はずいぶん変わっていることを実感しています。
そして、健康と共に霊的なエリアにもフォーカスは移っていますから、テンプルもこれから、次なる次元に移行する時なのかもしれませんー。